【冬アニメ感想】『約束のネバーランド』(2期)第2話 | 雪花の風、月日の独奏

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相変わらず話が重い。

 

鬼に食べさせるために農園で育てられた子供たち。

そんな不条理なルールから逃れるため、偽りの楽園から逃げ出したものの、

自分たちも他の命を奪って生きていることには変わりない。

いち早くその事実を察したエマは、誰よりも先んじて獣を狩ることを覚え、

「食べる」ことの尊さを知る。

 

 

 

赤く染まる花は命を奪った「罪の証」であり、

命をいただくことに対する「感謝のしるし」。

 

一線を越え、自らの手で命を終わらせることを覚えた時のエマの表情といったら。

エマ役のすみれちゃんの訥々とした演技が素晴らしい。

淡々とした口調の中に揺るぎない決心と狂気が感じられ、背筋が凍ってしまった。

 

 

 

一方、Bパートが重い分、Aパートでギルダがエマに詰め寄るくだりは、

いつも以上にコミカルさが際立ってたなあ。

なぜに関西弁なんですか、ギルダさん(笑)

とばっちりで、死にたがりの烙印を押されるレイにも笑った。

「あれは10:0で死んでたな」って子供たちの援護に回るソンジュは意外とおちゃめ。

 

 

鬼であるムジカとソンジュから外の世界で生き残る術を習い、

命あるものを仕留めることを覚えたエマ一行。

このまま順調に人間だけの世界に行けるのか、はたまた追手に足止めを喰らわされるのか。