【アニメ感想】『いわかける!-Climbing Girls-』第11話&最終回 | 雪花の風、月日の独奏

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主にギャルゲ、時々百合。

 

終わっちゃった…。

 

あああああ、面白かった!でももったいない!!

このみんの停滞期脱出。

準ちゃんの完全復活。

怪我をおして練習に励む幸与部長と、普段の彼女からは考えられない熱い言葉。

そんな部長の気持ちに寄りそいつつも彼女の体を第一に考えて

泣き叫ぶ野々先輩(富田美憂さんの全力の泣き演技が素晴らしかった)。

そして、打倒「くるくるすー!」の花宮クライミング部。

 

どれもこれも心を引き付ける展開なのに、尺が…タメが…余韻が…。

関東大会であれだけ強い印象を残した猛者たちが

「くるくるすー!」の前では形無しなのも悔しい。

特に、岩峰さんなんてどうみてもラスボスの風格なのに、

全国大会では2カット程度で出番が終わってしまった…。

スポーツものって、1クールには向かないんだよなあ。

スポーツとの出会い、戸惑いと喜び、ライバルとの邂逅、切磋琢磨、挫折、復帰って

12~13話で描き切れる要素じゃないもの。

ほんともったいないよー!

 

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スポ根は、良いもの!

 

 

心の底からそう思わせてくれる作品でした。

引きこもりのパズルゲーマーがクライミングの天才という設定は無理があるかなと思いつつ、

スポーツクライミングというサブカル界では真新しいテーマに惹きつけられるものがあり、

王道の艱難辛苦を描いた話運びには毎週ワクワクさせられた。

 

あとね…。

 

女子の友情が熱かった。

 

準この…さよのの…良かった。

特にさよののはね…もう相思相愛のカップルにしか見えなくて、

関東大会で野々先輩に不安な顔をさせまいと強気な態度に出る幸与先輩の姿がまぶしくてもう…。

おかしいなあ、我輩には百合属性はないはずなのに。

 

ビジュアル面については、作画の波は激しかったけど、

女子の筋肉描写に手を抜かないこだわりにはキラリと光るものがありましたよ。

EDが時折お当番回のキャラクターのソロ曲になるという趣向も面白かった。

 

惜しくらむは、尺が…尺が…。

そんな尺以外は非常に楽しめていた今期ダークホース『いわかける』。

手に汗握る展開をありがとう!!

 

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評価 (★:1点、5点満点)

 

 シナリオ     ★★★★☆

 キャラクター   ★★★★☆

 演出・テンポ  ★★★☆☆

 作画・美術   ★★★☆☆

 音楽       ★★★☆☆

 総合       ★★★☆☆

 

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