日本語レッスン終了 | 雪花の風、月日の独奏

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主にギャルゲ、時々百合。

我輩、時おり日本語を教えているのですが、

とある学生さんとの日本語レッスンが終了しました。

1対1の対面レッスンで約三ヶ月半。

残念ながら学生さんの意欲を上げることができず、今月をもって終了。

 

三ヶ月しか続かなかったなあ。

いや、一般的な語学学校の1タームが三ヶ月であることを考えると、

1タームはもったというべきか。

それに、欧米系の学生さんだったのでコミュニケーションが大変だった。

向こうは英語で話せば通じるだろうと思っている上に、読解がめちゃめちゃ苦手だったので、

しゃべるのが得手の先方と書くのが得手の私では、意思疎通が成り立たなかった。

ホント、よくやったぜ。ふぅ。

 

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レッスン終了の原因は、需要と供給のギャップかな。

学生さんがコロナ流行のせいで日本への留学を諦めてしまい、

日本語学習へのモチベーションを保持できなかったのと

自分の熱量が多すぎるのが継続に至らなかった主な敗因。

向こうはただ日本語でおしゃべりがしたかっただけ。

どうも学生と私を比較すると、私の方が授業に対する熱意が溢れすぎていて、

この勢いに学生はついて来れないみたい。

どこかで線引き…というかただのレッスンと割り切る心をもたなければ。

 

でも、これまでの話だと、その学生さん、日本語使用の機会は全くないご様子で。

仕事で使用する必要もなく、日本の友達との会話も英語で行っていたとか。

ニュースにも興味なし。ディスカッションにも興味なし。

自分の母国の話題にも乗ってこない。

おまけに、台湾の人と違って日本にもそんなに興味があったわけでもなく、

日本の名所にも日本の文化にもあまり興味を示さなかった。

これは辛かった。

台湾の人だとカルタやすごろく出しただけで目がキラキラするのに(´ε`;)

 

 

その人は、日本語能力維持のために対面での定期的な会話を強く主張してたけど、

私が思うにその人に必要なのは「日本語を使用する必要性」だと思う。

言葉って「コミュニケーションのための基本的なツール」でしかないんだよね。

会社に行くための交通手段だとか、料理を作るための調理器具のような一種の「道具」。

だから、「日本語を使用する必要性」もないのに、漠然と言葉を学んでも言葉は身につかない。

これは我輩が保証する。断言する。

 

故あって週1で外国語を十年学んだけど、未だに会話がしどろもどろの我輩が保証する。

 

 

言語能力は使う必要がないと伸びない。

 

興味だけじゃ語学は学べない。

 

 

|ω・`)じーっ ...

 

 

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いろんな学生さんがやってきては「日本語を勉強したい」と言って我輩の元にやってきては、

あっという間に去っていった。

「学生とは2年も3年も一緒にいられないもの」と言っていた恩師の言葉を思いだいます。

 

 

とりあえず三ヶ月お疲れ様、ワタシ!!