【アニメ感想】『禍つヴァールハイト-ZUERST』第4話 | 雪花の風、月日の独奏

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今日、とても変な夢を見ました。

 

とてつもなく変な夢。

 

『禍つヴァールハイト-ZUERST』の主人公、イヌマエルが

 

 

実はヅラだった

 

 

という設定の夢。

 

 

……………………………疲れてるんだろうな、我輩。

 

 

 

そんなスタッフ一同とと主演の阿部さんに申し訳なくなるような夢はさておき、

どんどん面白くなってくるな、本作。

ファンタジーで魔法も存在している世界観だけど、

まるで現実世界での政治情勢を目の当たりにしているかのよう。

異世界転生というお気楽コンテンツが隆盛している中で、

敢えてこの渋いストーリー構成に挑んでいるスタッフには、エールを送りたい。

4話は作画も良かった。これまでで一番美麗。

 

上官に命じられてイヌマエルの妹・シセルを参考人として捕らえに来たレオだけど、

イヌマエルの経歴と妹から聞かされる彼の人となりに相対して、

「イヌマエルは本当に密輸組織の人間なのか」とますます疑問を深めることに。

兄貴分を殺した憎い敵だけど、憎悪の感情だけで動かないのが純朴なレオらしい。

そんなレオがイヌマエルを窮地に追いやったきっかけが自分の善意だと知ったら、一体どんなことになるのやら。

 

一方、密輸組織の一員にして、マイヒロイン・エルフリーデ嬢は、

組織の資金流出先と思しき謎の研究機関に潜入。

ファンタジー世界なのに、政府機関の裏帳簿っちゅーリアリティ溢れるアイテムが出てくるのが本作のポイントだよな。

研究機関には、3話のモンスターを彷彿とさせるような「魔物」が培養ボッドに納められており、研究レポートによると、ライカ病なる未知の病気を治療するために、この研究所で「魔物」を生み出している、とな。

しかも、研究所の責任者が勝生さんボイスの「民衆の代弁者」と言われる政府議員で、密輸組織の資金が彼女の研究所に流れてる…。

何だか一気にきな臭くなってきたぞーって、マイヒロインが捕まった!!

エルフリーデ嬢、この危機を乗り越えられるのか!?

 

 

4話の最大のポイントは、ヘルマン隊長の知られざる過去。

彼がどうして静かでいて容赦のない苛烈な性格になるに至ったのかが描写されている。

出自のせいで不当に扱われ、罪をきせられて暴力を加えられた。

母は虐げられた挙句に殺され、凍り付くような冬の日に捨てられた。

心を病むには十分すぎる過去。

でも、この人、イヌマエルが「白」だと知ったうえで、わざと犯罪者に仕立て上げようとしてる?

人が無実の罪で陥れられる様が見たいって、やっぱこの人ヤベーーーー!!