「日本語歌詞つきの音楽に狭く浅く接しているブログ主が、心に留まった歌詞を紹介し、思わぬ魅力やそこに秘められた意味を浮き彫りにしたい」シリーズの2回目です。

( 著作権については、こちらに基いています )
 

今回は、キリンジの「Drifter」という曲です。

 

リリース時期:2001年

初めて聴いた時期:2013年

 

 

 

 

うまくいかない現実の中で苦悩している主人公ですが、だんだんと前向きに生きようとしてるのが好きです。


好きなフレーズ
「みんな愛の歌に背つかれて 与えるより多く奪ってしまうのだ」
思い出すのはドリカムや槇原敬之などの恋愛ソングが流行っていた1990年代。
恋人がいないことがとても恥ずかしく思わされたものでした。
無理して恋愛しようとして誰かを傷つけてしまったり、自分も傷ついたり・・・。


最後は
「欲望が渦を巻く海原さえ ムーン・リヴァーを渡るようなステップで 踏み越えて行こう あなたと 」
でエンディングに向かいます。
ムーン・リヴァーは間違いなく同名の洋曲(および 曲中に登場する架空の川)を指していると思います。映画「ティファニーで朝食を」の主題歌で、 I'm crossing you in style someday と歌われています。
それになぞらえてオシャレな生き方・格好いい生き方を目指しているのですが、その引用自体がオシャレだなと・・・。なんかうまく説明できませんが、いい歌詞だと思います。


最初は、イケてない主人公を歌っているような印象を与えられるのですが、よくよく聴いてみると、はじめからイケてる主人公なんじゃないのかな?

 

みんな自分のよさに気がついていないだけ、もっと自信を持ってもいいんじゃない? って考えるのは飛躍しすぎでしょうかね。



 

 

キリンジでは他に「エイリアンズ」という曲もオススメ。最近LINEモバイルのCMで起用されていました。