ブログには書けないことのほうが多い。たとえば恋愛沙汰とか。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

コマンタレヴ?(お元気ですか?)


リアルタイムでは、ちょっと前まで

ブラジルのアルトパライソというところに滞在してました。

(いまはサンパウロに戻ってきたところです)


ブラジル人の友だちから

「そこにオレのいとこ住んでるわ」と言われ

紹介された犬顔の若い男性(いとこ)の家に居候していたんですが…



その彼が

まさかの

全裸主義者。



もちろん外出するときは

彼も布の服を装備していますが

家のなかをは全裸無双でした。


類は友を呼ぶんでしょうか。

(くわしくはギリシャ編をご参照くだされ)





はい。



煩悩と妄想が舞い上がるのを漬物石でおさえつけて

ベルギーにいたときの話をしましょう。



2013年11月9日。



ベルギーで起きた、とある出来事を

実はまだ1ミリも書いていませんでした。



旅ブログをやっていて常々思うのは

「書けないことのほうが多いよなー」ということ。



旅行してると、いろんなことがあります。


ごはんがおいしかった、とか

人にやさしくしてもらった、とか

ちょっとくやしいことがあった、とか。


書こうと思えば、書くことはいくらでもあります。



んでも、ぜんぶ書くのは分量的にもムリがあるので

お伝えせずにそのまま流れていってる出来事もいっぱいあるわけで。



このことをブログに書くかどうか、悩みました。



感情をうまいこと「説明する」のは

むずかしいもんだなーと思っているので。




その話題とは、

あれです。




色恋沙汰です。




これまでにも

ネパールの青年実業家から「おいしい地鶏を食べにいこう」と誘われ

軽いきもちでデートにいったところ、

タクシーで片道2時間かかる山奥のレストランに連れていかれたり、とか。

(そこの地鶏はめっちゃおいしかったです)


ギリシャの男前さんと、ふたりでハンモックにゆられながら

流れ星を数えていたら告白されたり、とか。



書いていませんでしたが、この8ヶ月のあいだ

恋人ができるチャンスだったり

端的にいえばセクロスができるチャンスはそれなりにありました。



結果からいうと

見送り三振のまま今日に至るわけですが。





話を戻して。


わたしがベルギーに来たのは、

3年前モロッコのパーティで出会った友人・ヨネスの誘いがあったから。



ベルギー初日、

ブリュッセルのジャグリング大会に出場しているヨネスを訪ねました。


3年間会っていなくても、

ふしぎと彼のことはすぐに見つけることができました。



アツい抱擁で「よく来たね」と迎えてくれたヨネス。


移動でつかれていたわたしを練習場の端っこで寝かしつけたり、

夜のサーカス上演の前にはやさしく膝まくらをして起こしたり

帰りの車のなかでは、ちょっと恥ずかしそうにしながら

手をつないできては、にこにこ笑ったりしていました。


ちょっと特殊なシェアハウス「Biéreau」で

いっしょに暮らすようになってからも

数時間ぶりに会ったときには

ぎゅうぎゅうハグをしてくれます。


ブリュッセルに遊びに行った帰り道も

友人ロロが運転する車の後部座席で

ヨネスはわたしに寄りかかったまま

すやすや寝息をたてていました。



ヨネスは大型犬、というよりは

むしろ熊さんのような人でした。


テディベアを擬人化したら

きっとヨネスに似てるだろうな、という感じです。



「そうかー、ヨネスはかわいいな」で済めばいいのですが

そうは問屋が卸さないわけで

(問屋さん、お願いしますよ…)



好意が好意をよぶ、呼び水状態

いわゆる「恋のマドハンド状態」におちいっていたわけです。



※マドハンド:ドラゴンクエストシリーズに登場する

「泥の手(マッドハンド)」のカタチをしたモンスター。


最初は1匹しかいなくても、仲間が仲間をよび

あっというまに多数のマドハンドに周囲を囲まれるので注意。



恋っていうのは

マンガとか小説とかラブソングで見る分には

キレイで、ステキで、すばらしいものに思えるから

わたしも早くあたらしい恋がしたいなーなどと

脳内に花を咲かせていたわけですが


実際「恋のようなもの」が目の前にあらわれると

案外、泥のような重たい感情もあったりして

なんだかむずかしいもんだなーと思うわけです。




ベルギーに来て、一週間くらいが経過したころ

ヨネスとわたしのあいだには

けっこうな数の「恋のマドハンド」がいたような気がします。



とはいえ、わたしは留学とか駐在で来てる身ではなく

あくまで旅行者なわけで

先の予定を考えると近々ベルギーを出なくてはならんのです。



「もしも」を考えても、どうしようもないのだけれど

もしも、もうちょっとベルギーにいる時間があれば

もっとちがう展開や、選択ができたのかなと

思ったり思わなかったり。



けっきょく

「先の約束」はできないのだから

あんなことや、こんなことはしないほうがいいよね

という話をふたりでしました。



そのとき、

こころのなかにある、かえる前のたまごを

つぶしてしまったような、そんな気分だったのを覚えています。



あのたまごが孵化したら

きっと恋になったんじゃないかと。



なんでしょうね。


「先の約束」ができない相手とは、

もうその先に行くのが怖いのかもしれません。


いつのまに自分がこんな臆病になったのかとおどろくばかりです。




なんだか湿っぽい話になっちゃいましたね。


11月9日はめずらしくルーヴァン・ラ・ヌーヴが晴れたので

貴重な晴れた日の街の様子をご紹介して、今回はお別れです。


今日も来てくださってメルシー、アトゥタルーフ(ありがとう、またね)



I'm still alive , and i love u.



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