コマンタレヴ？（お元気ですか？）
リアルタイムは、
アルゼンチンのブエノスアイレスに到着したところです。
昔むかし、たしか高校生だったころ（1997年）
映画「ブエノスアイレス」を観て以来
「いつか行ってみたいけど、地球の真裏なんだよなー。遠いよなー」
と思っていたんですが…
それから17年の歳月を経た今、
来ちゃいました。
思えば遠くに来たもんですね。
バイザウェイ。
便器の便座の話なんですけどね。
さっきトイレ入って
いつも通り便座に着地しようとしたんですが
便座が上がっていたらしく
尻は便座のある位置を通りすぎて
便器に直に着地、いわゆる着便器するという悲劇を起こしました。
女性用トイレの便座って、たいてい下りたままになっているので
気がゆるんでいました。
ちょっとショックでしたが、便器からそっと尻をあげ
真顔で便座を下ろし、何事もなかったように用を足しました。
まさかの「便座あがってるトラップ」に、アルゼンチンで引っかかってしまうとは…
治安のわるい南米を旅しているというのに、こんなんで大丈夫なのか！
これからはいっそう、気と肛門をガッツリ締めてまいりたいと思います。
などと考えているミギー（トイレが大好き）です。
はい。
前置きが長くなりました。
ベルギーにいたときに話を戻しましょう。
１１月１１日。
起床。
ベルギーはこの時期、ほぼ毎日雨が降っていました。
あまり雨が得意じゃないわたしは
居候先の家のなかで誰かと話したり、ごはんをつくったり
ビールをしこたま飲んだり、またビールを買いに行ったりするという
なんともゆるゆるな日々を送っておりました。
ビール瓶が重いので、一度に買う量はこんくらいが限度。
ベルギービールは度数が高いものが多いので、
気がゆるんでいると、あっというまにペロンペロンになります。
写真は残っていないのですが
居候先のシェアハウス「Biéreau」のみんなにお世話になった御礼として
日本食をつくってみました。
メニューはお好み焼きと、肉じゃがと、豚汁。
ベルギーには山芋が売っていなかったので
「お好み焼き大丈夫か！？」と思っていたんですが
メレンゲを入れて焼くとふわふわになる！
と聞いて、試してみたところ…
本当にふわふわなお好み焼きができました。
詳しくは下記のリンクから。
【山芋なしでもふわっふわ！メレンゲdeふわふわしゅわしゅわ～なお好み焼き】
http://www.recipe-blog.jp/profile/30300/recipe/175032
「日本食つくるよー」と言って、集まってくれたのは１０人。
あれ？ 住人の数よりも多くないか？ ありがたいっす。
みんな「ぜんぶ食べたことない料理だ」と言っていたので
よろこんでもらえるか、すんごく心配で緊張していたのですが
（１０人分一気に料理をつくることも、めったにないので…）
おかわりの連続で、用意した分をすべて完食してくれました。
よかった…
安心しました…。
レシピを教えてほしい！と言ってくれたので
もしかしたら、いつの日かまた
「Biéreau」で日本食パーティが開催されるかもしれません。
日が変わって、１１月１２日。
お、雨が降っていないではないか！
ということで、お散歩タイムです。
ルーヴァン・ラ・ヌーヴ駅。
めずらしく電車が止まっていなかったので撮影。
ちなみに、ブリュッセル駅から１時間に２本くらい電車がきますんで
ブリュッセルから日帰りで街を散歩しにくることも可能ですよー。
見所はこういうグラフィティと、美術館くらいしかありませんが
興味があればぜひ来てみてください。
駅前に観光案内所があって、ルーヴァン大学グッズも買えます。
（わたしが行ったときに対応してくれた方は英語が通じませんでしたが）
今夜がベルギー最後の夜。
夕方にヨネスとふたりで、もう一度お散歩。
何を話すでもなく、ほとんど無言だったけど
最後にふたりでお出かけできて、よかったな、と。
「ベルギーはどうだった？」
「うん、とても興味ぶかいところだったよ。
世界に好きなところが、またひとつ増えてうれしかった」
「そう、それならよかった。ボクもうれしいよ」
家に帰ってみると、ダイニングでは
スティーブおじいさんと、少年ニコがおいかけっこ。
ニコはちょっとワガママな少年で、
幼稚園に行きたくない！とか、ママかまってよ！とか
しょっちゅう泣きわめいているんですが
そのたびに、同じシェアハウスの住人たちが
「ママを困らせるんじゃないよ」と叱ったり
「こっちでお絵描きして遊ぼう」とあやしたり。
ニコのママはシングルマザーなので
こういう環境に助けられている部分も多いんじゃないのかな。
みんなで子育てしてる感じが
新鮮であり、うらやましくもあり。
こういう場所だったら
子をもつことが、もう少し気楽になれるかもしれません。
まだ子どももいないし、結婚すらしていないし
結婚しそうな相手さえもいないわたしが言うのも気が引けますが
「こんな生活もステキだな」と思います。
暖炉の下がイスになっていて、
喫煙者はここでタバコを吸うことになってます。
そのまま煙突までケムリがのぼっていく親切設計。
手前にある積み木タワーは、わたしとニコがつくりました。
カゴ入り猫と、ヨネス。
ヨネスは数日前から左目が真っ赤になってしまって、めっさ痛いらしいので
眼帯がわりにスカーフを巻いてました。
前が見えていないんじゃないのか…？
今夜もみんなでワインをあけたりビールをのんだり。
明日この家を出て行くなんて、なんだか信じられないな。
ね、キミもそう思うでしょ。
「ボクはもう眠いニャ」
次回ベルギー編、最終回です。
今日も来てくださって、うれしいです。
メルシー、アトゥタルーフ（ありがとう、またね）
I'm still alive , and i love u.
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