ムスタン王国4日目。見てないんだか、見えてないんだか、見ようとしてないんだか。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ナマステ!(こんにちは)

 

ムスタン王国の首都ロマンタンにつくまでの5日間、ずっと山の写真ばっかりで

読者のみなさんが飽きてきてるんじゃないか…と若干心配になってきた

ミギー(でも山の写真しかない…)です。

 

きっとみなさんも山の写真以外にも、かわいい犬顔男子の写真とか見たいですよね。

 

わたしもそうです。

 

かわゆい男性のお写真なら、お金払ってでもいいから見たいです。

 

禁欲生活が長くて発狂寸前です。

エロい夢から目が覚めたときの、自分の真顔っぷりがツラい今日このごろです。

 

 

というわけで、山じゃない写真で、ちょっと小ネタ。

 

インドやネパールで売られてる商品に

よくこの緑の丸がついてるの、ご存知ですか?

 

アイスの箱にもついてる

 

この緑のマークです。

 

インドのチベット文化圏ザンスカール・トレッキングのときに、

7日連続で食卓に登場し、わたしをノイローゼに陥れたインスタント麺メギにも

 

このマークがついています。右側。

 

 

実はこれ「ベジタリアン」マーク。

動物性食品を使ってないですよ、ということなんすね。

 

「ノンベジ」の食品には、赤い丸がついてるんですが

ベジタリアンが多い国だからなのか、なかなか見かける機会はありません。

 

デリー空港のスタバで発見。たまごが使われてるらしい。

 

 

蛇足ですが、東京23区内と山手線の駅には

それぞれ駅名看板にマークがついてるんですよー。

 

右上。

「山」は山手線、「区」は23区内の駅という意味。

 

 

見ているようで、見てない(見えてない)ことって

意外といっぱいありそうですよねーって話でした。


いろんなところを旅して、いろんなものを見ているつもりですが

本当に「つもり」でしかないのかもしれないなーとか、

見たいものしか、見えてないんじゃないかなーとか、

自分はなにを見て、なにを考えて、どうしたいんだろうなーとか。


人生には限りがあるので

ぜんぶを見て、ぜんぶをちゃんと考えるのはムリですが

せめて自分がどうしたいのかは、きちんとしたいなーと思う今日このごろ。

 

もしかしたら、いままで見ようとしてなかったところに

見落としていた、たいせつなものがあるのかもしれないっす。

 

ないかもしれないけど。

 

 

 

これからは山の写真に戻ります。

 

本当は山じゃなくて、かわゆい男性の写真が見たいけど。

 

できれば写真じゃなくて、実物がいいけど。

 

あわよくば実物見るだけじゃなくて、さわりたいけど。

 

 

 

4日目の朝。9月30日。

 

いつも6時半に起きて、7時からごはんを食べて、8時に歩きはじめます。

かつてないほど健康的な日々です。

 

この景色にも慣れてきたなー。

 

と思っていたら、強風で電柱が倒れました。

おおぅ…あぶない。

 

チョルテン(仏塔)を横切って

 

まもなく生贄にされる予定のヤギさんたちに横切られて

 

家が数軒だけの小さな村を通り過ぎて

 

崖で休憩中のお母さんにあいさつして

 

自然にできた洞窟を尻目に歩き、お昼ごはんの時間。

 

リンポチェ(高僧)が村に来たときの写真をだいじに飾ってあったり

 

チベット自治区にある、代々のダライラマの居城であったポタラ宮のポスターに

ダライラマ14世の写真が貼ってあったり。

 

右のポスターは、同じくチベット自治区にある聖地・カイラス山。

 

ムスタンのみんなにとっても、

チベット仏教はなくてはならない心のよりどころなんだな、と実感。

 

 

今日も、えっちらおっちら峠(Nyi La、標高4020m)を越えて

 

ひろい世界で深呼吸して

 

すれちがう地元の人や、トレッカーとほほえみあって

 

また峠(Ghami La、標高3765m)を越えたら

 

あれ?

 



なんだ、あの山。

 

色が…グレー。

 

ガイドのサビン(彼女いない歴=年齢)の行く先を見ると…

 

むこうの山は、赤い…!

 

左側の山が赤くて、右がグレーになってるの、わかりますかね。

 

色がちゃんと出なくて心苦しいんすけど、これリアルで見たらホントに

赤い山と、青い山と、グレーの山(と茶色の山々)があるんです。


 

「山が…山の色が…」と呆然としてたら、

サビンが「誰かが塗ったみたいな色でしょ? でも自然の色なんだよ」と。

 

「はぁ…、えー…、おぉ…」と感嘆の声ならぬ声を発して歩いていると

今度は魔物が住んでそうな山が出現。

 

これRPGなら確実にボス戦が発生する場所じゃないか。

 

たぶん、わたしがこの山に入ったらレベル足りなくて即全滅。

 

あー! 冒険感がすごいぃぃいいい。

 

 

さらにその先をてくてく歩いていくと…日本人の支援によって建てられた病院がありました。

 

ムスタンで最も知られ、尊敬されている日本人は、

まちがいなく近藤亨(こんどうとおる)さんかと思います。

 

近藤さんは不毛の大地だったムスタンで、果樹栽培と稲作を成功させた農学者。

この病院のほかにも学校や博物館をつくったりと、

ムスタンの人々のために尽力した御方です。

 

90歳を越えるまで現地ムスタンでご活躍だったそうですが、

いまは高齢のため日本に帰国していらっしゃるとのこと。

 

現在でも、近藤さんの後進の方々がムスタンで働いておられるそうです。

次回ムスタンに来たときには、ぜひともみなさまにもお会いしたいっ。



 

マントラが刻まれた石、マニ石が積み上げられた長い長いマニ壇の横を歩きます。

 

この石垣のひとつひとつがすべてこのマニ石でできてるんです。すさまじい。

 

 

さらに峠(Chinggel La、標高3870m)の先へ進みます。

 

もう何日も歩いてるのに、次から次へと、あたらしい景色が出てくる。

左下のサビンを見てもらうと、どんだけ広いところを歩いてるかわかりやすいかと。

 

歩きに歩いて、6時間。

チャラン(Charang、標高3560m)の村が見えてきました。

 

ついたー。

 

石垣のあいだを歩いて

 

ちょっと散策。

 

夕方にはゴンパ(僧院)を拝観。

ちょっと大人びた少年僧が、あたたかく迎えてくれました。



ゴンパからの景色。 

 

さてさて、明日で歩き始めて5日目。

次回、ついにムスタン王国の首都ロマンタンに到着です!

 

王子に謁見できたときの話などなどをご紹介する予定っす。



読んでくださり、ダンニャバード!ヘリベトゥラ(ありがとう、またね) 

 

 

I’m still alive , and i love u.

 

 

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