ムスタン王国を「セックス」と連呼しながら歩いてた話。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ナマステ!(こんにちは)

 

冒険中は、ほとんど服を着替えないミギー(不潔ではなく、エコロジー)です。

 

ポーターを雇っていないので、自分の荷物は自分で持たないといけないわけで

荷物が重いと自分がシンドイわけで、そしたら余計な服はいらんだろうというわけで。

 

それでも、うっかり漏らしたとき用に、替えの下着は必ず持っていきます。

 

旅行中は急に具合わるくなったりしますから。

備えあれば憂いなしです。

転ばぬ先のパンツです。

 

ちなみに、ムスタン王国訪問時の荷物は

寝袋、防寒着、レインウェア、常備薬、ストック(つえ)、携帯食料などなど

+1.5リットルの水を入れた状態で、約8キロでした。

 

 

 

さて、冒険2日目、9月28日。

 

ついに特別許可証が必要となる、Upper Musutang(北ムスタン)エリアに突入です。

 

カグベニ村(Kagbeni、標高2800m)のはじっこにあるチェックポストに、

許可証を持って出向きます。

写真の右下あたりです。

 

チェックポストオフィスにはムスタンに関する資料がチラホラ。

そのなかのひとつ「どうしてムスタンは入域制限されているの?」という紙も。

 

最後に「Lost treasure of Tibet」(失われたチベットの財産)の文字が。

 

ムスタンのおとなりにあるチベット自治区は、中国に軍事侵略されたのち

「文化大革命」という名の弾圧により約9割の寺や僧院が破壊されました。

 

ネパールに所属しながら鎖国政策をとっていたムスタン王国は、

それら外部の影響を受けることなく

むかしながらのチベット文化を守ることができたわけです。

 

いまでもムスタン王国内の村々には、それぞれゴンパ(僧院)があり

その数は全部で28だそう。

 

どんな歴史あるゴンパに巡り会えるのか、たのしみっすなー。

 

 

それでは、今日も歩きます。

 

5000万年前は海だったという、このエリア。ロマンっすなー。

 

別のグループのポーターさんたち、休憩中。

 

地形が変。

 

うん、変です。

 

 

放牧中のヤギさん、大移動。

 

とにかくわさわさ。

 

小高い丘を越えて。

 

またヤギさんの大群。

 

ガイドのサビンに「なんでこんなにたくさんのヤギが移動してるの?」と聞いたら

「もうすぐネパールは『ダサイン』だから、このヤギたちは生贄になるんだよ」と。

 

十数日続くネパールのお祭り「ダサイン」では、

ヤギや、ヒツジや、ニワトリなどなどの命を神に捧げたあと、

みんなでモリモリ食べる習慣があるらしい。

 

ダサイン終わりには太ってる人が多い!と言われるくらい、みんな肉を食べるそう。

 

なるほど。

 

さようなら、ヤギさんたちよ。

 

 

小さな村を通過して、さらにずんずん進みます。

 

むかし住居だったあと。

 

うーむ、冒険感が出てきました。

 

山肌がニョキニョキ。

 

このあたりは氷河だったらしく、

その氷河が溶けたときにこういう地形になったらしい。

 

地層ごとに色がまったく違う。

 

なんじゃこりゃ。

 

いままで見たことない、ふしぎな空間。

 

RPGの世界に入り込んだかのよう。

 

モーターのついた乗り物より、馬のほうが多いし。

 

橋を渡って

 

振り返ると…

 

穴! 穴があるぞ! (右側の真ん中あたり)

なんでも、むかしはあの穴に人が住んでいたとのこと。

な…なんだと…。(くわしくは、また後日)

 

 

歩いてる最中は、ガイドのサビンと

おたがいにネパール語と日本語を教えあってました。

 

ネパール語で「元気」は「ティック(Tick)」というらしいんすけど、

この発音が日本人にはむずかしい。

 

「T」と「C」の発音の区別ができないんす。

 

うっかり「ティック(Cick)」と発音しちゃったら、

それは「セックス」って意味なんだってさ。

 

何度か練習したんだけど、わたしはなかなか「T」と「C」が

ちゃんと発音できないらしく

「元気」と言おうとしてるのに「セックス」「セックス」と連呼してたようです。

 

元気とセックスは、紙一重。

 

 

お返しに、サビンには「success」という意味で

日本語の「成功(せいこう)」を教えてあげました。

 

そうです。

 

「成功」と「性交」。

 

これもまた、発音がちょっと違うだけで、セックスになるわけです。

 

ムスタンにまで来て、なんで「セックス」を連呼してるんでしょうね、我々は。

 

 

そんな感じに歩き続けて約6時間。

 

今日の宿泊地チェレ(Chele、標高3100m)に到着。

 

小さな村にも、チョルテンが。

 

※ チョルテン…仏塔。

もともとは高僧が亡くなったとき、お墓として建てられたもの。

いまではいろんな理由でチョルテンが作られています。別名ストゥーパ。

 

マントラが彫られたマニ石もいっぱい。

 

 

どんどん景色が変わるムスタン。

王国の首都ロマンタンまで、歩いてあと3日。

 

明日はどんな空間に出会えるのかなー。


読んでくださり、ダンニャバード!ヘリベトゥラ(ありがとう、またね) 

 

I’m still alive , and i love u.

 

 

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