知られざる「禁断の王国」ムスタンに行こうとするまでの話。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ナマステ!(こんにちは)

 

海外にいるときはスプライトか7UPを飲んでることが多い

ミギー(炭酸好きなのでビールやハイボールが好き)です。

 

焼酎も日本酒もワインもホッピーも好きですけど。

 

東京・高円寺のガード下で、

ひとりでビールをチェイサーに、日本酒飲んじゃうタイプです。

 

「7UP」はネーミングがツボなんす。

 

ゲーム好きな感覚からすると、残機が7増える感じがするんで。

スーパーマリオブラザーズでいうと、マリオが7人増えるわけです。

 

とはいえ、自分の人生の残機はどうがんばってもゼロなので、

だいじに生きていきたい所存です。


残機がたくさんある人生は、

きっと間延びしすぎるから、あんまりおもしろくないと思うのです。 

 


さて。

 

ネパールに来た翌日(9月20日)から

チベットのカイラスへ行くため、入域許可証&中国ビザの手配を始めたわけですが…

 

なんと、許可証&ビザ発給に最低2週間もかかることが判明。

 

うーむ。

ずっとカトマンズにいるのもなー。

 

せっかく時間できたことだし、秘境のチベット文化圏にも行っちゃいますか!

的なノリで行くことにしました。

 

 

禁断の王国、ムスタン。

 

 

ムスタン王国はネパールとチベットとの国境にあるチベット仏教国で

かつては両国の交易ルートとして栄えていましたが

1950年代に起きたチベット動乱のときに、混乱をさけるため鎖国。

 

以降1992年の鎖国開放まで、外国人に閉ざされていた国なのです。

(現在はネパール内の自治区として存在しています)

 

そんな鎖国時代があったうえ、いまでも外国人の入域は制限されたままなので

「禁断の国(forbidden kingdom)」と呼ばれているわけ。

 

そのおかげで、いまでも昔ながらのよきチベット文化が残っている、

と言われているムスタン。

 

うおー。

行きたい!

行きたいぞー!

 

とテンションあがって、意気揚々といろいろ調べていると…

 

ムスタンに行くには特別許可証が必要で、

パーミット代は10日間で500ドル(約50,000円)。

10日以上滞在する場合は、1日につき50ドル追加。

 

高ぇ…。

 

とはいえ、数年前までのパーミット代は、もっと高額の10日で700ドル。

そのうえ滞在期間中は政府連絡官を同行させないといけなかったため、

その費用が300ドル。

入域するだけで計1000ドル(約10万円)が最低でも必要だったらしい。

 

それに比べれば、いまは半額。

 

きっと、この機を逃したらもう一生ムスタンに行くチャンスはないだろう!

ということで

清水の舞台から、助走つけて飛び降りる勢いで行くことを決意。

 

 

決意したのはいいもの、

ムスタンのパーミットは2名以上で申請しなきゃいけないルールなんで

わたしのような単独旅行者は同行者をさがさないとムリらしい。

 

そんなこと言われても、いっしょに行ける知り合いなんているわけもなく。

 

結果。

数日間タメル地区の旅行会社を十数社まわりまくって

近日中にムスタンに行く予定のグループをさがし

そのグループの一員として、紛れて申請することができました。

 

 

ぶじにパーミット取得できたんで、まずはカトマンズから飛行機でポカラへ。

 

窓からヒマラヤがチラ見え。

 

ポカラ空港に到着。ここでガイドのサビンと合流。

ザンスカールに引き続き、今回の冒険もガイドとわたしの2人きりパターン。

 

ひさびさのポカラの街は、

すんごくお店が増えてて都会っぽくなってました。

 



ムスタン王国に行くまえに、気合いの散髪。

 

「マッサージは? マッサージはどうだ? きもちいいぞ」としきりに言われる。

 

犬顔のかわいい男性相手だったら、

お金払ってでもいろんな意味のマッサージをしてもらいたいところですが

このオッサンは断りました。ごめんね。

 

そういえば、日本の女性向け性感マッサージ店(風俗)は

なんですぐ潰れるんでしょうかね。世界七不思議。

 

 

翌朝。

朝イチのフライトで、ポカラからジョムソンへ。

朝早い便じゃないと遅延・欠航する確率が高いので、がんばって早起き。

 

飛行機ちいさい。 

16人乗り。

 

操縦席も丸見えです。かっこいいっすなー。

 

 

約25分のフライトで、ジョムソン(Jomson、標高2720m)に到着。

 

なんかピーヒャラドンドンゆかいな音がするなーと思ったら

伝統衣装に身を包んだみなさんが登場。

 

カタ(祝福や祈りにつかう絹のスカーフ)とお花をもらう。

 

「え? なに? なんの日なの?」とガイドのサビンに聞くと

「今日はWorld Tourism Day。ツーリストのための日だよ」と。

 

「へー。ネパールにはそんなすばらしい日があるんだね、いいねー」

 

「World Tourism Dayは世界共通で9月27日だよ…」

 

「え…日本にもあるんだ、知らんかった…」

 

 

ジョムソンで朝食を食べて、さっそく歩き出します。

 

あんまり緑がないし、奇妙な地形。



ヒマラヤも見えます。

 

ナイスな看板。

 

この川の上流がUpper Mustang(北ムスタン)こと、ムスタン王国。

 

このあたりはLower Mustang(南ムスタン)と呼ばれる

特別許可証が不要なエリアです。

 

道路事情がよくないので、荷物の運搬には馬が活躍。

 

背の低い植物がチラホラあるくらい。

 

天気がよかったので、ヒマラヤも拝みつつ。

 

なかなかスリルのあるワイヤーブリッジを横目にすすんで…

 

約4時間歩いて、今日の宿泊地カグベニ(Kagbeni、標高2800m)に到着。

 

宿にはトレッキング会社のステッカーがいっぱい。

 

村を散策。

 

思いのほか、カグベニは建物がちょいちょいあって

なんとWi-Fiが使えるカフェもありました。速度は超遅かったですが…。

 



草を運ぶ、おかあさん。

 

ゴンパ(僧院)を発見。

この5色の旗、タルチョを見ると「チベット文化圏に来たなー」と思います。

ふしぎと、タルチョが風にパタパタしてるのを見ると、きもちが落ち着くんす。

 

以前ルームシェアしてた時代、部屋にタルチョを飾ってみたら

帰宅した同居人に「なにこれ? 運動会?」って聞かれたのも、いい思い出。

 

 

次回はいよいよ

特別許可証がないと入れない、禁断の王国ムスタンに突入!

 

どんなところなんだろうなー。

想像のつかないところに行くのは、本当にワクワクしますなー。

 

読んでくださり、ダンニャバード!ヘリベトゥラ(ありがとう、またね)


 

I’m still alive , and i love u.
 


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