春一番の山菜と言えば蕗の薹でしょうね。
今年は雪どけが早かったので、先月中頃にはフキ味噌でいただきました。
蕗の薹の次はサワワサビ、行者ニンニク、セリでしょうが、ちょっと早いか?
と思いつつ、故郷の山に春探しと山菜探しに。
行者ニンニクは野生?の物は少し早い様で、この日は母が畑の縁に植えた
ものを採って来たので、半野生?でしょうか。
茹でて酢味噌をかけたり、餃子の餡にして混ぜ込んだりして堪能しました。
サワワサビはあまり知られていない様で、私の手元の亜璃西社の「北海道
山菜図鑑」にも、北海道新聞社の「北海道山菜・木の実図鑑」にも掲載されて
いませんが、わさびのツンと来る香りと辛みがご飯にも酒にも合うのです。
こちらは下処理をして一晩おかなくてはなりませんが、さて翌日の晩酌です。
蓋を開けると目にツ~ンと来る刺激、おお、大丈夫上出来の辛さです。
この日たまたま寄った酒の量販店で見つけたのが、三重の「作(ザク)」という酒。
以前、すし処佐藤の大将が「うちのお薦めは作」と言っていたのが気になって
いましたが、その年の5月に伊勢志摩サミットでの乾杯酒として選ばれ、ホォと
大将の慧眼に驚いた事を思い出しました。
行き付けの酒屋さんで聞くと、確か小樽の酒屋さんが一軒だけ扱っているハズ
と聞いていたので、そのうち…と思っていましたが、ここで出会うとは!
いや、確かに美味しい酒で、何のタメもなくストーンと食道に落ちてゆく。
普段はもう少しゴリっとした酒が好きですが、これはまた良いですね。
…と、今になって佐藤の大将が「札幌では某量販店で扱っているよ」と言って
いた事を思い出しました。
この日買った店がそうだった!何やってんだおれ。
もっと真剣に酒と向き合え!と、意味もなく自分に憤ていましたが…
でもまあ無事こうしていい酒とも出会えて、山菜と共に美味しくいただける。
健康で山歩きが出来、美味しく酒が飲め…こういうのが「幸せ」なのですね。
【関連ブログ】
山菜取り関連 ⇒ 早春を見つけに故郷の山へ
お酒「作」関連 ⇒ すし処佐藤 握りのランチ