私の中ではありまして、ラーメン専門店とも食堂ラーメンとも違う趣がある
…と、思っているのですが。
もともと、ラーメンは日本そばの流れから来ていますよね。
出汁をスープに置き換え、かえしをタレに置き換え、おかめ蕎麦の具材を
置き換えて中華そばが出来た、そんな流れが１００年前にあったわけです
から。
私が知る限り、中央区でラーメンを出してくれるそば屋さんは、ゆりや食堂
錦水、そしてこの丸長くらいでしょうか？
今はラーメンも蕎麦もうどんも細分化され、蕎麦も”こだわりの店”が増え
ラーメンを出すなどという「邪道」は嫌われているみたいなのが残念。
因みに、私は「そば切○○」などと名乗る”スノッブな”店が大嫌いです。
店主が髭を蓄え、作務衣でも着ていたらもう最悪…ですが、それ以前に
そば切などと付けた店に入る事はあり得ないので、それは置いとくとして…
こちらのお店、そう度々来るわけではないのですが、狸小路の７丁目に
私の好きな中古レコード店がありまして、そこで疲れたら、一徹か赤星か
ここで遅い昼ご飯を…というパターンで寄らせてもらいます。
ここで嬉しいのは、熱燗があると言う事。
ラーメンと熱燗のコンビ、なかなか親和性が高いのですよ。
私命名の？「もっきりラーメン」です。
肝心の味は懐かしい昭和ラーメンで、決してギトギトには見えないのですが
結構脂が効いていて、スープの最後までゴクゴクとは飲めない熱さ。
その脂分が熱燗と合うのでしょうかね？
まあ、呑兵衛は適度な塩分と脂分があれが、２合や３合…ですけどね。
余談ですが、単身赴任時代、荻窪に１カ月ほど仮住まいをしたことがあり
その時、丸長という同名のお店でラーメンを食べました。
今のつけ麺の源流となるお店ですが、元々はお蕎麦屋さんだったそうで
そば屋さんの丼に、雷文
やっぱり、ラーメン、つけ麺の源は、日本そばと言う事なのでしょうね。
南３条西９丁目