「誰か助けてもう限界よ」
早乙女悠里(天海祐希)は、父・惣一(夏八木勲)に代わって、早乙女グループの新代表に選ばれた。惣一は引退を望んでいたが、悠里の強い希望で、相談役として残ることになっていた。蓮見丈治(反町隆史)は、心臓疾患を持つ次男・廉(矢野聖人)を競泳の代表選考会に出場させようとしている悠里を、惣一に説得してもらうつもりでいた。
だが、悠里がグループの代表になったことで、丈治の目論見は外れてしまう。惣一は、そんな丈治に、周囲がすべて敵に回ろうとも悠里の味方になって、守ってくれと頼む。
同じころ、YSコーポレーションの室内プールで練習していた廉のもとに、洸(松坂桃李)がやってくる。洸は、強い運を持つという女性・神代麻衣子(南沢奈央)と一緒だった。自分の代わりに廉が代表選考会に出場することを知った洸は、廉が自分の代わりに選考会に出ることになったのを謝り、手伝えることがあったら言ってほしい、と申し出る。
廉は「弱気の虫を移さないでくれよ」と言って、ストップウォッチを渡した。
悠里は秘書のリカ(長澤まさみ)に男について講義、運気を上げる人間はいて、くよくよする人はダメで、人に価値観を押し付けるのも人を萎えさせるのでダメで、癒し系は緊張感が無いから覇気を奪われてダメで、赤ちゃんのように無邪気、無防備、無頓着、無防備、この4無しのおりこうさんなバカが運気を上げると言う。
これは、たぶんだけど、廉のことかな。
その夜、悠里は、別居中の夫・辰也(寺島進)とプライベートバーで会う。辰也も、廉を選考会に出場させるのを何とかして止めようとしていた。しかし悠里は、たとえ辰也の頼みでもそれだけはできない、と拒否した。すると辰也は、自分なりに覚悟を決めてきた、と言って悠里に離婚届を手渡す。
悠里は朋くん(大江駿輔)と話し、ゴールドは追わず、全部やめにして普通の家族に成って楽しく暮らすと言うが、朋くんに「楽しい?本当に?」と聞かれて、仲良しクラブでは楽しくてもうれしくない。無理だと結論する。
丈治が泳ぐプールに来た晶は、丈治に今まで見えなかった母の志が分かったと、着ていた服を脱いだ。私をちゃんと見てという晶を丈治は見た。晶はそのままプールに飛び込んだ。
訓練中、廉はリカに選考会は何かが起こると予言した。
辰也と丈治は公園で会い、悠里に離婚届けを渡した。あっさり受け取った悠里は、厄介払いが出来たと、ルンルン気分で買物をしているに違いない。一人が急に寂しくなったと丈治に愚痴った。
別の日、悠里は、リカを伴って買い物に出かけた。悠里は、大量のブランド品を買い求めたが、ストレス発散されず、むなしいと言う。
その後、高級レストランで食事をすると言い出す。そこでリカは、金メダルへの悠里の強い思いは理解したいと思っていたが、今回の廉の件は、人として、母親として間違っていると言い放ち、これ以上悠里にはついていけない、と悠里に告げる。
悠里はすぐに、これから英語の得意な秘書が必要になると、リカに辞表を書くように言い、寮も次の部屋が決まるまでいてもいいという。
リカは泣き出し、そのしつこさがふられる理由だと悠里がいうと、リカは走り去った。
丈治は聖子に、悠里のために息子さんについて介入しただけで、あなたへの気持ちがあるからではないという。
聖子は、丈治の気持ちを聞いて、意味が分からないという。丈治は、聖子のその性格が勝をあんな風にした。
母親としてブレずに、子供と接していたら、大きくなった子供の力の強さにひるみ、親が子供の奴隷になって逃げてはいけなかったと言った。
偉そうにお説教するという聖子に、何でも悪くとるのは止めた方がいいと丈治がいうと、出て行って二度と来ないでと追い出された。
悠里と晶が、廉の練習するプールに行くと、廉が倒れて心臓が止まっていた。
悠里は人工呼吸、マウスツーマウスで、息を吹き返した。
「母さん、しゃれになんない。母さんがファーストキスの相手なんて。」
「ごめんなさい。私、あなたを利用して。こんなこと絶対に許されないわ。」
「大丈夫。信じて。あなたの子供を信じて。晶。」
「うん、うん」
「誰か助けて、もうダメよ。修一兄さん、私達はもう限界よ。」
全国日本選手権水泳競技大会の選抜メンバー表が送られてきた。丈治はそれを見て納得した。
悠里は修一の墓に祈りに来た。丈治は悠里に勝算はあるのかと聞いて、一緒に祈った。
競技大会の日、惣一と悠里は待っていた。子供達を信じて。
廉の出場の時、洸が現れ競技に参加した。
悠里は兄に感謝して、神代麻衣子は悠里に晴れマークをメールした。
洸「お前なんかの出る幕じゃない。すっこんでろ。」と廉に言った。
いよいよ最終章。丈治は廉の練習からはずれ、辰也に離婚届けを突きつけられ、リカの心も離れて、強気の悠里はリカにさよならをいう。もう誰も味方はいない。朋くんと話しながら自問自答して、兄修一に祈る。
廉の心臓が止まったよ。黄泉帰りだ。悠里が来なければ、確実に次の日の朝、死体で発見されていたな。悠里の叫びも白々しい、御都合主義だ。純真無垢な赤ちゃんの廉を、利用しゴールドに執着する母親は、運気を上げたいのは自分だろう。
松葉杖をついていた洸が、泳ぐのは分かっていた。足も治っていた。いや、治したのは麻衣子かな。
メールを送っていたのは麻衣子。雨、曇り、晴れは洸がやる気を奮い立つ確率だった。分かりずれえよ。
丈治は聖子を抱かずに、女に恥をかかせた。バカ正直に悠里が好きだから悠里のため、あげくに説教で、火に油を注いだな。聖子の性格が分かるなら、受け止めてやれよ。態度も性格も横柄な丈治が悪いんだからな。
感想は次までありません。
視聴率7.0%。