「生物学者VSマリコ!幻の花に潜む殺意!!」
環境保護団体を支援する企業・健康器具・エコロ-ジーグッズ販売・リゾート施設の運営などを手掛ける洛南コーポレーション社長・竹地国男(伊庭剛)の遺体が工事現場で見つかる。別の場所で撲殺され、現場に遺棄されたようだ。
土門(内藤剛志)と権藤(高橋光臣)は竹地の会社で聞き込みをして、大和田(松澤一之)に昨日はNPOの取材を受けていたと聞く。
竹地の着衣に付いていた土から、殺害現場を特定しようとしたが、なんと日本のどこにも存在しない場所の土だった。
しかも、その土から5年前に絶滅が発表された「ヤマトシュンラン」の成分が検出され、マリコ(沢口靖子)は上賀茂植物園に行き、ヤマトシュラン研究の第一人者である生物学者・西尾晴彦(佐野史郎)を訪ねるが、西尾にはぐらかされる。
そんな中、竹地の会社が6年前、ヤマトシュランが生息していた「朱雀の森」を破壊し、リゾート施設を建設していたことが判明。マリコは、建設反対派が集めた署名の中に、西尾の名前がないことに不審を抱く。
生き物教室で子供を教える西尾は、子供達に生き物を飼う時は最後まで責任を持ち、飼えなくなったら川などに放さず、ザリガニやメダカまで殺せと教えているため、母親に抗議を受けていた。
竹地と西尾は幼なじみで、何度も会っていることを知った。
土門はマリコに洛南コーポレーションは環境団体を装い、脱税をしている可能性があるという。
マリコはヤマトシュランは毒性があり、その毒で毒殺しようとしたが、何かの理由で撲殺したと推測した。
西尾が何者かに刺され、緊急手術をおこなった。マリコは竹地の撲殺は植物園のシャベルと推測するが、血液反応のあるシャベルは見つからなかった。
植物園に人が倒れこんだような箇所を見つけ、土を調べると紅茶の成分とヤマトシュランの毒と、朱雀の森の土とベッコウトンボの羽根が見つかった。
洛南コーポレーションの大和田が出頭して、西尾が会社の不正を告発すると恐喝されて、刺したといった。
凶器のシャベルは西尾のフィールドワークの森に埋めたと思われる。捜査一課がシャベルを捜索することになった。
竹地が作っていた阿鹿里浄水場跡地公園では自然を保護し、ベッコウトンボを繁殖していた。それは西尾の提案だった。
マリコや乾(泉政行)たちは、「八千代池」周辺で、ベッコウトンボを探した。
乾は植物園の職員(国木田かっぱ)から、八千代池では、水質汚染で2年前にベッコウトンボが観測されたきりだったが、水質は改善されてきていて、少しベッコウトンボ目撃が戻っていた。
元からいたベッコウトンボと、繁殖されたベッコウトンボが交配して、新種のベッコウトンボをマリコたちは捕まえた。
西尾がフィールドワークに行っていた森で、凶器のシャベルが見つかった。マリコは病院に、西尾に会いに来た。西尾が回復をして、マリコは病院で質問をした。
西尾が竹地を殺した動機は、環境保護団体を悪用したからでも、自然を破壊したからでもなく、自然を作ろうとしたからだった。
西尾は、マリコが来た時、榊という名前で逃れられないと感じていた。榊は神の宿る木だからだ。
竹地が公園を作る限り、トンボは昔のままではなくなる。「朱雀の森」の土でヤマトシャランを育てていたが、その土地の無い植物を育てるのは滑稽だから止めた。新種のベッコウトンボの標本を見せ、周囲の生態系が乱れているからNPOを解散しろというが、公園作りを止めない竹地を毒入り紅茶で殺そうとしたが、思い直し近くのシャベルで撲殺をした。
マリコは想像だけど、愛する植物を殺人の道具に利用することが耐えられなかった、その思いが現状に証拠を残した。ヤマトシュンランとベッコウトンボが真相にたどりつく手助けをした。きっと、西尾に罪を償えと言っていると言った。
花壇のコスモスも、他の地域から持ち込まれ、根付いた外来種の植物も多い。それは昔からで、一つの固体にこだわらない、楽しみがある。
竹地もNPOに多額の寄付をして、昔からの環境を守ろう思ったのだ。トンボのいる風景を守りたかったのかもしれない。それもマリコの想像だった。
今週は佐野史郎さんがゲスト。
環境を保護する施設やリゾート施設を作ると、生物の生態系が変わってしまう。外来種が増えて、元の生物は絶滅して生態系が変わる。人間のエゴによる開発が原因で、地球のためにならないと思ってしまった。
生物学者の我がままで自分勝手な要望、昔の思い出のトンボを昔のままにしたいと思ったのが動機だった。
竹地さんも思い出の風景を守るために多額の寄付をして、環境を守ろうとしたのは、思い出の場所をそのままにしたいと思ったからだ。
西尾さんが犯人だと分かるのは、亡くなった竹地さんについていた土と花とトンボがヒントだった。
西尾さんに罪を償いなさいと誘導したのが、西尾が愛したトンボと花。
目には見えない精霊さんたちが、マリコさんたちを導いて、絶対に捕獲出来ないと思われたトンボを取らしてくれた。そんな、ロマンチックな話でしたね。
科学捜査で、非科学的なことは信じられない。でも、科学捜査だけでは万能ではない。運命的な偶然や必然が、目の見えない所で導かれる話が組み込まれているように思えます。
視聴率12.5%。
