スケッチブックを買ったのは秋だけど、
まだ何も描いていない。
紅葉に覆われていた山も、木々は落葉し、
苛立ったような枝の間を、
冷たい風が通り抜ける。
晩秋、そして冬の訪れ。
時間は、わたしを取り残して、唯々流れていくだけ。
わたしは立ち止まり、振り返えってばかりいる。
もう一度、絵を描いてみたい。
見上げれば、空。
灰色の雲。セピア色の風景。今日吹く風は何色なのか?
スケッチブックを開けると、懐かしい絵の具の匂いがするようで、素手で何かをなぞってしまう。
まだ何も描いていない。
紅葉に覆われていた山も、木々は落葉し、
苛立ったような枝の間を、
冷たい風が通り抜ける。
晩秋、そして冬の訪れ。
時間は、わたしを取り残して、唯々流れていくだけ。
わたしは立ち止まり、振り返えってばかりいる。
もう一度、絵を描いてみたい。
見上げれば、空。
灰色の雲。セピア色の風景。今日吹く風は何色なのか?
スケッチブックを開けると、懐かしい絵の具の匂いがするようで、素手で何かをなぞってしまう。