この曲が好きで何度も聴いていると、三拍子のピアノの旋律の繰り返しが、実は曲を支えているのだと気付く。波の音のように、柔らかい歌声と共に静かに永遠に続いていくようだ。
 「東京に行くの。もう戻らない」
 そう決意して故郷の駅から上り電車に乗った若い日が、懐かしく少し切なく思い出される。