今日はお芝居を観に行くはずだったけれども、

家族全員の風邪のため、泣く泣く断念。

自分の風邪もまだ治らず。


それなのに、「野菜いっぱいラーメンとチャーハンが食べたい」と言われたので、

元気に苦しい咳をしながら一人で買い物へ。


引っ越してから、

スーパーが遠くなった事が、良いような悪いような。

前のマンションの頃は、真隣といっても良いほどの場所にあったから、

気分転換にはならなかった。

でも、とーーーっても便利ではあった。


車で道に出ると、

台風が来ると言っていたが、

昼間は雨だけで、太陽は出ていて、

道がキラキラとしていた。


窓に当たる水滴もぴかぴかとしていて、

あー気持ちが良いーと思った。

少し出かけられなかった気分がはれた。


五月最後のお楽しみは消えてしまったなー。

後は六月からは、忙しいいろいろが待ってるだけだ。

残念だけど、がんばろうー。


嫌だ、嫌いだ、

そういうものの中にも、

美しかったり、好きだったりする部分を見つけられますように。


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車の中は大音量。

気分が良いときだけ。だけど。



「これ、読んだ?」
と言ったら、
「登場人物が自分と似ていてイライラした。でもがんばって読んだよ。」
と、私が思ってた事と全く同じ事を彼は言った。
直子のいうことは、
いちいち自分のようで、
あまりにも自分のようで、
驚きとムカムカ。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)/村上 春樹
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でも美しくて、病のように剥がれない、

言葉と風景と感情と、どこからかメロディーが聞こえてくるような文体。


トラン・アン・ユンがこれをどういう風に映画にしたのか、

それもまた楽しみ。

すごく楽しみ。

いつも濡れたような映像を撮る人が、

この霧の中のような小説をどういう風に映画にしたのか。




そして似たもの同士はダメだ。

寄り添っても、それはなんの力にもならず、

堕ちてゆくだけ。


だから私はなんてことない顔をする。

なんてことない背中で歩く。



今日も雨、

ニュースを見てないけど、梅雨入りしたのか。


少しだけ、また一人で外を歩いた。


iPod touchで花の写真を撮りながら。



のどの何かはまだしつこく居る。

痛い。




私は「愛のむきだし」という映画がすき。

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死ぬほど好き。

だから西島隆弘も好き。

かれ、歌手だったなんて、テレビをほとんど観ない私は知らなかった。

たいだい、若い男の子なんて怖くて好きではないのだから。


でも、そういえば、

私もとても若くて、肩丸出しの格好で、

話し声なんて到底相手に届かないフロアで踊って、

ねぇーつきあわない?なんて軽く言うバカで楽しい男たちと踊ってた夜もあったのだ。


あの頃も無理していた?

いや、確かに楽しさしか感じてなかったはずだ。

若くて踊って、次の日の仕事のことなんて、寝不足なんて、肌の調子なんて、

考えてなかった頃。


Friday Party だった頃。


いつからこんなに重くなったのだろう。

何がそうさせたのだろう。


幸せであることは間違いないのに。

あのどこまでも真っ白い衣装を着た日から。




雨を踏みながら

車が私のすれすれのところを通り過ぎてゆく。

たくさんの車。


未だに、あの車、

いつも探していたあの車を見つけると

ハッと息をのんでしまう。


だいたいあの車はとても売れていて

世の中に溢れかえっているというのに。


もう終わったことだというのに。




四月に入ってから、倍くらい年上の友達が出来た。

朝から電話で話した。

少しの用事のはずだったのに、一時間くらい話していた。



すべては神様がすることなのよ。

きっとね、その人に合った出来事が起こるのよ。

ふふふ、こんな神さまとかいうと、私は周りからバカみたいて思われるけどね。

ゆーっくりしなさいよ。


と。



終わったことも、

始まったことも、


すべて、

神様がその人に合った出来事を。



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西島くんが「足取りは快調!」というと、そのような気もしてくる。

まだミーハー心が残ってたことに、傘に隠れて一人で笑った。




安藤裕子ちゃんが妊娠のため公演が中止になって、

....なんだろう、私は観に行けたからいいんだろうけれど、

ずっともやもやとしてて、本人からのメッセージもなくって、

やっぱりファンとしてはおめでたい事だけれども、すっきりしなかった。


でも夜に家人が

「時間があるから久しぶりに観ようか。ご懐妊記念!」と、

裕子ちゃんのPVを持ってきたので、ぼーっと観た。

2時間くらい観た。

いつの間にか、涙が出ていた。


きれいで、声が刺さってきて、

弱くて、でも強さを隠し持っていて、

ちょっと変わってて。


彼女が紡ぎ出す言葉は、美しい雨。


心のでこぼこを、

優しく流れてゆく雨。





人の生きる道ってそれぞれ。


たまには迷惑をかけたり、

責任を問われたり、

ぐちゃぐちゃになったりするものだ。


そして、それを取り戻すのも自分なのだ。





みんなが風邪でダウンして病院へ行ったので、

一人、雨の中コンビニへの道を歩いた。


草むらをがしがし歩いた。


雨は嫌いだけれど、

そのしずくはとても美しく、

昼間、無理して出かけた映画の事が、

遠い昔のように思えた。


そして、自分はどうしてこんなにも生きづらいくせに、

たくさんの事を欲張るのだろう、と悲しくなって、

「○」という言ってはいけない言葉が目の前をちらついたりした。


iPodからはずっと同じ曲が流れている。


やめてしまえばいい。

こんなにも想うのなら。

こんなにも重いのなら。


ただの最初の、「楽しい」だけだったものが、

形を変える前に、

消えてしまえばいい。


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風がものすごく強い。

熱が内側から攻撃してきて何も出来ない。


でも久しぶりに家の中の静けさをじっくりと感じている。

ものすごい静かさ。



時間を持て余したので映画を観た。

ますます起き上がれなくなった。


希望をどこまでも追い求めながら堕ちてゆく、

美しい二人。

求めれば求めるほど、

遠くなる希望。


亡くなってしまったヒース・レジャーを思い、

重なって泣いてしまった。

彼は、ものすごい役者に、

もっとずっと、なるはずだったのに。


生きる事はつらくきつく、

もがいてトラウマばかり増えてゆくけれども、

それから逃げようとすると、

もっと多くのものを失い傷つけてしまうのだ。


幼い時期に愛に出会うと、

すべてが儚い。


複雑な気持ちになってしまうけれども、

良い映画だった。


美しく、破滅的。


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最近同姓にも異性にも若い、とか、
母親に見えないとか、人妻と思えないとか言われるけど、

それは良い化粧品を使っているからではなく、
いろんな責任を果たしていない事が、
体からにじみ出ているからじゃないかと、思う。

でもどうしようもない、自分。
家事も料理も、掃除も、育児もしていても、
やはり型にはまりきれない。

今日はものすごくのどが痛くて、
熱がどんどん上がっていく。

明日は穏やかな日でありますように。


安藤裕子のライブは素晴らしく、
涙が止まらなかった。

遠いものはどうしようもなく遠く、
近いものはどうしようもなく近く、
私たちがやはりそこに留まっていなければならない事が、運命なのだとしたら、
そういう事を軽くしてくれるのが、
彼女の唄なのだ。

JAPANESE POP/安藤裕子

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真鶴/川上 弘美
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またこの本にとりつかれた。

この本の夫の、突然失踪した、その勇気ってなんだろうと思う。

すべてを捨ててしまう勇気って、無気力なの?全力なの?

誰か教えてほしい。


川上弘美は、ぼーっとした小説が多いような印象だけれども、

やっぱりすごいな、と思う。


ふだん穏やかでぼーっとしてるヒトに

えぐられる事ほど衝撃的なことは、ない。



.........


子供を生む前と生んだあとの、妙な感じについては、

ほかの「おかあさん」たちも、みんな、ひとこと、あるようだった。

「考えてたのと、ぜんぜん、ちがう」くちぐちに言った。

世界が変わった、というのではない。

でもちがう場所に行ってしまった。

時々刻々と、いる場所は変化した。

変わって、変わって、どこまで行くのかとおののいて、

それからまたここに戻ってきた。

けれどまだ、戻りきれていない


........真鶴




男は自由でいいわね、

アタシはいつもいつもそういうことを言っていた気がする。


アタシなんて、ずっと家にいて、

言葉を発することもほとんどない日だってあるのよ。

いいわね。

楽で、いいわね。

朝から、吐き捨てるように言って、

見送ったことさえある。



でもどうだろう。

本当は女のほうが、

色んな世界を行ったり来たり。


それは自由とは違うかもしれないが、

時空を旅している。

哀しげな旅ではあるが。