安藤裕子ちゃんが妊娠のため公演が中止になって、
....なんだろう、私は観に行けたからいいんだろうけれど、
ずっともやもやとしてて、本人からのメッセージもなくって、
やっぱりファンとしてはおめでたい事だけれども、すっきりしなかった。
でも夜に家人が
「時間があるから久しぶりに観ようか。ご懐妊記念!」と、
裕子ちゃんのPVを持ってきたので、ぼーっと観た。
2時間くらい観た。
いつの間にか、涙が出ていた。
きれいで、声が刺さってきて、
弱くて、でも強さを隠し持っていて、
ちょっと変わってて。
彼女が紡ぎ出す言葉は、美しい雨。
心のでこぼこを、
優しく流れてゆく雨。
人の生きる道ってそれぞれ。
たまには迷惑をかけたり、
責任を問われたり、
ぐちゃぐちゃになったりするものだ。
そして、それを取り戻すのも自分なのだ。
みんなが風邪でダウンして病院へ行ったので、
一人、雨の中コンビニへの道を歩いた。
草むらをがしがし歩いた。
雨は嫌いだけれど、
そのしずくはとても美しく、
昼間、無理して出かけた映画の事が、
遠い昔のように思えた。
そして、自分はどうしてこんなにも生きづらいくせに、
たくさんの事を欲張るのだろう、と悲しくなって、
「○」という言ってはいけない言葉が目の前をちらついたりした。
iPodからはずっと同じ曲が流れている。
やめてしまえばいい。
こんなにも想うのなら。
こんなにも重いのなら。
ただの最初の、「楽しい」だけだったものが、
形を変える前に、
消えてしまえばいい。
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