今日から3週間、

目覚めちゃダメだよ べいべー




「相対性理論」をうたいながら、

明日のお弁当の準備をする。


割った卵の黄色が輝かしいこと。





ずっと目覚めないよ。もう。


傷は無い。

血は何度か見たけれど、

あったかい事ばっかりが思い出される。


僕ら、濃縮された

エスプレッソのような、

そんな時間。




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冬が散々痛めつけた地面に春がくる。

お花が咲く。


銀が光る、薬指がくすぐったくって

たまらなかった時期。




幸あれ。

可愛い人よ。

わたしの可愛い人。




一年前の日記より。



勘違いでもいい。


勘違いでもポジティブに生きた方が

絶対に楽しいんだと、その人は言った。


まだありもしないことを

ずーっと考えてどうする?とその人は言った。





赤い

手帳に殴り書きしている。



良い人だった。


一年前は苦しんだけれども、

良い人にめぐり会えたと思う。


わたしとは真逆の精神。


わたしは とんでもない所へ行くから、

言いたい事があるなら

今のうちに言っておいた方がいいよ。


何一つ、負ける気がしないの。

悪いけど。

何一つ。


あなたを可哀相だとも思える。

吠えて吠えて。吠える事が。


そんなに

怖いの?


わたしのことが。




わたしはいつも幸せの絶頂で、

だからこそ、失うのを怖がってばかりいて、

ついには病になってしまった、馬鹿な生き物なのだと思う。


どうかどうか、

出会いが悲惨なものではありませんように。



彼女の手帳.

そこに言葉がないのなら、

何を信じればいいの?という歌詞があった。




ゆめを見ていました。


とっても時間がない。


人生の。



彼女の手帳.

何にも求められないから、

たまにポロっと出るお願いは、

本当に心底のものなんだろうな。


笑って流すけど、

胸がぎゅっとなる。


心が凪の間のように、しんっとなる。



彼女の手帳.

どうして、私は、

まさに普通に見えて、

全然普通に生きられないのだろうって、

やっぱり諦めきれない。


生きてる限り諦めきれないよ。



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そこから見えるの?

香水工場やキャッチボールしていた川原や貯水池


小さなあなたの夏の影が歩く

私と逢う日に近づいて行くの


さよなら さよなら 未来のどこかで

さよなら もう一度 私を見つけて





キミが居なくても

生きていけるように。


最低なバランスの取り方で、

グラグラしながら、

キミが居なくても、歩いて行けるようにする準備。







彼女の手帳.

あとどれくらいかかるかは分からないけれど。














未来。君を僕ら「今日」と呼んだ。

さぁ、未来。ねぇ、作られていたウソを撤去して。


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ぽつぽつ…

ぽつぽつ…


この、涙みたいな雨、
止まないかなあ。


哀しい気持ちが
膨らんだ風船みたいに、
充実した日。



いつかバンッと割れて、
跡形もなくなってしまいますように。


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彼と知り合った頃18だった私は今、四捨五入したら30だ。

チューハイとビールばかり飲んでいた私は、央太と付き合っていく中で、

ジントニックやワインをを飲むようになり、一枚が一万円だったワンピースは一枚二十万でも買うようになった。

央太の手ほどきで苦手だったインターネットを克服し、DVDもCDもケースを捨て、

収納ファイルにまとめるようになった。

今の仕事を始めてすぐに結婚した私は、央太と暮らしてゆく中で、そうして少しずつ価値観を変えていった。

私には、央太の要素が大量に溶け込んでいる。だから私は央太を他人だと思えない。

彼は私の血のようなものであって、彼と別れたとしても、その血は永遠に体内を巡り続けていくだろう。


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時間がなくてなかなか先に読めないけれども、

三人の母親達がすべて自分に当てはまるような気がして、

ぞっとしてしまう。



子育てという孤独との戦いの中で、

私はすっかり、変わってしまったと想う。



ものすごく強くなった部分と、ものすごく弱くなった部分と、

「どこか自分を遠くから見て冷めている自分」を手に入れた。





「彼は私の血のようなものであって、彼と別れたとしても、その血は永遠に体内を巡り続けていくだろう。」





人を好きになって、溶け合ってゆくことは、

こういう事なのだ。

だから「忘れる」なんていう事は

血液を入れ替える事をしない限り出来ないし、

「忘れた」なんて、やっぱり幻想でしかない気がする。



でもその血だけで生きて、

とっくに離れてしまった心にしがみついているだけでは

人間何も成長しないし、滑稽だ。


色んな人の血と混じりながら、

けれど決して「彼」の事を忘れること無く、ののしることなく、

人間に深みを出していかなければいけないと想う。





そして私は夕飯の手順を考えながら、

幼稚園で泥まみれで帰ってきた子どもを迎え、

お風呂に入りたくないと、大暴れする怪獣との戦いを終えて、

節々の痛い、疲れた身体で、途方に暮れている。




ずっとずっと、夕方は途方に暮れる、育児。