田舎からの便りのブログ -2ページ目

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16May
- 夏薊…俳句一句
  いつのまに居ついてをりぬ夏薊　　　静可愛先日、草取りをしていたら庭に20センチ程の夏薊が咲いています。山野や草原に咲いているものと思っていましたが嬉しいサプライズです。庭が草原ぽくなってきたということか・・・。💦【季語】夏薊（なつあざみ）・・・三夏【解説】薊は春の季語であるが、初夏から夏の間に花を咲かせる薊を特に夏薊という。一メートル程の草丈の先に咲く紫色の花が山野を訪れるものの目を楽しませる。【例句】会釈して通る国境夏薊　　赤尾恵以北へ向く大河の極み夏あざみ　　新馬立也松の根にとどく海鳴り夏薊　　小出文子野の雨は音なく至る夏薊　　稲畑汀子夏あざみ音たててくる阿蘇の雨　　中島藁火
13May
- 走り梅雨…俳句一句
  青紫蘇の双葉に優し走り梅雨　　　静可愛私の俳句はいつもの事ながら失敗の巻です。季重り、季またがりでましてや青紫蘇、双葉、走り梅雨の三語もです。💦夏には冷やしうどんに千切り青紫蘇をたっぷりかけて頂きましょう。♬(*^-^*)【季語】迎え梅雨・・・初夏【子季語】梅雨の走り/前梅雨/走り梅雨【解説】梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。【例句】風紋も消えて砂丘の走り梅雨　三隅含咲肉・葱・馬鈴薯ごつた煮にして走り梅雨　能村登四郎中吊りの過激な見出し走り梅雨　　高橋弘道
09May
- 麦の秋…俳句一句
  からからと野に声残し麦の秋　　　静可愛　　　　　　　　　　　　　　　季語麦の秋…初夏【子季語】麦秋、むぎあき【解説】麦の穂が成熟する五月から六月頃をいう。日に輝く黄金色の穂は美しく、麦畑を風がわたるときの乾いた音も耳に心地よい。【例句】タラップの高きを跳んで麦の秋　　(中国旅行吟五句) 細見綾子麦秋や石より大き石の影岡田史乃女坂に自転車倒す麦の秋後藤貴子野の道や童蛇打つ麦の秋子規句集麦秋や雲より上の山畠　　　　　　梅室「梅室家集」
30Apr
- リブログ記事”第108回「悠々自適」結果発表＃2546”
  第108回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】の部「作・発・輪・来・根・線」猫渡るトタンの屋根に朧月　　　静可愛【課題】の部季語を離して使う、ストップ・モーション兼題：当期雑詠（晩春～初夏）バス停に長椅子一つ飛花落花　　　ためらひて山の混浴夕桜　　　　　 /静可愛　　　　　≪ためらひて≫の句は草津温泉に行った時の事です。たくさんある日帰り温泉の一つに「金曜日のみ混浴となります。」と張り紙がしてあります。エー！！以前は男女別だったのにその日は金曜日でありびっくりしたのと入る事はできませんでした。でも、俳句の題材に使用させて頂きました。(*^-^*)♨＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。「悠々自適」感想ありがとうございます。くすっと笑ったり句が出来ず低迷していることも忘れます。皆さんの句から勉強させて頂きました。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。次回も宜しくお願い致します。
30Mar
- リブログ記事”第107回「悠々自適」句会結果発表#2538”
  第107回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】の部「渡・大・送・解・車・探」雪解水落差の響く発電所　　　　　静可愛我が県はダムが沢山あります。水上（みなかみ）の八木沢ダムを見学した時のゴーゴーと地響きのような音。水の落差を利用した水力発電。忘れることが出来ません。句型課題】の部【型・その４】上五〔季語（名詞）〕＋〔中七〕＋〔下五（動詞）＋けり〕兼題：当季雑詠。花辛夷赤城は雨に煙りけり　　　　木蓮の花びらほどき香を馨けり　　　　　　　　　　　　　　　　/静可愛≪花辛夷≫の句は自然に詠め気に入っています。誰でも癖（個性）はありますが。私は力が入り歌舞伎の見得のようになってしまうのです。💦自分で「ちょっと大げさだよ・・・。」と突っ込みを入れたくなります。これからの課題です。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。「悠々自適」感想ありがとうございます。勉強になります。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。皆さんの句から勉強させて頂きました。次回も宜しくお願い致します。
15Mar
- 姫桜…俳句一句
  久しぶりの散歩です。不注意でよそ見をして転び肋骨の骨折と二か所のひびに耐え大変でした。強制ベルトと痛み止めで安静に耐え忍びました。整形外科の先生の仰る通り一か月も過ぎる頃には痛みも治まり友達とランチに行けるまでになりました。神社には姫桜が咲き春を満喫してきました。菜の花とむらさき貝のパスタかな　　　静可愛
28Feb
- リブログ記事”第106回「悠々自適」句会結果発表#2529”
  第106回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】「地、正、過、守、通」パン生地を寝かせおく朝梅ふふむ　　　静可愛近所にパン屋さんが出来公民館のパン教室で覚えたパンはしばらく封印していました。先日、思い立ちお店のようにふかふかではないがさつま芋たっぷりのパンを焼きました。お・い・し・い　さつま芋ゴロゴロのパンをまた作ろうと思いました。好きな句も詠め嬉しいです。【句型・技法の課題】１）類想・因果関係を避ける２）遠近・大小・（明暗）の組み合わせ兼題：当季雑詠白魚の千の鼓動や朝の市　　　　　　蒸し餃子扇に包み春来たり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/静可愛遠近・大小・（明暗）の組み合わせは際立たせようと思うと歌舞伎の見得のようになってしまいます。💦次はもう少し自然に詠めたらなと思います。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。皆さんの句から勉強させて頂きました。句会楽しめました。次回も宜しくお願い致します。
26Jan
- リブログ記事”第105回blog句会「悠々自適」結果発表#2520”
  第105回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】「始・八・足・成・石」寒菊や墓石の多き過疎の村　　　　静可愛お正月に詠む句材ではなかったですね。反省です。漢字席題は難しかったです・・・。【１月の課題】「上五＋中七（ワンフレーズ）」＋「下五（季語＋かな）」兼題：当季雑詠川底の青き陶片冬野かな　　　　　　　買ひ物のポン酢の横に寒波かな　　　　/静可愛寒波の句は午前中は穏やかな日でしたが午後に買い物をして帰るとき急激な寒さに驚きました。最初はポン酢ではなくセロリでしたが季重なりになってしまい変えました。長い物が良かったですが大根も葱も牛蒡も季語で駄目でポン酢になりました。セロリがポン酢に代わっても自分だけ解る句でしたね…。次回は頑張ります。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。
20Jan
- 冬の雷…俳句一句
  ときほぐす二個の卵や冬の雷　　静可愛季語冬の雷（ふゆのらい）三冬【子季語】寒雷/冬かみなり【解説】冬に鳴る雷を言う。大陸からの寒冷前線が日本列島を通過する際、大気が不安定になって発生することが多い。日本海側の地方では「雪起し雷」などどいって、本格的な冬の到来を感じる。【例句】冬の雷に醒めし眠を継がんとす　　中村草田男教会の鐘楼わたる冬の雷　　　　堀口星眠落語家の死が片隅の冬の雷　　　　有馬朗人大仙は雲の中なり寒雷忌　　　　　吉田冬葉寒雷のやみし頭上に梁太し　　　　　西村公鳳
08Jan
- 万華鏡…俳句一句
  最近は言葉が出てこなくなりどんどん老化が進んでいると思います。昨日も≪万華鏡≫の言葉が思い出せず悶々としていました。必要な時には出てこないのに半日もたってからぽっと思い出します。まだまだ俳句を楽しみたいのに言葉は命なのに淋しい限りです。いかのぼり影の失しなう高さまで　　静可愛季語正月の凧（しょうがつのたこ）新年【子季語】初凧/いかのぼり/飾り凧【解説】「凧」は春の季語にあるが、正月の遊びとしてもよく揚げられる。殊に、目出度い絵柄のものが初東風にうなりをあげて揚がっていく様子は、正月にふさわしい。【例句】かかり凧奴は骨となつてけり　　　正岡子規きさらざのめんくらひ凧あげにけり　　久保田万太郎一家出て空ほがらかに凧上がる　　　杉山加代凧(いかのぼり)遂に風向きとらえたる　　　高澤良一凧あがる空の弾力妻妊る　　　　　石井康久
29Dec
- 南瓜･･･俳句一句
  南瓜を１０月末に友達に頂いたのに未だ丸のまま新聞紙の上に二個並んでいる。ハロウインも冬至も逃れそろそろ食べなくてはと思い…💦包丁を研いでホウトウ風なうどんを作ってみました。出来のよき南瓜のでんと居座れり　　静可愛季語南瓜（かぼちゃ）仲秋【子季語】とうなす、なんきん、ぼうぶら、栗南瓜【解説】夏の間に逞しい茎が地を這い回るように伸びる。大きな黄色い花をつけた後、秋に実を結ぶ。人の頭ぐらいあるものが畑にごろごろ転がっている様は、どことなくユーモラスである。皮はとても堅い。煮付け、スープ、お菓子などに広く利用される。【例句】この重きおかめ南瓜は女傑なり　　　百合山羽公樂土南瓜切つてその断面にみとれをり　　　加藤秋邨朱の南瓜われ太陽のごとく描く　　　　山口青邨金賞の南瓜に誰も異存なし　　　　遠藤梧逸大南瓜一つ供へて神の留守　　　　　小川木久江
26Dec
- リブログ記事”第104回「悠々自適」句稿一覧#2513”
  第104回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】「負・確・生・千・仕」千枚田すべて冬日の中にあり　　　静可愛【課題】詩性があること。季語が動かないこと。兼題：当季雑詠秒針の追いつく速さ年の暮　　　　　　　凍て星を合掌屋根が押し上げり　　　　　/静可愛一年間、大変お世話になりました。秋風や眼中のもの皆俳句　　虚子心してこれからも俳句を楽しみ挑戦していきたいと思います。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。
22Dec
- 冬至…俳句一句
  ユーチューブ画面のカピバラの柚子湯の様子に癒されています。カピバラも顎まで浸かる柚子湯かな　　静可愛季語　柚子湯　仲冬【子季語】冬至風呂、柚風呂、冬至湯柚子を砂糖で煮て、熱湯で薄めた飲み物も「柚子湯」と言うが、俳句では主に、冬至に柚子を浮かべた風呂のことを言う。柚子湯の起源は、江戸時代の銭湯文化にあり、湯治（とうじ）と冬至（とうじ）とを掛け、無病息災であれば融通（ゆうずう）が利くとの語呂合わせからきている。実際に、柚子の薬用効果は古くから知られ、平安時代の「医心方」にも「寿命を延ばす」と記されている。また、柚子湯に入れば風邪を引かないと言われ、血行促進効果が認められることから、その薬用効果は科学的にも実証されている。例句溢れ出て玉のひびきの柚子湯かな　鷹羽狩行病棟より柚子湯の蒸気噴いてをり　　石田波郷籠の中柚子湯の柚子とほうれん草　　山口青邨身に触るるひいふうみいよ柚子湯かな　　林翔冬至湯の柚子の袋の端ほつれ　　　　斉藤小夜
16Dec
- 冬の蠅…俳句一句
  背もたれに穏やかな日や冬の蠅　　静可愛季語冬の蠅（ふゆのはえ）　三冬【子季語】冬蝿、凍蝿、寒蝿【解説】寒い冬にも生き残っているあわれさがむしろ、命の実相を示してくれる季語である。【例句】冬蠅をなぶりて飽る小猫かな　　村上鬼城うとましや世にながらへて冬の蝿　　正岡子規その翅では小さかろうが冬の蠅　　　高澤良一冬の蠅ほとけをさがす臥戸かな　　　飯田蛇笏弁当を開けば冬の蝿の来る　　　　高浜虚子
30Nov
- 山茶花…俳句一句
  散歩道の山茶花が目を楽しませてくれます。山茶花のこぼるる坂や風の道　　　静可愛季語　　山茶花（さざんか、さざんくわ）初冬【子季語】姫椿【解説】日本固有のツバキ科の常緑小高木で、枝先に白か淡紅色の五弁の花を開く。園芸種として八重咲きや濃紅・絞りなどもある。【例句】小鳥来る山茶花一つ花咲かせ　　　山口青邨山茶花に陽のうつろいの永座り　　伊丹三樹彦山茶花の匂ふがごとく散り敷ける　　　日野草城山茶花の大樹花満つ鶴の村　　　　野見山朱鳥
27Nov
- リブログ記事”【再掲】第103回blog句会「悠々自適」結果発表#2501”
  第103回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】の部「力・降・調・度・横」木の実降る路上駐車のボンネット　　静可愛【型・その２（応用編）】中七の終りの切字「や」を別の切字に置き換える。切字には「けり」「なり」「をり」「よ」「ぞ」「ぬ」「し」など。「上五・中七（ワンフレーズ）・（切字）」＋「下五」降り立ちて陣を解きけり冬の雁　　　静可愛切れ字の中で≪けり≫が一番強い切れではないかと思います。切れ字は何度も失敗を繰り返しロボット歩行から抜け出せなかったですが今回は皆さんの選をたくさん頂きありがとうございます。笑ふたび触れ合ふ肘よ闇汁会　　　　静可愛初めての季語≪闇汁会・やみじるえ≫で詠め嬉しかったです。楽しそうな雰囲気を感じとって頂ければ、なお嬉しいです。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。句の感想も有難うございます。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。
21Nov
- 山陰旅行…俳句一句
  山陰旅行へ行ってきました。島根県時折、霙が舞う中米子空港からレンタカーで水木しげるロード、松江城から城垣の反りに力や小雪舞う静可愛神様の集まっている出雲大社へと・・・。そして益田温泉泊りです。食前酒に梅酒のソーダ割りを頂きました。気分良く楽しく案外飲んべいの素質ありかも・・・。山口県昨日のお天気と違い風は冷たいですが青空が広がっています。萩城のお濠からの遊覧船で外海までのコースを回りました。明倫館伊藤博文別邸、松陰神社、恵美須ケ鼻造船所楽しい日はあっという間に終わります。萩空港へレンタカーを返して羽田に向かいました。萩は若かりし頃一度訪れた事があります。その時たまたま電車の隣の席の人が「何県からおいでですか？」と「群馬県です。」と答えると「山口県は総理大臣が何人も出ているが群馬県も出ていますね・・・。」と言われた事を思い出します。４0年以上たった今ではどんな会話を返すことが出来ただろうか・・・。
03Nov
- 黄落…俳句一句
  穏やかな日差しの中、榛名湖までドライブに行ってきました。途中、水沢観音にお参りをして門前に軒を並べている多くの水沢うどん屋の中の一軒で食べました。伊香保温泉で湯の花饅頭も買いました。そして榛名富士では子供の時以来のロープウエイにも乗りすっかり子供に返ったように楽しんできました。黄落や山頂駅を振り出しに　　静可愛季語黄落（こうらく/くわうらく）晩秋【子季語】黄落期【解説】広葉樹が黄色く色づいて落ちることをいう。欅やくぬぎ、ぶな、銀杏など、日を浴びながら落ちるさまは美しい。【例句】一木の黄落を露路もてあます　　上田五千石煙もまた黄落の景の一つとす　　　能村登四郎金閣寺黄落を浴びて来し日かな　　村山故郷魚河岸やけふ黄落の定休日　　　　鈴木真砂女黄落や大工六人の宇宙　　　　　河原珠美黄落や彫刻室の窓高き　　　　　西村和子
28Oct
- リブログ記事”【再掲】第102回blog句会「悠々自適」結果発表#2489”
  🍂第102回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】「屋・器・引・保・立」駄菓子屋の棚の低さや秋祭　　　　　静可愛【10月の課題】【句型題】【型・その２】「上五＋中七（ワンフレーズ）・や（切字）」＋「季語（名詞）」鍵穴にコトリと風や吊るし柿手に馴染む美濃のお猪口や今年酒　　　　　　　　　　　　　　　　　/静可愛初めての季語≪今年酒≫で詠もうと決めましたがお酒は乾杯の時に口を付ける程度の下戸です。お猪口とぐい呑みの違いから調べました。新酒の喜びが詠みたかったです。初めての季語で詠むのは新鮮で楽しかったです。色々の季語に挑戦したいです。💦お酒は百薬の長と言いますし、老後の楽しみを増やそうかしら・・・。＊悠人さんお忙しい中、句会を開いて下さり有難うございます。句会に参加された皆さん、ブログを見て下さった皆さん有難うございます。
26Oct
- 万年青（オモト）の実…俳句一句
  占ひと違ふ人生万年青の実　　静可愛季語万年青（オモト）の実　　晩秋葉が一年中緑で、長い年月緑を保つので、漢字では万年青と書く。徳川家康が江戸城を開城するのにあたって、家臣から常緑のオモトを贈られ、その後の繁栄につながったとして引っ越し時の縁起物とされるようになったといわれます。実はヒヨドリなどの鳥が好んで食べる。例句いちばんの庭の古株痩万年青/高澤良一初雪の見事に降れり万年青の実/村上鬼城実をもちて鉢の万年青威勢よく/杉田久女