27日午後2時からの国葬儀に向け、私たち衆議院の委員長を載せた車は、正午に国会内を出発し、皇居の周囲や千鳥ヶ淵を通り、10分ほどで日本武道館に着きました。

 左右の沿道には、九段坂公園に献花に向かう一般の方々の列が延々と続き、黒い服の方も多く見られました。

 午前9時半頃には、献花を待つ列が600メートル以上に延び、予定を30分早めて開始したとあとで知りました。

 

 私たち衆議院の委員長は、1階アリーナの席の前方、祭壇に向かって中央よりやや右側の指定区域でした。

 

 式壇は、濃淡の黄色と白の花で作られ、白と赤の花でかたどられた日の丸も飾られていました。

 安倍さんが愛用していた、金色がかった黄色に青のストライプのネクタイをつけた背広姿の写真が掲げられていました。

 29年間に及ぶ国会議員時代に身に着けたすべての議員バッヂとブルーリボンバッヂも置かれていました。

 そして、大勲位菊花大綬章(だいくんい きっか だいじゅしょう)の勲記、勲章と、大勲位菊花章頸飾(だいくんい きっか しょうけいしょく、首飾りのようなもの)が飾られ、天皇皇后両陛下および上皇上皇后両陛下から贈られた真っ白なカサブランカとユリが供えられていました。

(会場内は撮影禁止でした)

 

 昭恵夫人の抱えてきた御遺骨が岸田総理の手を通して自衛隊の儀仗隊員に渡され、式壇に置かれました。

 

 追悼の辞に先立ち、総理時代の映像が流れました。

 東日本大震災の復興、女性活躍の後押し、子どもたちへのまなざし、防衛省設置と自衛隊員を激励、米国議会での演説、G7サミット開催などのシーンが続き、さまざまな魅力ある表情に生前を思い起こしました。

 映像のBGMには安倍総理のピアノ演奏「花は咲く」(東北の復興ソング)が流れました。最後に、総理を辞めてから60年ぶりに練習したというピアノ演奏の姿が、照れ笑いとともに映されました。

 

 式典は約1時間。

 秋篠宮皇嗣同妃両殿下ら皇族方の供花のあと献花が始まりました。ヨルダン国王をはじめとする各国からのお客様の献花の途中、たびたび中断があったのは、外国要人は私たちと違い、それぞれの車に乗るので、出口が渋滞したためでした。

 献花の間ずっと音楽隊の演奏が続きました。

 私は4時15分頃に献花し、またバスで国会に戻りました。

 

安倍元総理に最後のお別れ | 松島みどりオフィシャルブログ「松島みどり奮闘中!」Powered by Ameba (ameblo.jp)

安倍元総理にお別れの挨拶 | 松島みどりオフィシャルブログ「松島みどり奮闘中!」Powered by Ameba (ameblo.jp)

安倍晋三元総理との思い出① 「選挙に全力投球」をまざまざと | 松島みどりオフィシャルブログ「松島みどり奮闘中!Powered by Ameba (ameblo.jp)

安倍晋三元総理との思い出2 私の選挙区、墨田区にも気配り | 松島みどりオフィシャルブログ「松島みどり奮闘中!」Powered by Ameba (ameblo.jp)