楽しい・おいしい・不思議な場所の原点 | 御堂龍児の楽しい・おいしい・フシギ台湾ガイド

御堂龍児の楽しい・おいしい・フシギ台湾ガイド

御堂龍児が気の向くままに、楽しくて、美味しくて、不思議、ディープな台湾の情報をお届けします。

さてさて、「おいしい」の次は、「不思議な」に入りましょう。
こちらは、岩場に筋彫りされた不動明王と、下の社殿の中に木彫りの不動明王が安置されています。
当初は、このラジウム温泉の経営者のお爺さんが、上の段の不動明王の元に修行されていたのが始まりで、その後に信者さんが増えたので境内の拡張工事に入り、湧き水が止まらないので調べたら、鉱泉だったということです。
{3F70470D-1573-42A5-A3E5-1D3881B09A38}

私はこういう場所が大好きなのです。
こういう場所というのは、山の中の岩場の中の修行場ですね。
随分と昔ですが、中国の武夷山という洞窟で、私もお籠りをしたことがあります。
山の中に何日もいると、確かに感性が鋭くなってきます。
御嶽山でのお籠りも好きでしたね(すぐ下の写真は御嶽山・三の池)。
特にあそこでのお籠りは短期間で、見えるものが違ってきました。見えるが、観えるになってきます。
{E211A7CA-5221-43F4-97C1-2BB48C79C1DB}

観えるは、目で見るのではありませんよ。音をみると言いますね、風呂の湯をみるとも言うでしょう。つまり、観るは目だけで見るのではなくて、五感でものを観るのです。
般若心経の第一行『観自在菩薩、行深般若波羅蜜多時‥‥』の観です。
それで、感性が上がってきた時は、龍脈の気の流れが立ち昇る湯気のように見えたり、龍穴を見るとその溢れ出している気が、薄い紫色や赤みがかった色と重なって観えてくるのです。
しかし、山を降りて一週間もすれば、ほとんど色は観えなくなってきます。
だいたい三週間もすると、ほとんど効果なし‥‥です。

それでも、何回かお籠りをすると、スイッチの入れ方と切り方が分かってくるのですね。
当初は、それを知りませんから、下に降りて来てもスイッチを入れっ放しで、一週間間もするとバッテリーが上がってしまうのだ、ということが分かりました。
その辺が分かってくると、下山してからは、すぐにスイッチを切るのでバッテリーが上がってしまわず、観たい時にすぐさま焦点を合わせられるのです。
{733FDB38-E33B-4787-BD44-EE76B97C0468}

こういうことが、世間でいう苦行とか修行の成果でしょう。
私にとっては、毎日が澄んだ空気の中で、写真のような、空も雲も山も綺麗な景色の中をウロウロしていただけですから、修行というと語弊がありますね、行者さんから怒られてしまいます。
それでも、世間の事からいっさい離れることで、山上にいる時は、α波とか何とか波の深い意識状態に入っていたのではないかと思います。

私は風水師ですから、山を観ることや龍脈と一体になることに集中しました。今は、それを応用して家の土地や墓所探しをしています。
お坊さんや行者さんなら、不動明王を観ようとしたり、お経と一体になろうとするのではないでしょうか⁉︎
こんなことが私の『不思議な場所』の原点ですね。

私の風水講義に参加されている生徒さんには、こういう気の話や色の話はあまりしません。
こういうものは各人によって差があるので、あくまでも理論を学び、その基本の理論通りに風水を看るように話しています。
気とか色とかを観るのは、基本を学んでからです。基本の掛算・割算を学ばないと応用ができないです。
しかし、その場の雰囲気を感じるように!ということは話しています。
だから三回の講義のうちの一回は、実地研修です。

少しずつ掴んだものは、きちんと力になっていきます。パッと掴んだものは、一週間もすれば消えてしまいますから。

‥‥おっと、脱線してしまいました。
三回で、このシリーズを終わるつもりでしたが、次回に持ち越しです。
次で、ここの不動堂の風水の話をさせて頂きます。