今週も飲み会続きだった。月、木、金、土曜日に飲んだ。火曜日は英語の授業があって、水曜日は洗濯のために帰った。それ以外の日は、飲んでいたということかあ。

 

体調もひどいが、出費額も相当だ。

 

+++

 

木曜日に偉い人と2人で飲んだ。1軒目の店で、いろんな話を聞きながら飲んだ。そしてそれから、偉い人が行きつけだというフィリピンバーを2軒はしごした。

 

偉い人には2つのルールがあった。

女の子にはどれだけねだられてもドリンク禁止。歌は歌ってはいけない。

 

俺の感覚だと、フィリピンの人は耳がいい。だから、フィリピンバーっていうのは歌いに行くところって感じなんだけど、そうではないらしかった。

 

女の子にすごく上から指示を言いつけるのを見ているのがつらかった。彼を送った後、なんだか思いの持っていき場がなくて、そこから2軒もハシゴして帰って来た。ほぼ記憶がないが、2時頃に帰ったんだと思う。

 

翌日、鏡を見たらすっきりした顔をしていた。俺は朝、起きたときに顔がむくんでいることが多いのだが、この日はそんなことはなかった。何が起きたのかよくわからなかった。

 

+++

 

土曜日に飲んでいる最中に、手の指がむくんできた感じがした。こんな感覚は初めてで、きっと顔はもっとひどいことになっているんだろうなあと、飲みながら思っていた。

 

12時頃に帰ってきて、それからバナナを食べて寝た。

 

+++

 

今日の日曜日、起きて鏡を見たとき「こいつは誰?」と思った。まぶたが腫れあがって、細い目をしている。顔はむくみでパンパンだ。

 

それから風呂に入って、体重計に乗ってみた。3キロ近く太っていた。体調もいまいちで、疲労感ばかりがあった。

 

+++

 

午後はジムの予定が入っていた。行きたくもないが、トレーナーが待っているので仕方がない。

 

体重を告げたら、「昨年の5月以来ですね。」なんて言われた。完全なリバウンドだ。

 

それから、厳しいトレーニングが続いた。俺としては最悪のコンディションだったが、思いのほか力が出て、大嫌いなブルガリアン・スクワットも、いつもよりもスムーズに持ち上がって自分でも驚いた。

 

実感としては、胃腸がへなちょこになっている感じがした。飲み過ぎと食べ過ぎが原因だ。まあ、当たり前だ。

 

トレーナーに相談したら、「キムチ、納豆、味噌汁」などが胃腸に優しい食物だということだった。そして俺が驚いたのは、胃腸の健康を保つには、空気の入れ替えも大切だということだった。

 

「空気?」

「清浄機を使ってもいいのですが、とにかく、きれいな空気が大切なんです。」

「ふーん。」

 

空気の入れ替えにも注意しようと思った。

 

+++

 

羽海野チカの漫画「3月のライオン」を10巻まで読んだ。

昔、この漫画にチャレンジしたとき、主人公のウジウジした性格にうんざりして読み進めるのをやめたのだが、今、改めて読むと面白い。

 

こんなに優れた人間ドラマを、俺は理解ができなかったのかと、自分の読解力のなさにうんざりとした気分になった。

 

とても面白い漫画だ。作者の作品に対して誠実な気持ちが伝わってくる。間違いなく、最後まで読み進めるだろう。気に入った。

中学生の時に、父親に「受験時に、試験結果がよいか悪いかが、わからないとだめだ。」ということを言われた。きちんと勉強していれば、試験を受けたときに、結果の良し悪しが把握できるはず。結果がどうなのかわからない、というのは問題だと、そういう趣旨だった。

 

今の俺は、あのときの父親よりも年齢も上だし、数多くの試験を受け続けている。それでも、なんとなく、未だに試験を受けたときの感触は重要だという父親の言葉に縛られている。感触はよかったのに、結果が悪いというのは、要は勉強不足なんだと。

 

+++

 

TOEICの結果の速報がネットで見られるようになった。

11月に受けたTOEICでは「リスニングがボロボロ。しかし、リーディングは今までにないほどできた。」というのが自分の感触だった。

 

だから、速報で、リスニングが420点、リーディングが395点だと知ったときは、ショックだった。

ボロボロだったはずのリスニングは、前回より5点下がっただけだったが、リーディングは50点も下がっていた。しばらく口もきけないほど気力を失った。

 

俺にしては、かなり勉強したつもりだった。もちろん、半端なく酒も飲んでいたけどさあ。

 

+++

 

ようやく試験結果のショックから立ち直りかけた頃に、星新一賞の最終選考作品が発表された。まあ、当たり前だけど、そこにも載ってなくて、それはそれで、それなりに痛かった。

 

+++

 

木曜日は仕事を休んで、長野まで戻って免許証の更新をした。1日休んだのだが、午後3時には全てを終えて、名古屋に戻ってくることができた。

 

ショックだろうが何だろうが、やらなければならないことが世の中にはいっぱいある。

 

+++

 

金曜日に職場の忘年会があった。それで、俺は飲み過ぎた。

そこから3軒はしごをして、帰ってきたのは0時を過ぎていた。

 

+++

 

土曜日は朝から風呂に入りながら、2時間くらいゲームをしていた。物事を考えたくなかった。それから映画を2本見て、あとは寝ていた。

 

+++

 

日曜日、ようやく起きてきた。いろいろとしなければならないことがたまっていた。

 

洗濯物を干しているとき、太陽がまぶしかった。

いろいろとあっても、こうやって日常って取り戻していくんだなあ、なんて考えていた。

 

+++

 

スタローンの映画「ラスト・ブラッド」を見た。

最後の戦闘シーンは、迫力があった。

 

+++

 

CIAを描いた映画「リーサル・ソルジャーズ」も見た。

殺しを明らかに楽しんでいる傭兵と、立場と金で繰り返される裏切り。

その複雑な関係を理解させてエンターテイメントにしている。

ちょっとだけ見て寝ようと思っていたのに、最後まで見てしまった。

 

 

***応募したもの***

 

俺は人類

 

N氏は自宅に帰り、ネクタイを外すと床に投げ捨てた。冷蔵庫から氷を取り出し、グラスに入れ、スコッチウイスキーを注ぐ。琥珀色のオン・ザ・ロック。それを一気に飲み干した。

気分がほぐれてきたので、2杯目はゆっくりと飲むことにした。

今日の再就職試験は失敗だった。誰もが名前くらいは聞いたことのある製薬会社にダメ元で応募したのだが、運よく書類選考を経て、二次試験にまでたどり着いた。

二次試験は、コミュニケーション能力が試される。応募者は都心にある本社に呼ばれ、設備の整った会議室に集められた。今回の採用予定人数は8名。N氏も含め、二次試験まで進んだ応募者は40名だった。

人事担当者の指示で、40名の応募者は5名ずつのグループに分けられ、課題に沿った作文を書くように指示をされた。課題は「理想の一日を書きなさい。ただし常識や法、道徳にとらわれず、自由な発想で書くこと(400字以内)。」。

N氏は39歳で独身。同じグループになった応募者が、考える時間もそこそこに、作文を書き始めたのには驚いた。理想的の一日というテーマは、二次試験によくあるテーマなのだろうか?N氏自身は、そんなことを考えたことは今まで全くなかった。それでも、まわりの雰囲気に引きずられるように書き始めた。

「香港の超高級ホテルで目覚める。20歳になったばかりの妻がグレープフルーツジュースと新聞をベッドに持ってきてくれる。新聞をひろげ、株価欄を見る。また儲かってしまったな、とつぶやく。白のビキニに着替えた妻が、私のカラになったグラスを受け取り、ホテル内のプールで一緒に泳ぎましょうと言いながら、手を引っ張る。プールは屋外にあった。太陽が眩しかった。」

10分ほど経った時、人事担当者が「書き終わりましたか?」と呼びかけた。「書き終わりましたら、グループ内で順番に作文を読んでもらいます。その後、それぞれの感想を言っていただきますが、その際、決して批判をしてはいけません。」

まさか、グループのなかで読まされるとは思っていなかった。

最初は女性の応募者だった。

「理想の一日。目指していた製薬会社から合格通知が届きました。息子2人と手を取り合って喜びました。夫に電話で連絡をすると、夫は「よく頑張ったな、おめでとう。」と優しく祝福をしてくれました。夫もよっぽど嬉しかったのか、電話口の彼の声は少し涙声でした。」

N氏は足の指が硬直し、頭頂部にある水色の飾り羽が逆立つのが自分で分かった。「なるほど。そういうことを書くのか。」無駄だと自分でもわかってはいたが、机の下で両手を合わせ、永遠に自分の順番が来ないことを祈った。

「Nさん、いまの作文について、感想をどうぞ。」

「素晴らしい一日だということ、そして素晴らしい家庭をお持ちのことがわかります。合格した喜びが私にも伝わりました。」感想を言いながらも緊張が解けなかった。N氏の飾り羽は逆立ったままだった。

次は身だしなみがよく、教養がありそうな男性。N氏よりも若干、年齢は高そうだった。

「私の理想の一日。御社に就職したのち、御社が力を入れているがん治療薬の広報を担当しました。私がデザインを担当した資料が医師の手元に届くや否や、わかりやすい、効果がすぐにわかる、信頼がおける、と好評でした。そのがん治療薬は、売れに売れました。それで広報チームの代表として、私が社長表彰を受けることになりました。その日は、朝から緊張していました。正確にいうと前日から緊張をしていて、夜もほとんど眠れませんでした。うちにはタキシードがなかったものですから、妻が貸衣装屋から借りてきてくれたタキシードに着替えました。」

タキシードを借りたというところで、何名かが上品に笑った。N氏も笑ったが、心はもう家に向かっていた。今すぐここから逃げ出したい、その思いでいっぱいだった。こんな作文だって、書けないわけではなかった。俺はなんだって、あんな作文を書いてしまったのだろう。

その後、どんな感想を言ったのか、そして自分がどのように自身の作文を読み上げたのか、覚えていない。覚えてはいるけれど、思い出したくないのかもしれなかった。ただ、自分が作文を読んだとき、人事担当者までが失笑していたこと、女性の応募者から非難がましい冷たい目で見られたことは、痛烈に覚えていた。もうこの会社は落ちていい。人事担当者も含め、もう2度と同じグループになった応募者に会いたくなかった。

3杯目のオン・ザ・ロックを作った。ウイスキー・オン・ザ・ロック。この名前を作ったのは人類だ。冷蔵庫が発明される前、冷やしたウイスキーを飲みたかった人類は、川に沈んだ冷たくなった石(ロック)をグラスに入れて、ウイスキーを冷やした。冷蔵庫が発明され、石が氷に変わった後も、人類はこのウイスキーの飲み方の呼称をオン・ザ・ロックから変えなかった。そして、未だにこの呼称が使われている。冷えたウイスキーはうまかった。

N氏の机の上にはレッドデータブック図鑑がある。別れた彼女が、置いていったものだ。なぜ置いていったのかはわからない。そもそも、なぜ別れたのかもよくわからなかった。N氏がなかなか結婚しようとしなかったのも原因だろうが、彼女に言わせると「相談なく会社を辞めたこと」が彼女のプライドを傷つけたのだという。「プライド?」N氏にはよく理解ができなかった。他にも理由があるのかもしれないが、そう伝えられて、N氏は了承した。心のどこかで、結婚を強要されなくなったことにホッとしていた。彼女は荷物をまとめると去っていった。そして、なぜか机の上にレッドデータブック図鑑を置いていった。別れる理由を深掘りする気にはならなかった。どうしてこの本を置いていったのかも、N氏は聞かなかった。

高校時代に化石研究を趣味にしていたN氏とって、レッドデータブック図鑑は特に驚きに満ちた本ではない。有眼生物が誕生し、さまざまな生物の基礎体系が確立したカンブリア大爆発以降だけを考えても、地球上にかつていた生物の種の99%は絶滅しており、今さらある種の生物が絶滅すると知っても、地球の生物の歴史とはそういうものだという感覚しかない。

絶滅危惧種には、人類という項目もあった。今は中央アジアに数体(数人?)の個体がいるだけだという。そして、その個体も歳を取り、生殖能力が衰えている。「絶滅は時間の問題」。そんなタイトルの雑誌の記事を読んだような気もする。かつて、地球上を人類が支配していたこと、そして人類が創造性豊かな生物であったことは、普通教育を受けていれば誰もが承知していることだ。高校時代の恩師でもある生物の先生は、人類に特に興味を持っていた。私たちの文化の基礎は、この人類が獲得したものを再利用しているものが多いことを熱く語っていた。実際、遺跡が発掘され、「世紀の大発見」があるたびに、私たちの社会は大きく変革する。遺跡ハンターは、若者たちの憧れの職業でもある。遺跡ハンターになるには、高い学歴と臨機応変に事態に対応できる実務能力が求められる。N氏も遺跡学部出身なので、大学時代に遺跡ハンターを目指した時期があった。遺跡学部に行ったのであれば、遺跡ハンターを目指した時期が一瞬もなかったというのは嘘になる。残念ながら、N氏はなれはしなかったが。

「太陽系の惑星は太陽に近いほうから、水星、金星、地球、火星、木星、土星の順で並んでいる。地球を除いた5つの星を円周に、この順序で均等に配置し、火星、水星、木星、金星、土星の順でつなげると、星形になる。それで人類は1週間の曜日をこの順序にした。」

実際にノートにそのように書いてみて、本当に星形になることに驚いた。もっとも、今でこそ恩師などと言っているが、当時高校生だったN氏はそんな話よりも、授業を聞き流しながら、教室の窓からグランドを眺めているクラスメートの女の子の横顔の方にずっと興味があった。みんな忘れてしまうが、高校生というのはそういうものだ。

そしてまた、この生物の恩師の話もデタラメだった。人類が曜日を作ったのは、まだ地動説が信じられていた頃で、太陽中心の発想は生まれる余地がなかった。

レッドデータブック図鑑によれば人類が滅亡に至った理由はこうだ。

人類の社会経済活動が活発になり、化石燃料の大量消費が継続した結果、二酸化炭素が空気中に占める割合が僅かに上がった。ただ、その割合が本当に僅かだったために、それが原因だったのかは未だに不明だが、実際に地球の平均気温が上昇した。気温が上昇すると水蒸気が空気中に多く含まれるようになる。水蒸気はそれ単体でも温室効果ガスであるため、ますます地球の平均気温は上昇した。さらに、高緯度地域で永久凍土が溶け出し、そこに蓄えられていたメタンが空気中に漏れ出した。メタンによる温室効果は大きく、平均気温の上昇に歯止めがかからなくなった。もちろん、人類も炭酸カルシウムを成層圏にばらまいて太陽光そのものを妨げたり、雲の輝度を上げて、より多くの太陽光を反射させたりするなど、涙ぐましい努力をしたことがわかっている。しかし、高緯度の国に住む大統領が「摂氏2度から3度程度の温暖化は望ましいことだ。毛皮のコートは必要なくなるし、農作物の生産も向上するだろう」と述べたという記録もあり、必ずしも全人類が地球の温暖化に真剣に取り組んだわけではなかった。また、食糧難の国では、依然として焼畑を行うなど、温暖化防止策は徹底されることがなかった。

気温の上昇の後は海水温が上昇した。海水自体も熱で膨張し、いくつかの小さな島国が海底に沈んだ。気体は低温であればあるほど、水に溶け込むが、空気が海水に溶け込まなくなって、植物性のプランクトンや藻類が激減した。さらにこれらを餌とする魚類が減少して、食糧不足が進展した。同時期に、文明の要となっていた天然ゴムをゴムの木が感染症に侵されたことで喪失したため、多くの産業が立ちいかなくなった。

徐々に減少した人類が一気に絶滅に進んだのは、恐竜のときと同様、また隕石だった。隕石の危険性は、人類の間でも何度も指摘されていたが、人類の短い歴史のなかでは効果的な解決方法を見つけることはできなかった。

直径8キロほどの隕石が、ニュージーランド付近に落下した。落下の衝撃によって生じた熱波で、オセアニア地域の生物は一瞬で焼かれた。熱波による森林火災、その後の津波と地震により、地球上の他の地域でも相当な被害が出たことが推測されている。岩石は成層圏にまで吹き上がり、数年間滞留した。その間、地上は昼であっても薄日が刺すのみで、多くの時間、闇に覆われ、気温は急激に低下。植物も含め、55%の生物が絶滅した。

哺乳類に関しては、65%の生物が絶滅した。一番の原因は、光合成の減少による酸素不足だった。酸素不足になってしまうのは、哺乳類独特の肺の構造に原因があった。哺乳類は、あばら骨のなかで肺を膨らましたり、しぼめたりすることで酸素と二酸化炭素の交換をする。そして、空気を吸う時しか酸素を体に取り入れることができない。しかし、現在、地球を支配している鳥類の肺は動かない。吸うときも吐くときも効率よく酸素を取り入れることができる。だから鳥は、酸素の薄い高度8千メートルの上空を飛ぶことができる。

気温の低下も人類にはマイナスに働いた。人類が他の哺乳類よりも身体的に優れていた点は、体毛がほとんどなく、汗腺が発達していたこと。だからどの哺乳類よりも長距離を走ることができた。毛がないことと汗腺が発達していることは気温が高い場所の方が威力を発揮する。低酸素な寒冷な地で、人類はたちまち衰退した。

その後、4500万年が経過した。低酸素時代を経て、人類は脳が委縮し、現在生きている人類の個体はわずか5体。人類保護センターで餌を与えられて生きている。レッドデータブック図鑑に載っている写真には創造性のない非力で虚ろな目が写っている。布を渡すと、敏感な生殖器を保護するような衣類を作る程度の能力は残っているという。しかし、この生物がかつては地球の支配者だったとは信じがたい。

レッドデータブック図鑑で人類の項目には、「ひとあたま」という言葉の由来が載っていた。もちろん、この「ひとあたま」という言葉には、人類が全盛期の頃、どこへ行っても3歩で忘れることを「とりあたま」と言ってバカにしたことと無縁ではない。ただ、「ひとあたま」は「とりあたま」と違って事実に由来する。「ひとあたま」という言葉は、目指す状況と全く違う状況を目標だと宣言し、しかも失敗する様をいう。

具体的には人類が自らに都合がいい環境を守る活動のことを、「地球を守る」と見当違いの目標で宣言し、しかも失敗して絶滅に追い込まれたという事実による。地球自体は人類が守るようなものではない。人類が目指した環境保護は、地球そのものを守るものではなく、人類のために人類にとって快適な地球環境を守るものだった。

当然だが、地球だって人類を守るつもりはさらさらない。地球は、灼熱地獄になったことも、凍り付いて巨大なアイスボールになったこともある。人類の知らない巨大な地殻変動、隕石の衝突を何度も経験している。生物の大量絶滅だって、経験したのは一度や二度ではない。

人類は、たかだか数千年の文明を持っただけで、地球の保護者気取りだったが、能力も経験も足りないことは、地球の歴史から見れば明らかだった。

私たちは、今、このように考えている。もし仮に、地球に意思なんてものがあるとすれば、それは、自分が持っているすべてのおもちゃを散らかすことに全力を傾ける幼児同様に、自分の持っているすべての資源を消費して散らかしたい、ということだろうと。太陽が水素からヘリウムを生み出す核融合反応を延々と繰り返し、すべての水素を使い切るまで熱エネルギーを放出し続けるように、地球もひたすら資源を消費しながらエントロピーの拡大に向かって突き進みたい。私たち生物はその触媒に過ぎないと。

エントロピーとは散らかし具合のことだ。同一の形で同一重量の白い碁石と黒い碁石を混ぜると(実際には黒の碁石は白の碁石より少し小さいので、そのまま当てはまらない。)、それらはだんだんと均等に混ざり合うようになる。エントロピーは増大する方向にしか働かない。混在していた白い碁石と黒い碁石をかき混ぜていたら、いつの間にか、白い碁石と黒い碁石とにきれいに分かれましたということは起きない。

地球も、自らが有する資源をかき混ぜたくて仕方がない。太陽から受けた熱エネルギーであっても、それは同様。北極に氷床が積み上がり、赤道付近は灼熱地獄という状況にはしたくない。太陽から受けた熱エネルギーが一定地域に偏るのは嫌なのだ。

もしこの偏りが生じた場合、熱エネルギーを散らかすために地球は手段を選ばない。より、散らかすことができると分かれば、台風というかなり大規模で複雑な仕掛けを作り上げ、効率的に熱エネルギーを低緯度から高緯度に届けることまで行う。

人類の後、地球を支配する役についたのは、鳥類だった。羽が退化して腕になり、足は太くなり骨も密度を増した。空を飛ぶ必要がなくなったことから、したいときに出てしまった糞も、コントロールができるように括約筋が発達した。歯も生え、石を飲む必要もなくなった。そして、卵はやめた。育児嚢と胎生の争いがあったが、過酷な生存競争を経て、胎生のものが生き残った。そう。鳥なのに、私たちにはへそがある。母の体内にいるとき、へそを通じて栄養を運んだほうが、乳首で栄養を運ぶより、子孫の成長には有利だからだ。

そう。私たちは、鳥類というよりも恐竜に似ている。身長は150センチほど。全身に産毛が生え、綺麗な尾羽のついたしっぽがある。羽は綺麗な原色。大きな美しい飾り羽が頭頂部にも生えている。もちろん、服は着ている。ズボンに大きな凹みがあり、そこから尻尾を出している。

特筆すべきことは、人類と同様の位置に乳房があること。その理由は謎である。様々な説はある。有力な説は、原鳥時代に、水に濡れることを嫌う捕食生物から逃げるために海に入り、そこで、赤ちゃんに哺乳をしながら生き延びたからではないかという「ナギサ原鳥説」だ。しかし、そもそも水に濡れることを嫌う捕食生物とは何か、がよくわからないのと、渚で暮らしていたという証拠が見つからないことが、この説の弱点。私は個人的には、胸に乳房があることを、配偶者が好んだからだと思っている。もちろん邪説だが、自分の心のなかでは信憑性がある。

N氏は、またオン・ザ・ロックを作って、飲んだ。それから頭頂部にある飾り羽を撫でつけながら、考え込んだ。

最初に頭に浮かんだのは、個人名の入ったレッドデータブック図鑑があったら、絶滅危惧者として、N氏の名前も載りそうだということ。再就職先も見つからないし、収入の見通しが立っていない。配偶者もいなければ、子供もいない。

N氏は知っていた。進化の過程で、環境に適合するということは、その環境下でもっともよいパフォーマンスを示したということでは全くない。子孫を残したか否かだけだということを。優れているから生き残り、優れていないから滅びるわけではない。物事はもっと単純だ。

「彼女は、私がそんな結論に至ることまで考えて、この本を置いていったのだろうか。」N氏はそう考えながら、レッドデータブック図鑑に載った人類の写真を見つめた。

「つまり、絶滅危惧者の私は、人類と一緒ということか。」

絶滅に瀕した人類の視線に耐えきれず、N氏は図鑑を閉じた。彼女のことを思ったが、それはもう考えるだけ無駄のように思えた。いろいろと噛み締める思いがあった。そしてまたグラスにウイスキーを注ぎ入れた。

「でも、まあ、どんな失敗も笑い話にはなる。」

そうつぶやきながら無理して笑うと、もう何杯目かのオン・ザ・ロックを喉に流し込んだ。オン・ザ・ロックはうまかったが、軽いゲップとともに抑え込んでいたため息が、漏れてしまった。グラスのなかで溶けた氷が、コトリと小さな音を立てた。

今週は、水曜日、金曜日、土曜日が飲み会だった。飲み会のなかった月曜日は歯医者に行き、火曜日は英語の授業を受けて、木曜日はジムに行った。普通に職場から家まで帰った日が、1日もない。

 

こういうのをリア充と言うのだろうか?いずれにしても金がかかる。俺の場合、飲み始めると1次会で終わることがなく、12時前後の帰宅がデフォルトなのでなおさらだ。

 

+++

 

先日受けた健康診断結果が返ってきた。普段から飲み過ぎなので当たり前だが、肝臓の数値が悪い。

「なんでだろ?びっくり。言いがかりかな?」職場の隣の席の女性に言ったら「まったく不思議ないと思いますけど。」と冷たく言われた。

 

再検査のことを会社の担当に聞いてみる。「とりあえず、かかりつけ医に行って、再度、血液検査をしてください。」という。

「そういえばさあ、10月にもかかりつけ医で血液検査したんだ。それじゃだめ?」

「11月の健康診断結果で判断したので、10月の検査ではダメです。」

それはそうだろうなとは思った。

 

+++

 

職場の女性たちは、俺がジムに行った木曜日に飲み会だった。1軒の店に4時間もいるというので驚いた。

「女子会なんです。話が尽きないんですよ。」

「女子会?俺の田舎では、君たちくらいの女性の飲み会は婦人会って言うんだよ。」と軽く怒らせておいた。

 

+++

 

金曜日の夜、ちょっとびっくりするくらい飲んでしまった。それで、土曜日は不調だった。やたらと眠くなるので、よく眠った。

 

土曜日は夜に飲みに行き、そして、日曜日はまたしても不調だった。洗濯をしたりクリーニングに行ったりもしたけれど、やはりよく眠った。

 

午後になっても、体調が今一つだった。それで、無理やり体を動かすことにした。水曜日もすごく飲んだのに、木曜日の夕方にジムに行ったら頭がすっきりしたからだ。

 

リングフィットアドベンチャーを1時間くらいした。汗をかいたら、眠気が飛んで、頭がすっきりした。こういう二日酔いの解消法もあるのかと思った。

 

+++

 

映画「インセプション」をまたまた見た。

これだけ複雑な設定を、観客に理解させながら、しかもエンターテイメントに発展させる監督の手腕がすごすぎる。

 

改めて、どうやって映画の中で、この複雑な状況を説明したのかを参考にしたくて見た。いつ見てもすごい映画だ。

 

+++

 

「S.W.A.T.」のシーズン2もすべて見終わった。

どれだけ命がけで悪者を倒しても、次々と悪者が現れる。急襲班であるS.W.A.T.も大変だ。ドラマがちゃんとできているので、見ていても納得がいく。

 

飲みに行かないときは、毎晩見ていた。

 

シーズン3からはキンドルでは有料になる。有料だと聞くとまったく見る気がしない。また気に入ったドラマを探さなければと思っている。

月曜日に、仕事帰りにジムへ行った。1週間、酒を飲まずに行ったので、ジムのトレーナーも喜んでくれた。ただそこから帰る途中で、飲み屋から電話がかかってきて、月曜日はそのあと、飲みに行っちゃったんだけど。

 

でも、今週は飲みに行ったのはその日だけだった。土曜日にジムに行ったとき、トレーナーに「じゃあ、2週間で1回しか行っていないじゃないですか。」と言われて、「俺ってすごいな。」なんて少し自分でも感心してしまった。

 

ただ、来週は飲み会続きだ。よく飲むよなあ、俺。

 

+++

 

ジムに通い始めて8か月が経つけれど、ベンチプレスで持ち上げられるのは35キロがやっとだ。トレーナーは、150キロは持ち上げられるのだそうだ。その昔、彼女とプールに行ったとき、見知らぬ男が近づいてきて「どうやったらそんな大胸筋が作れるんですか。」って聞かれてうれしかったという話を聞いた。

 

トレーナーが横で見ていてはくれるが、ベンチプレスで足の使い方が間違っているような気がしてならない。全身の力を入れようとすると、足が地面から離れてしまう。どうも反動で持ち上げようと無意識に考えているように思う。足が地面から離れるなんて、ベンチプレスをしている人からは信じられない行動らしく、「ありえません。」と言われるが、どうやったら直るのかもよくわからない。

 

+++

 

日曜日は、実家のある地元の役員が総出席する、集会場の大掃除があった。全く興味がないが、俺も一応、役員なので行かなくてはならない。田舎は本当にめんどくさい。

 

中央道を走って地元まで帰る。

 

今まで使っていた地元の駐車場で問題が起きて、いろんな人と話をしなければならなくなった。まだ問題は解決していない。それで、1時間くらいしか地元の駐車場も使えなかった。

 

その1時間の間に、冬用の暖房器具を車に積んで、夏用の衣類を実家に置いてくる。車を行ったり来たり何度もして、それから集会場に行った。

 

大掃除といっても普通の掃除と変わらない。俺の担当は窓ふきだった。友達と掃除をした。それから地元の役員は飲み会だけど、俺は再び名古屋に戻る。帰ってきたら、なんだかどっと疲れた。

 

+++

 

リズム・セクションというイギリスの映画を見た。アクション・サスペンスだったけれど、俺には、最後までよくわからなかった。

この映画でのイギリス人のトレーニングを見ていると、厳しいんだか自主性を重んじているんだか、よくわからない。そんなんで本当に強くなるのか?と疑問に思う。まあ、走っている分は心肺機能は改善されるだろうけれど。

 

そして、主人公はいつも必死で、本当に強くなったのかどうかもよくわからない。人殺しを単独でさせるのも、俺には意味がよく分からない。

 

俺の感覚だと、1人が1人を殺せる確率は1:1だけど、2人で1人を殺せる確率は4:1くらいに跳ね上がるように思う。3人が1人を殺すなら、確率は9:1。つまり二乗に比例する。あくまで、感覚だけど。

 

だから、本当に殺さなければならない相手なら、チームで対抗した方がいい。なぜ1人で殺させるのか俺には理解ができない。指令が間違っていると思う。

 

でもまあ、いろいろ期待しながら最後まで見た。面白くなりそうな気配だけはあった。でも最後まで見ても、すごいアクションがあるわけでもなく、よくわからないなという思いしかしなかった。

今日の日曜日の午前中にTOEICの試験を受けた。この一週間、それなりに勉強をしたはずなのだが、リスニングは何を言っているのかよくわからなかった。

 

リーディングも、そんなに解けたわけではない。ただ、今回初めて時間が余るという経験をした。今まで、TOEICのリーディングは時間が足りなくなっていた。2回くらい前では、パート7を20問くらい、解答欄に全部Bをマークして提出した記憶がある。時間が余るなんていう経験は初めてで、その点はうれしかった。結果論だが5分ほども余ったので、急ぎ過ぎだったのかもしれない。

 

今回、時間が余ったのは、パート5とパート6を合わせて20分以内に解くという目標を立てていたからだ。このパート5と6は、見た瞬間に解答が浮かばなければ、もうどれだけ考えても答えは出ない。迷っている時間を無駄だと考えたので、わからなければさっさと進むことにした。それで15分くらいで解き終わった。おかげで時間だけはたっぷりとあった。

 

TOEICの試験は12月にまた受けるつもりだったが、試験の申込期間を徒過してしまった。だから今度は来年の1月に受ける(また申込期間を忘れなければだけど。)。リスニングに問題があることが、改めてよく分かったので、リスニングに特に力を入れていきたい。

 

+++

 

それから、1月のTOEICが終わったら、すぐに2月のeco検定も受ける。俺は正直言って、環境問題に真剣に取り組むタイプの人間ではないが、そういう人間だからこそ、環境について知るべきだと思ったから、受けてみる。

 

きっと合格したって、環境問題に真剣にはならないと思うけれど、知ることは大切だ。実際に、社会は環境問題を無視しては事業が進められない状態だ。そういう時代になってしまった。「俺はどうも、気が乗らないな。」なんてなかなか言えない。俺はほっといてもそういう態度が出てしまうので、少なくとも知識だけは身に着けたい。

 

+++

 

今週はそんなわけで、この前の日曜日からお酒を一切、口にしていない。今日なんかは飲んでもよさそうなものだが、今のところはお誘いがない。一応、今日は、まだ行く予定はない。

 

この一週間、毎日、5時30分に起きて、目玉焼きを作ってキャベツの千切りと一緒に食べながらTOEICの勉強していた。

 

ただこれからも、飲み会がなければ5時30分に起きて、TOEICの勉強を続けたい。名古屋は長野と違って、朝起きても凍えるほど寒くなくていい。田舎だと、まず雪かきから一日が始まるからなあ。本当に都会は有利だと思う。

 

+++

 

そうはいっても寒くなった。今日、試験会場に行くときに駅前まで自転車に乗って行った。とても寒くて、震えながら自転車を走らせた。駅について、自転車を停めて、そこから階段を走った。階段の最下段を降りたとき、足がもつれて、派手に転んだ。かばんも放り投げてしまった。目の前にいたサラリーマンのような人が驚いていたので、「すみません。」と謝りながら立ち上がった。

 

手のひらが多少傷んだくらいで、体のどこも特に痛めてはいないようだった。そのときに心に思ったのは、「飲んでもいないのに、走って転ぶなんて。こんなことなら、飲んどけばよかった。」と生産性の全くないことで、その理屈に自分自身であきれた。

 

+++

 

そういえば、今週は金曜日に健康診断もあった。それもあって禁酒していたんだった。まあ、無駄な悪あがきだけど。

 

健康診断の日は、なんと一日休みがもらえる。健康診断をしてくれる病院には朝7時30分集合ということなので、その時間に間に合うように行った。

 

そうしたら、とても効率よく診断が進んで、8時45分には全て終わってしまった。英語の勉強をしながら病院が出してくれた弁当を食べた。

 

9時に、送迎のバスが出るというので、それに乗った。ドライバーが「もう終わったんですか。」と言うので「ええ。すごく効率よくて。」と答えた。

 

そして、家に帰って、それなりに勉強をした。でも大してできたわけではなかった。

 

+++

 

「S.W.A.T」のシーズン1をすべて見終わった。

悪い奴を、訓練を積んだ警察官が捕まえるというドラマだ。今どきのドラマなので、警察官側の悩みも描かれている。ただ基本的には勧善懲悪のドラマだから、気分がいい。

 

そして残念なのは、あえてこういうドラマを見ているんだけど、さっぱり英語が聞き取れないことだ。もちろん、簡単なやつはわかるけど、9割がたはわからない。

 

このドラマに出てくる凶悪犯には、この英語がわかるんだよなあ、と負けた気分でドラマを見ている。シーズン1が終わったけれど、同じノリでシーズン2も続く。きっと見続けると思う。

今週は水曜日と土曜日だけ飲んだ。来週は人間ドックとTOEICの試験があるから飲まない!いや、言い切るのはまずいかもしれない。一応、今のところは飲まないつもりだ。

 

+++

 

実家のある地元で週末にイベントがあることになっていた。俺はどういうわけか、役員になっていて、今までも会議に出たり、いろいろと手配をしなければならなかった。

いよいよ今週末はイベントなので、金曜日の夜には実家まで帰っていた。そして土曜日は朝9時からイベントの準備をした。午後2時頃に準備は終わり、それから車のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えるという作業をした。それから日帰り温泉に行って、夜は、義兄と飲んだ。

 

今日の日曜日は朝7時からイベントの準備と実施があって、なかなか大変だった。イベントは大体成功して、夕方5時に終わったのだが、撤収の際、仲間の一人が指を軽自動車のスライドドアに挟んで爪を砕くというかなり痛い事故があって、撤収にも時間がかかった。仲間は救急車で病院に行った。

 

+++

 

明日から、本格的に勉強するので、本来であれば、打ち上げに行くところだけど、そんなことも言っていられない。

 

で、名古屋まで戻ってくるつもりだったけれど、実家から名古屋までの高速は、中津川で対面交通をしているせいで、渋滞がひどかった。

 

イベントでの疲労もあって、運転しながら眠ってしまいそうだった。パーキングエリアで、カフェインが入った炭酸飲料を飲んで、なんとか目を覚ましながら名古屋まで戻ってきた。

 

+++

 

実家に帰っている間に、TOEIC用の証明写真を撮りにカメラ屋さんへ行った。名古屋では、証明写真を撮るのはほとんど機械のようで、ネットで証明写真を検索すると、大型自販機のような機械の情報ばかりが出てくる。俺はどうしても、あの機械の中で写真を撮られるのには抵抗があって、写真だけは田舎で撮ってもらう。経験が少ないだけで、別に機械だってかまわないのかもしれないけれど。ちゃんと撮れるのか不安だし、撮れてなかったときに、返金も要求できないじゃん、って俺は思ってしまう。

 

で、田舎のカメラ屋さんで撮ってもらったら4枚で1600円だった。そしてふと考えてみて、もしかしたら、俺は、次の試験を受けるときは老眼鏡をかけているかもしれないからと、老眼鏡をかけたバージョンでも撮ってもらった。

 

もっとも俺のかけている老眼鏡は、度がほとんどなく、ブリンカー(視野の広い馬が、観客等で驚かないように、前方しか見えないようにする道具)くらいの意味しかない。でもまあ、一応、度が入っているから、遠くはよく見えなくなる。近くがはっきり見えるかは日によって微妙だ。

 

TOEICの試験当日まで粘って、見え方等を検討して、どちらの写真で行くか決めるつもりだ。

 

+++

 

イベントの昼休みに、実家に帰ったら、俺が車を停めている駐車場の地主だという人がいて、「いったい誰の許可を得て、停めているのだ。」と突然言ってきた。その方のお姉さんと話して使わせてもらっていたのだが、その人が言うには「姉にはそんな権利はない。」ということだった。

 

それで、いろいろと話していたら、午後のイベントにギリギリになってしまった。この話もこれから解決しなくてはならなくて、頭が痛いところだ。

 

田舎はいろいろあって、本当にめんどくさい。

金曜日に名古屋の弁護士の先生と、その美人秘書さんと飲んだ。

「君のブログ読んでいるけど、お酒飲み過ぎじゃない?」

確かになあ。お酒飲み過ぎだった。

 

+++

 

月曜日は名古屋駅前のビルで大きな会合に出席した。2部構成で、1部は講義だったが、2部は名刺交換会になっていた。そして、この名刺交換会が、お酒もないし、お茶もないし、食べ物もないし、歌も踊り等の出しものもないという、純度100%の名刺交換会だったので、すぐに飽きてしまい、同僚と会場を後にした。偉い社会人というのは、名刺交換だけで1時間も時間が持つんだろうけど、俺には無理だった。

 

同僚が「飲んで帰りませんか?」という。名駅の近くに立ち飲みバーがあって、そこに連れていきたいのだという。「いいねえ。」

 

そこで、日本酒の利き酒コースというのを頼んだ。次々と出てくる日本酒を「ふーん。味が違うなあ。」と当たり前の感想を言いつつ、飲む。お酒を持ってきてくれるお姉さんがいろいろと説明をしてくれるけど、わかったふりをして頷くのが精いっぱいだった。

 

電車で名古屋の宿舎近くまで来て、そこからまた飲みに行った。でも1時間くらいで帰った。

 

+++

 

健康を気づかって、火曜日は英語の授業を8時40分まで受けた後、飲まずに帰った。家でも飲まなかった。

 

俺の昔の同僚で、1年の健康目標を立てるというタスクを会社から求められて「1年に1日、休肝日を設ける。」という目標を立てて、しかも、達成できなかったという人がいる。

 

そういう素敵な実例に比べれば、俺は品行方正過ぎるとも思う。

 

+++

 

水曜日は、家に7時くらいに帰った。それからシャワーを浴びて、勉強でもしようかと思っていたら、「お店ががら空きだから来て。」とお誘いを受けたので飲みに行った。

 

2時間くらいで帰ろうと思っていたが、財布に入っていたはずのお金がなかったので、1時間で帰ってきた。

 

+++

 

木曜日も「お店ががら空きだから来て。」とお誘いを受けたが、断った。「ポッキーあげるよ。」と言われたが何のことだかわからなかった。

 

翌日になって、11月11日でポッキーの日だったことに気が付いた。もともとは韓国がポッキーをマルパクリしてペペロというお菓子を作ったことが始まり。それで「ペペロデー」が先にあって、今度はポッキーがペペロデーを逆輸入した。

 

翌日からの仕事と飲み会を考えて飲みに行かないなんて、俺は本当に鉄の意志を持っているのだと改めて感心した。

 

+++

 

で、金曜日。弁護士の先生と美人秘書さんと飲んだ。随分と久しぶりで、楽しかった。それから2次会は、わざわざ俺の最寄り駅にまでタクシーで行って、飲んだ。相当飲んで、飲み過ぎた。

 

翌日の土曜日は名古屋駅前のウインク愛知でイベントがあって、朝10時に行った。2日酔いに耐えながらその準備をしていたら、メールが来た。昨日、行った店とは別の店からのメールで「昨日は、来てくれてありがとう。楽しかった。」なんて書いてあった。

 

「まじか。俺、何にも覚えてないけど、もう1軒行っていたのか。」こんなに記憶がすっぽり抜けるのは本当に久しぶりで、少し怖くなってきた。俺、本当に飲み過ぎだと思った。

 

+++

 

そして、土曜日のイベントはだいたい成功した。それで、大阪と長野から来た偉い人の接待で、2次会までお付き合いをした。偉い人は日本酒のしかも熱燗を飲む。俺も付き合ってかなり飲んだ。

 

そして、その日の夜は、また最寄り駅までタクシーで行って、昨日の俺の状態はいったいどうだったのかを聞くために、行った記憶がなかったお店に行った。

 

お店で話しているうちに、少し記憶が戻ってきた。そういえば「マスクが上下さかさまだよ」って誰かに言われたような記憶が確かにあった。

そして、基本的には、チェイサーで頼んだ水ばかり飲んでたという。それならまあいいか。

 

土曜日の夜はそこでも飲んだんだけど、ふと時計を見たら1時だったので、慌てて帰った。

 

+++

 

そして、今日の日曜日は午後からジムに行った。

 

トレーナーのメモが置きっぱなしになっていたので見たら「二日酔い」とか「酔った帰りにすき家で牛丼」とか俺のダメっぷりがしっかりと記録されていた。まあ、しかたがない。

 

20kgのバーベルを担ぎながらするブルガリアンスクワット。俺はこれが大嫌いで、この準備にトレーナーが入ると「それはしたくないな。」と必ず言うことにしている。でも、やらされた。きつかった。

 

そして、前回、俺が「そろそろ腹筋もやりたい。」と言ったせいで、2日酔いで気持ち悪いのに腹筋をさせられた。20回して、「こんなのでも、簡単だな。」と言ったらトレーナーに火が付いてしまい、「今度は頭を上げてやってみてください。」と言われたのでそうした。大差ないと思っていたのは5回くらいで、そこから地獄だった。

 

ジムからの帰り道、二日酔いの気持ち悪さと、腹筋や太腿の疲れで、歩くのに時間がかかった。腹筋も重かった。何とか家までたどり着いた。

 

+++

 

あと2週間でTOEICかあ。なんだか冗談のように思えてきた。

忙しくないやつに限って「忙しい」というから、俺はなるべく言わないように気を付けているけれど、今週に限っては忙しかった。

 

でも、昔みたいに、仕事で夜12時過ぎじゃないと帰ることができないとか、とんでもない部下の世話でいつまでも帰れないとかいう忙しさではなかった。考えてみると幸せな忙しさだった。

 

+++

 

月曜日は、行きつけの飲み屋の女の子が「大学でアイドルユニットを組んでいて、出るから見に来てほしい」というので、仕事帰りに松坂屋の地下にあるライブハウスに行った。

 

30分くらい前に行ったけれど、もうライブハウスは混みあっていて、入り口近くにしか入れなかった。ネクタイを締めたスーツ姿の客は俺くらいだった。

 

みんなが立っていたので、ステージの全体像はよくわからなくて、人ごみの隙間から見えるわずかなステージを見ただけだった。

 

11もチームがあって、それぞれのチームに7分くらい出番がある。俺は、出るという女の子がなんという名前のチームに所属しているのかも聞いていなかった。出る予定の女の子を見たら帰るつもりだった。

 

女の子たちはかわいかったし、ダンスもすごかった。全体としてレベルが高かった。出る予定の女の子から途中でメールが来た。「俺、見逃してないよね。」不安に思って聞いてみたが、彼女は最後なのだという。

 

可愛い女の子がすごいダンスを踊っているのはわかっているんだけど、俺は全く興味がないので、早く帰りたかった。でも、最後まで見て、帰った。出る予定の女の子の出番が最後では仕方がない。社会のしがらみってやつだった。

 

ライブハウスを出たら、行きつけの飲み屋からメールが来た。「お客がいなくてあまりに暇すぎる」というので飲みに行った。やはり飲み過ぎたけれど、二日酔いになるほどには飲まなかった。

 

+++

 

火曜日は出張があって、夜は英語のクラスがあった。授業の終わりに、先生に「いつTOEIC受けるのか」を聞かれたので「11月28日です。」と答えたら、「みんな楽しみにしている。」などと言われた。俺は、結果も報告しないといけないらしい。頑張ろうとは思った。

 

+++

 

水曜日は休みだったが、職場の人たちが集まってバーベキューをすることになっていた。

11時に公園に集まって、肉や野菜を焼く。そして昼前からビールを飲んでいた。

 

炭はあったが、着火剤がなかった。バーナーがあればいらないと思ったらしい。仕方がないので、周りから木の枝を集めて、それからポテトチップスを着火剤代わりに使って火を付けた。ポテトチップスはよく燃える。ピーナッツがあればもっと燃えるのにと思ったが、そこまではなかった。案の定、女性にはぶつぶつ言われたが、俺は気にしないから大丈夫だった。

 

酒の飲み過ぎと肉の食べ過ぎで、その日の夜は7時前に寝た。

 

+++

 

木曜日の夜は、仕事終わりに特急しなのに乗って長野にまで行った。夜9時頃に長野に着いた。それから、ホテルにチェックインして、権堂に行った。行きつけのスナックで、お客は俺一人だった。かなり飲んで、それから、もう一軒で飲んで、ホテルに帰った。

 

+++

 

金曜日は、年休だったけれど、組合の会議があって、それに出た。夕方に解放されたので、また名古屋に戻った。

 

+++

 

土曜日は、朝から髪を切って、そのあとジムに行った。そして、夕方から実家に車を運転して帰った。

 

+++

 

今日の日曜日は、午前中に、地元の祭りについての会議があった。それに出席した後、同年の4人で昼飯を食べた。別れてから、俺はまた名古屋まで戻ってきた。

 

コロナ禍が過ぎて、旅行にみんな出向き始めたのだろう。中央道の恵那峡サービスエリアはいっぱいで、駐車待ちの車が並ぶほどだった。

 

+++

 

押川雲太朗の漫画「Let‘goなまけもの」(kindle版)を今出ている8巻まで読んだ。

弱いくせに麻雀が大好きで、とんでもない賭けをする女子高校生と、彼女を守る麻雀の天才を軸にストーリーが進む。

 

ストーリーはそれなりに面白いが、いくら裏社会だからといっても、「重要なことをすべて麻雀で決めてしまう。」というのに無理があり過ぎるようにも思う。

 

ただまあ、それは俺が裏社会を知らないだけで、世の中の大きな出来事の裏に、麻雀があるのかもしれないけれど。俺はそんな世界を知らないから荒唐無稽なように感じてしまう。

 

この女子高生の打ちまわし(自分の手が最優先で周りの状況を一切、分析しない。)は腹が立つが、俺も似たような感じだから、文句も言えない。もう麻雀を始めて何十年も経つが、未だにちゃんと点数計算もできないからなあ。俺の場合。

某新聞社から、書類の作成を頼まれて作ったのだが、上司の決裁が下りなかった。「どうして、うちの責任でこんなことをしなければならないのか。」と言う。「私がやりますと言ったからなんですが、取り消してきます。」

 

それで、文章を「もし、新聞社が作成したら、こうなる」というように変更をして、新聞社に持って行った。ついでに送付先の住所もラベル印刷して持って行った。

 

そしたら、意外と喜んでくれて、お礼に某球団のグッズをくれた。2019と書いてあったから、デッドストックだったのかもしれないが、お礼を言って帰ってきた。

 

+++

 

金曜日の夕方にはイベントがあって、名古屋で有名なタレントの方と会った。「いいよ。もしよかったら一緒に写真撮らない?」というのでツーショットの写真を撮らせてもらった。

 

今週はいろいろとあった。

 

+++

 

金曜日は、それで、夕食も取らないまま、いきなり飲みに行った。急速に酔ったし、なんだかすごく金を使った。

 

現金がなくなってしまったので、お店を出た後、ATMで引き出しをした。ふだんは10時を過ぎると、なぜか出てこないファミマのATMが、この日はなぜか動き、お金が出てきた。

それで、また飲みに行ってしまった。

 

飲んだ後の俺の行動は、本当にわけがわからない。

 

+++

 

土曜日は、そんなわけで、午前中は寝ていた。夕方にはジムに行ったのだが、体調はかなり悪かった。

 

それでも、ベンチプレスは30kgを10回上げられるようになった。多少、喜んでいたが、いろんな話を聞くと、どうやらベンチプレスは柔道選手であれば高校女子でも70キロ前後は普通に上げるらしい。

 

俺はまだその半分も持ち上がらないということがよくわかった。上半身はへなちょこだ。

 

ただ、スクワットは50kgなら上げられる。少し余裕があるくらいだ。

「同年代の方だと、その半分くらいですよ。」とトレーナーがほめてくれる。

 

高校女子の柔道選手ならどのくらい上げられるのか、聞いてみたかったけど、またショックを受けそうなのでやめておいた。

 

+++

 

日曜日は、ダラダラと洗濯や買い物を中心に過ごした。勉強はほとんどしなかった。自分にプラスになることと言えば、筋肉痛のなか、リングフィットアドベンチャーで少し体を鍛えたくらいだった。

 

せっかく、今日は予定がなかったのに。休日を台無しにしてしまうことにかけては、本当に俺は才能がある。

 

+++

 

相変わらず、柳沢きみおの漫画を読んでいる。

 

「俺にはオレの唄がある」「俺にもくれ」(いずれもゴマブックス)をそれぞれ全2巻、読んだ。

サラリーマン生活を全うするなんて、つまらない人生だというのが、どちらも底流にある。俺もそう思っているから読んでいるんだと思う。

 

ただ、どちらのストーリーでも主人公は女にモテる。こういうところは俺とは全く違うということは俺もきちんと理解ができている。

 

ただ、こんなにモテるとまたいろいろとめんどくさいだろうなあ、という気もしている。

今週は木曜日に飲みに行った。焼き肉を食べて、もう1軒お店で飲んで、帰る途中にもまた飲んだ。2軒目から記憶があやふやだ。

 

金曜日の二日酔いは軽かったが、夜は9時頃には寝てしまった。

 

そして、週末は実家に帰って、義兄の家で飲んだ。久しぶりにブランデーを飲んだが、こんなに甘いのかと驚いた。

 

そんな生活をしているので、最近はまた太り始めた。

 

+++

 

それで、土曜日と日曜日は、どちらも1時間くらい、リングフィット・アドべンチャーをした。

 

汗を流して取り組んだけれど、飲んだ分を相殺できるほどではない。なかなか痩せるのって難しい。

 

+++

 

今日の日曜日、実家から朝、帰ってきた。

 

まだやらなければならない仕事があるし、英語の勉強もしなくてはいけないんだけど、それもしていない。

 

いくつになっても、やらなければならないことに正面から取り組めない。そういうところをだんだんと改善できればと思う。

 

+++

 

柳沢きみおの漫画「男の自画像」(ゴマブックス)を全6巻読み終わった。

1度プロを諦めた中年のサラリーマンが、すべてを捨ててプロ野球に再挑戦する。ポジションはピッチャー。そして武器はナックルとチェンジアップ。

 

一昔前の漫画なので、せっかく戦力になったピッチャーを1試合で消耗させてしまう。昔はこんなひどい監督やコーチが現実にいたのだと思う。

 

最終的には、それなりのハッピーエンドなのかもしれないが、随分と苦い成功話になっている。漫画も映画も、昔からよく読んで見ているが、だんだんとそれも辛く感じるようになってきた。