忙しくないやつに限って「忙しい」というから、俺はなるべく言わないように気を付けているけれど、今週に限っては忙しかった。

 

でも、昔みたいに、仕事で夜12時過ぎじゃないと帰ることができないとか、とんでもない部下の世話でいつまでも帰れないとかいう忙しさではなかった。考えてみると幸せな忙しさだった。

 

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月曜日は、行きつけの飲み屋の女の子が「大学でアイドルユニットを組んでいて、出るから見に来てほしい」というので、仕事帰りに松坂屋の地下にあるライブハウスに行った。

 

30分くらい前に行ったけれど、もうライブハウスは混みあっていて、入り口近くにしか入れなかった。ネクタイを締めたスーツ姿の客は俺くらいだった。

 

みんなが立っていたので、ステージの全体像はよくわからなくて、人ごみの隙間から見えるわずかなステージを見ただけだった。

 

11もチームがあって、それぞれのチームに7分くらい出番がある。俺は、出るという女の子がなんという名前のチームに所属しているのかも聞いていなかった。出る予定の女の子を見たら帰るつもりだった。

 

女の子たちはかわいかったし、ダンスもすごかった。全体としてレベルが高かった。出る予定の女の子から途中でメールが来た。「俺、見逃してないよね。」不安に思って聞いてみたが、彼女は最後なのだという。

 

可愛い女の子がすごいダンスを踊っているのはわかっているんだけど、俺は全く興味がないので、早く帰りたかった。でも、最後まで見て、帰った。出る予定の女の子の出番が最後では仕方がない。社会のしがらみってやつだった。

 

ライブハウスを出たら、行きつけの飲み屋からメールが来た。「お客がいなくてあまりに暇すぎる」というので飲みに行った。やはり飲み過ぎたけれど、二日酔いになるほどには飲まなかった。

 

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火曜日は出張があって、夜は英語のクラスがあった。授業の終わりに、先生に「いつTOEIC受けるのか」を聞かれたので「11月28日です。」と答えたら、「みんな楽しみにしている。」などと言われた。俺は、結果も報告しないといけないらしい。頑張ろうとは思った。

 

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水曜日は休みだったが、職場の人たちが集まってバーベキューをすることになっていた。

11時に公園に集まって、肉や野菜を焼く。そして昼前からビールを飲んでいた。

 

炭はあったが、着火剤がなかった。バーナーがあればいらないと思ったらしい。仕方がないので、周りから木の枝を集めて、それからポテトチップスを着火剤代わりに使って火を付けた。ポテトチップスはよく燃える。ピーナッツがあればもっと燃えるのにと思ったが、そこまではなかった。案の定、女性にはぶつぶつ言われたが、俺は気にしないから大丈夫だった。

 

酒の飲み過ぎと肉の食べ過ぎで、その日の夜は7時前に寝た。

 

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木曜日の夜は、仕事終わりに特急しなのに乗って長野にまで行った。夜9時頃に長野に着いた。それから、ホテルにチェックインして、権堂に行った。行きつけのスナックで、お客は俺一人だった。かなり飲んで、それから、もう一軒で飲んで、ホテルに帰った。

 

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金曜日は、年休だったけれど、組合の会議があって、それに出た。夕方に解放されたので、また名古屋に戻った。

 

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土曜日は、朝から髪を切って、そのあとジムに行った。そして、夕方から実家に車を運転して帰った。

 

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今日の日曜日は、午前中に、地元の祭りについての会議があった。それに出席した後、同年の4人で昼飯を食べた。別れてから、俺はまた名古屋まで戻ってきた。

 

コロナ禍が過ぎて、旅行にみんな出向き始めたのだろう。中央道の恵那峡サービスエリアはいっぱいで、駐車待ちの車が並ぶほどだった。

 

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押川雲太朗の漫画「Let‘goなまけもの」(kindle版)を今出ている8巻まで読んだ。

弱いくせに麻雀が大好きで、とんでもない賭けをする女子高校生と、彼女を守る麻雀の天才を軸にストーリーが進む。

 

ストーリーはそれなりに面白いが、いくら裏社会だからといっても、「重要なことをすべて麻雀で決めてしまう。」というのに無理があり過ぎるようにも思う。

 

ただまあ、それは俺が裏社会を知らないだけで、世の中の大きな出来事の裏に、麻雀があるのかもしれないけれど。俺はそんな世界を知らないから荒唐無稽なように感じてしまう。

 

この女子高生の打ちまわし(自分の手が最優先で周りの状況を一切、分析しない。)は腹が立つが、俺も似たような感じだから、文句も言えない。もう麻雀を始めて何十年も経つが、未だにちゃんと点数計算もできないからなあ。俺の場合。