前回からの続きです。
組織が変容し、経済を担うまでのシナリオ
ピーター・ドラッカーが2002年に出版した、
「ネクスト・ソサエティ」でNPOが
社会の中核組織になっていくと、
予言していた。
ドラッカーの予想はほとんど、現在の日本に
当てはまっている。
的確に日本の未来を言い当てているのだ。
いままでビジネスにおいては、
社会性と収益性は矛盾すると思われてきた。
つまり、「社会に良いことをやっても、
なかなか儲からない」がビジネスの常識だった。
しかし、このところ急速に
「社会に良いことをしなければ儲からない」に
変わってきた。
社会的事業なら、NPOのほうが柔軟かつ
スピーディに動ける。
今後は企業からスピンオフするNPOが
増えていくに違いない。
統計を見る限り、非営利目的の法人数は
5万件弱であり、中小企業数である
約150万社にはまったく及ばない。
しかし、今後「非営利法人」が影響力
において「会社」を逆転していくと、
ドラッカーには日本の未来が見えていた。
小さなNPOがいくら生まれても、
とても国を支えられないと誰もが思う。
しかし、これから先ビジネススキルの高い人たちに
よって創られはじめる。
そういう人が現場で優れた仕事をした場合
大きな社会ニーズを掘り当てる。
その結果、新しい産業を創るきっかけを提供
することは十分にありえる。
とくに社会問題は、国内だけでなく、すべての
国で共通する問題であることも多い。
すると、その問題を解決する事業は今後、雇用を生み出す
一大産業になる可能性も期待できる。
2024年までに「会社」という存在が消えてなくなる
というよりも、「器」にとらわれない社会がはじまる
とも言えるのである。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
いつも感謝しています。