前回からの続きです。
会社の未来をはばむ3つの壁
①会社では社員が育たない
理由はとても簡単。
社員が育つ前に、事業が衰えてしまう。
会社の寿命が10年だとすると、
事業の寿命は6年と考えられる。
導入期・成長期・成熟期はそれぞれ2年。
なかでも、人を多く採用できるのは成長期。
成長期前半に人を採用し教育しても、人が育つ
頃には成長期の後半。
事業は終息に向かっている。
これでは人を育てるのは無理である。
②会社では、無から有を生み出す経験が積めない
ライフサイクルが短くなると、大企業にいる
ビジネスマンは、事業立ち上げの経験が積みにくい。
規模の大きな組織は、長期に渡って数百億、数千億に
育っていく、ライフサイクルの長い事業を優先する
ためである。
新規事業をほとんど立ち上げることはないから、
当然社員は経験を積めない。
③1部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない
事業立ち上げを経験して、手足ではなく、頭として活躍できるように
なった社員はいつでもフリーエージェントとして
働きはじめられる。
以前は、会社に属すことで、影響力を持てた。
肩書きが持てるし、動かせる資金も大きかった。
有能な人材とも仕事ができた。
給与がどんどん増えた。
現在は、自己判断で使える資金もなく、
ソーシャルネットワークで有能な人材に出会え、
給与も増えず、退職金も期待できない。
唯一、会社が提供できることは経験だけ。
経験を積むことができなければ、
会社に残る理由がまったくないのだ。
以上が未来に向かう「会社」が乗り越える
3つの壁である。
ライフサイクル末期で重要なことは、
古き価値観を手放し、
新しき価値観を創造すること。
壁で包囲された窮屈な世界にこだわるのではなく、
壁がない自由な世界に飛び立つことを
選択しなければならない。
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