前回よりつづき
「子供に生きる力を教えるために、10分で
経済予測の手法を教えなさい」
と言われたら、あなたは
どのように教えるだろうか?
10分では、経済の教科書を
使って教えようとしても時間がたりない。
そこで登場するのが、小学生の
社会科の教科書に出ている
「人口ピラミッド」である。
この1枚の図には、とてつもない未来の
情報が詰まっている。
読み方を学べば、見えなかった未来が突然
姿を現すようになるのだ。
では実際に何が予想できるのか?
米国のエコノミスト、ハリー・S・デントの
過去10数年の予想をみてみよう。
・1989年に日本の景気は10年以上にわたり後退すると予想。
・1998年にNYダウ工業平均は2009年までに
3万5000ドル以上になると予想。
・2004年に大好況の後に2009年頃から
長い低迷期に入ると予想。
誰も想像できない経済の変動をおおまかに当てている。
この予測法を極めて単純化して言えば、
「景気は46歳~50歳の人口増減で決まる」
という考えである。
この年代は、人生で一番お金を使用する時期だ。
子供がそれなりに大きくなり、住居費、教育費など
さまざまな負担がのしかかる。
つまり、この年代がこれから増えれば
景気は良くなるし、
反対に、この年代がこれから減れば
景気は悪くなる。
とても、単純明快な考え方である。
さらに簡単でありながら、
長期での予測精度がかなり高い
方法であることも見逃せない。
次回につづく。
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