2017年2月の読書 | ゆきんこのブログ

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2月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1187ナイス数:48ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲感想半沢直樹、頭ではドラマの堺雅人がずっと離れなかった。 東京中央銀行から東京セントラル証券に二ヶ月前に出向してきた半沢が、企業間の買収のアドバイザーとしての仕事を 請け負う。彼の前には必ず障害が立ちはだかる。足元を救う輩もいる。それを物ともしない。頭がいい。探究心もある。強い。彼には信念がある。「正しいことを正しいと言えること。世の中の常識と企業の常識を一致させること。ひたむきに誠実に働いたものが評価される。」と森山に語る。そして最後には評価されたのが『オレたち花のバブル組』とは違って痛快だった。 読了日:02月13日 著者:池井戸 潤
今日も私は、老人ホームの看護師です (コミックエッセイ)今日も私は、老人ホームの看護師です (コミックエッセイ)感想記録し始めて1000冊目の記念の本。老人なホームに勤める看護師のたいへんな日々をおもしろおかしく描いている。 年を取ると不思議な変な言動になってくる人がいるのは知っているが、漫画にしてあると面白く読める。 本当はすごく大変なのであろうが、それの大変さを笑えるように描いているところが達観している。 自分もこうなるのかとはまだ思えない。 読了日:02月11日 著者:鈴橋加織
湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)感想本当の親子ではないけど、血は繋がらないけど集まった家族が織りなす家族愛。語り手がどんどん変わっていくという手法。それぞれの思いがよく分かる。夫一浩にある日突然でて行かれ、高校生の娘安澄と生活する幸野双葉の場面から始まる。家族は風呂屋を経営していたが夫が出ていってから休業中。子持ちの探偵滝本に夫を見つけてもらい、夫が小学生の鮎子と共に戻り風呂屋を再開し4人の生活を始めたが双葉はガンに倒れる。最後には探偵滝本、ヒッチハイカーの拓海くん、一浩の前妻の難聴の酒巻さんも含めて双葉を送る。題名の意味が最後にわかる。 読了日:02月08日 著者:中野 量太
強父論強父論感想著者阿川佐和子が2015.8.3他界した父阿川弘之について書いた本。題名が機知に富んでいていい。 それはそれは家族、特に女にとっては横暴で面倒な父であったようだがそれをさらっと面白く描いている。でもさすが作家。言葉の使い方には厳しかったようだ。阿川佐和子が電話口で「とんでもございません。」と言ったら横から弘之氏が「とんでもございませんという言葉はございません。」と言ったということをテレビで見て私は「とんでもない」という言葉が否定語ではなく一語であることを知った。作家はこうでなくてはならないと思う。読了日:02月08日 著者:阿川 佐和子
唐揚げのすべて - うんちく・レシピ・美味しい店 (中公新書ラクレ)唐揚げのすべて - うんちく・レシピ・美味しい店 (中公新書ラクレ)感想唐揚げが好きで2008年「日本唐揚げ協会」を旗揚げした著者。唐揚げへの愛情が感じられる本。その翌年にはカラアゲニスト検定試験も作るほど。唐揚げ検定試験の問題「唐揚げを食べる際のマナーとして『レモン』の扱い」が問われている。正解は各人が小皿にとってから掛けたい人は掛ける。 唐揚げの味から歴史、販売店、最後には作り方まで網羅している。コンビニの唐揚げももちろん紹介されている。 唐揚げが日常食となったのは70年代の革命期から。その象徴は「日清唐揚げ粉」の発売である。 この本を読んだ私も相当唐揚げ好きかも。 読了日:02月04日 著者:安久 鉄兵
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