2017年1月の読書 | ゆきんこのブログ

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我が家の犬猫、保護犬、そしてゆきんこのブログです。

1月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:772ナイス数:28終わった人
終わった人感想東大卒でメガバンクに勤めた人も、出世コースから外れ子会社に出向し退職して「終わった人」になる。「生前葬」とはうまく言ったものだ。ただの「ジジ」になる。そうはなりたくないと思いがけず巡ってきたやりがいのある仕事。彼を買って雇ってくれた社長が急死して、不本意にも社長になる。そして会社倒産で、負債を抱えることになる。妻は許せないが、離婚ではなく、卒婚という離婚せずに別居という形を取って平穏に終わる。最初の「終わった人」で終わっておけば豊かな老後が送れただろうに、こうなってみないとわからないのが人生だろう。 読了日:01月31日 著者:内館 牧子

帰郷帰郷感想「帰郷」という長い小説かと思いきや、短編集であった。 戦争から帰っても決して楽な暮らしが待っているわけではない。もう命をかけて戦う必要はないとはいえ、現実は厳しい。 そういう帰還者たちを描いている。戦争は生きて帰ってきても、また別の戦いが続く。 読了日:01月15日 著者:浅田 次郎

ハードロック介護!ハードロック介護!感想介護施設の様子を介護士の著者がおもしろおかしく描いている。イライラすること、腹立たしいことも、サラッと流している。 大変そうな仕事も楽しそうである。認知症を多かれ少なかれ抱えた施設入居者を平静で対処できるのは、仕事だからできる面が多いそうだ。 確かに親族が相手では冷静にするのも難しいと思う。 このような大変な仕事の介護士の待遇が少しでもよくなるよう私は前から願っている。 読了日:01月09日 著者:コバヤシ
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