今回はこんなテーマでお送りします。
コロナウイルスの拡大が収まらない場合、「物流が止まる可能性」を考慮しておく必要もあります!
東日本大震災のときのことです。
食料などを優先的に被災地に配分することにしていたことで、名古屋のコンビニですらしばらく食料が品薄でした。
大きい災害が起きると被災地はもちろんのこと、離れた地方でも影響が出る例です。
では、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起きた場合は?
小学校のときに「太平洋ベルト」という言葉を習ったと思います。工業、商業などの盛んなところがおおむね東海道・山陽新幹線に沿って並んでいます。
南海トラフ地震が起きたら、太平洋ベルトはとんでもない被害を受けます。
首都直下地震では首都圏が大きな被害を受けます。
モノの生産、そしてそれを運ぶ機能がマヒしてしまうので、その影響は全国的なものになると思われます。
じゃあ、コロナは?
生産施設で働いている人、物流施設で働いている人が多くコロナウイルスに感染して仕事ができなくなってしまった場合、「担い手」がいなくなります。
結果、やはり「物流が止まる」可能性はじゅうぶんにあるのです。
元々、国から災害対策で「最低3日分、できれば7日分の備蓄を」と呼びかけられています。
地震の場合、電気・水道・ガスが止まってしまうのでいろいろなものを準備しないといけません。簡易トイレとか水(飲料水や生活用水)、カセットコンロ・・・あげたらキリがありません(笑)。
コロナウイルスで物流が止まった場合はどうでしょう?
電気、水道、ガスはよほどのことがない限り止まらないでしょう。
では、「コロナウイルス」で備蓄を考えたほうがいいものは何か。
「日常生活で消費するもの」です。具体的にあげると・・・
①食料品
②ティッシュペーパー・トイレットペーパー・生理用品
(「水」は水道水を飲むことにして今回は省略)
もし、地震などの災害対策で多めにストックしてますよ、という方がいれば何ら慌ている必要はありません。それでいいのです。
買い置きがない人のためにちょっとした「知恵」を。
①冷凍させても大丈夫な食料品とレトルト、カップ麺の類を買う
②最低限必要なもの以外、冷凍庫にぶち込む
③少しずつ解凍して食べる
冷凍してしまうと、賞味期限や消費期限は関係なく食べることができます(但し冷凍庫から出したら早く食べてください)。
で、食べた分補充する。
これだけのことです。
「地震対策」でも応用が可能です(冷凍はできませんが・・・)。
買ったものを賞味期限の早い順に食べ、その分を買い足す。
「ローリングストック法」と呼ばれる食糧備蓄の方法です。
主婦の方で、災害中でも栄養バランスのことを考えた食事をストックする方法を紹介している方もいらっしゃいますので、そこは各自ググってください(笑)。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーも備蓄しないといけないんですか?と聞かれたら答は「はい」です。
災害のときは物流止まっちゃいます。ペーパーがないからウンコ我慢とかできませんよね?
1セット多く買うだけでもいいです。独り暮らしなど消費量がそんなにない場合は、残り数を見て「残り〇つになたら補充で買おう」でいいです。
そして、明日品薄になるわけじゃないので買い占める必要もないですし、次に買い物に行くついで、なんなら数回の買い物で少しずつ増やしてもらう感覚で大丈夫です。
「コロナウイルス」に関して最悪のシナリオは「自分が命を落とす」「大切な人が命を落とす」です、もちろん。
社会全体で見たときの「最悪のシナリオ」は「物流」も含めた「社会のシステムが止まること」です。
電車もバスも運転士がいるから走ります。
コンビニやスーパーに品物が並ぶのはそれを生産してくれる人、運んでくれる人、並べて売ってくれる人がいるからです。
今回の「コロナウイルス」はまず病院の機能がマヒしない(医療崩壊しない)ことがホントに大切です。ただ、もしそれが崩れてしまった場合最悪「物流のストップ」に至る可能性がある、ということは頭の片隅に入れておいてください。
だからといって慌てて買い占め行っちゃだめですよ(笑)
では、本日も最後までご覧くださいましてありがとうございました。
轟コンサル
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