M6:世代ごとに感じるストレスはこんなにちがいます。 | ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

総合エンタメ発信サイト「ゴリィの轟RADIO」の主宰をする「ポンコツ人間」ゴリィのブログです。思ったことを色々とつづっていきます。

今回は「立場が違えばストレスも違う」という観点からのお話。例によって大阪商工会議所編集の検定試験公式テキストに独自の解釈を加えています。自分だけでなく、立場によるストレスの違いを一般論だけでも知っておくことがチームを守りますから、結果的に自分を守ることにつながるでしょう。



新入社員~30歳頃

学生生活から一転し、組織のチームの一員として役割を果たす立場になります。協調性や責任感が求められますし、それと人間関係で葛藤したり、そんな時期です。

適正や待遇の不満(こんなはずじゃなかった)なども多く、大卒の3割、高卒の4割が退職・転職いています。

また、最近の傾向で協調性や忍耐力が及ばず、仕事がうまくいかないと他人のせいにするなど人格が成熟していないためにメンタルヘルスに問題が出る例も増えています。

一企業人として人材育成していく必要性がある年代です。

また、親からの独立、恋人との交際というプレイベートでのストレスも感じやすい時期で、精神的成長が促される時期と言えます。



30代~45歳頃

職場の第一線の担い手。負担が増えるので過重労働が問題になりやすい年代です。

最近は「プレイングマネージャー」として自分の実績と部下の仕事の管理の両方の役割を任され、さらに過重労働化し、いちばんメンタルヘルス不調、自殺を起こしやすい年代です。

また、終身雇用時代が終わり、即戦力としての転職も盛んですが、職場の体制、評価制度、人間関係の問題でやはりメンタルヘルス不調になりやすい傾向にあります。

いっぽう、家庭を持つことが増えますが、家庭はストレスを増幅させる原因にもなり、ストレスを軽くしてくれたりします。



45~65歳頃

管理職世代ですね。心身の衰えを感じつつも会社の要職につく人も多いです。

そういった場合、「業績」を求められ、部下の指導監督へと仕事の内容も変わっていきます。その変化に慣れない、業績が上がらないことでメンタルヘルス不調になってしまう方がいます。

0pそして、自分の健康問題も増えていきます。

家庭でも子どもの受験や進学、卒業、自立などに関する問題や親の介護問題といったストレスが起こり始めます。


65歳以上

高齢者の定年延長、再雇用制度で高齢者の労働人口は増えています。

高齢者はさまざまな能力が低下していきますが、知識や経験を活かし総合的に判断する能力は伸び続けます。そういった仕事が用意できるといいんですが。

また、給与や処遇に対する不満も高いという統計も出ています。まだまだ模索段階と言えそうです。

いっぽう、自身の健康問題、家族の介護、親族の死など、ストレスが重なりやすいので、まずは自分の健康第一ですね。



以上、今回は年代別に「ありがち」なストレス傾向を紹介しました。ずいぶん違うんですよね。しかも、これからアフターコロナの時代、この傾向はごちゃまぜになってすべての人に襲いかかってくるんじゃないかな、と個人的には思ってしまいます。