その人から財産・地位・肩書き等を全て取っ払った姿が本当のその人である。
(亡き師が残された教え)
大金持ちで、10年ほど前に90代で亡くなった私の親戚の話なんですが…
実は亡くなってから間もなくの頃、迷って私んとこに来ちゃいまして、なんとか助けさせてもらいたいとは思ったんですけど、生前から見事なくらいに道理の話が通じない人であったうえに二世代後の親戚にあたるというわけで私を下に見てる意識が邪魔してってのも相俟って「コリャ難しいなぁ…」となりましてねぇ…。
そんで「さてさてどうしたもんか…」と思案していたところに、まあなんとも良いタイミングで旧知の私と同系というだけではなく私よりもだいぶ目上つまりは経験豊富でナントあの美輪さんからご相談を持ち掛けられた事もあるという方が整体(私の本業です)をしてくれって事で来られたうえ、迷って来てる親戚の存在に気付いて救霊に臨んで下すったんです。
そうしましたら、親戚がちゃんと聞く耳というか意識を持ち出したので「おお!行けるか!?」と思ったんですけど…
まあなんともおぞましい事にホラー映画とかでよく描写されてる様な調子にて幾人かの地獄界の住人達から「そうはさせるか」とばかりにふん捕まえに来られたうえ一気に引っ張り込まれて行っちゃいまして、残念ながら「これはすぐには無理だ」という結果に…。
というか、今もって成仏できておりません。
おそらくはもう自分の名前すら忘れてしまっているのではないかと思います。
(↑実は地獄界に長くいる人によくある特徴の1つです)
いくら親戚とはいえ故人の事をこんなふうに言うのもなんだとは思うんですけれども、なんでそんな事になっちゃったかと申しますと、金に心が支配され、貧乏人は見下し、自分が金を得たり失わなかったりするためなら他者の都合や気持ち等なんか知ったこっちゃねえという調子の生き方をしてしまったからなんですね。
亡父の放蕩が原因で路頭に迷う事になってしまった自分の甥姪達を平然と見捨てたどころか、自分に金銭的な迷惑を掛けたという事で自分の息子さえも「早く○ねばよかとにね」とか言って切り捨てたうえ亡くなるまで和解せずというくらいのものでした。
自分がより儲けたいがために、ヤの付く人達を使って圧力を掛けるという手で他の方々を蹴落とすなんて事もやったと別の親戚から聞いています。
そういえば随分と前に生前の本人から「戦後に無一文になって苦労したんだ!」という話を力説された事があったんですけれども、私は「その頃は皆が同様だったんだよ」と思いながら聞いたものでした。
ちなみに、本人は亡くなったら所謂「西方浄土」に行く事になるものと思っていたのに蓋を開けたら異様に暗くて見た事も無い様な形相の(地獄霊)がいるワケ分かんない様な所にいるもんでとんでもないくらいにビックリしたんでしょう、まさに絵に描いた様なって具合の戸惑いぶりにて来ておりました。
言っちゃ悪いですけど、その親戚は典型的な地獄界行きのタイプであり、私的には「アナタがストレートで極楽世界に行ってたらもっとビックリって話だわ」と思います。
そうは言っても、私に対しては自分なりに良くしてくれた面もあったので、出来るもんなら即座に助けさせてもらいたいという思いも大いに持っているのですが、実際問題としてそれは、少なくとも私には無理であり、あくまで私見ですがおそらくゴーダマ様(お釈迦様)やイエス様あたりでさえも無理であろうと思います。
ゴーダマ様がご生前に「縁なき衆生を救うには時間が掛かる」という意のお言葉を残されているのですが、要するにその親戚があまりにも真理を悟りきれていない(神意から遠すぎる心の状態にある)ため、成仏できる程度の悟りを得るまでまだまだ時間を要するという事です。
ところで、今回なぜこの話をさせて頂いたのかと申しますと…
今の世は、長引くコロナ禍や物価高騰等の影響により尚更ってヤツで、金に心を支配されし度合いが地獄界と直結レベルに至ってしまっている方が増えて行っていると存じられます。
また、この現象界(この世)という世界においては、現象界特有の性質から生じる人間の特徴的な傾向ってヤツで、大稼ぎをされている方が神の如く崇拝されたり強い尊敬の念を集めたり等しがちなものである…つまりは、金持ちである事が人として優れている事であるという基準を持ってしまっている人が少なからずであると存じます。
しかしながら、私達の本当の故郷、主たる居場所であるあの世の基準では、金を多く持っていたという事そのものは何ら評価の対象にならないのです。
(あの世では金がそもそも無用なものですからね…)
自分がこの世の生を終えて後に行く先を決めるものは、自身の心のみです。
より清らかで、謙虚で、優しくて、無欲で、思いやりがあってetc.…という心が大きい人ほど安らぎ多き世界に行き、そういう心が小さい人ほど安らぎ少なき世界に行きます。
言い換えますと、真のそして唯一の神なる「グレートスピリット」の御心に近き心の人ほど幸福多き世界に行き「グレートスピリット」の御心と遠き心の人ほど苦しみ多き世界に行きます。
財産あるいは地位や肩書きといったものを全て取っ払った裸の自分すなわち自分の心しか、あの世においては自分の役に立たないという事です。
それが絶対不変の法則なのです。
無論の事、金持ちになる事そのものが悪いなんて事はありません。
儲け方や使い方(お金の生かし方)がポイントなのであり、そこを間違うのであれば金持ちになる事は不幸以外の何物でもないです。
要は、人として本当に大切なものを損なってはならないという事です。
多くの庶民が経済的に苦しい状況にある今、特に心掛けが必要であると存じ上げる次第であります。
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