今日は、銀座の画廊、SASAI FINE ARTSで開催中の「植野綾展 Charge」について紹介したいと思います。
(会期 2023年9月22日(金)~10月7日(土))
まずは、こちらの作品を紹介したいと思います。
「texture」 植野綾 20M(72.7×50.0㎝) パネル、綿布、油彩
色とりどりに編み込まれたレース模様がある網の服、そして、その服ごしに透けている女性の背中‥‥。
レース模様の質感と、透けて見える肌の質感、そして、その両者が触れる感覚に包まれた女性の艶めかしい魅力を感じることができる作品です。
植野綾さんは、佐賀大学大学院地域デザイン学部地域デザイン研究科修了し、白日会を中心に活躍されており、私のブログでも白日会展や個展でも、度々紹介させていただきました。
今回は、今年の3月に開催された第99回白日会展に出展された次の作品も展示されています。
「膜」 植野綾 100F(130.3×162.1㎝)パネル、綿布、油彩
透明な「膜」を通して、横たわる女性の姿。
今回、初日から植野綾さんが在廊しており、久し振りにお目にかかり、お話をすることができましたが、現在、この膜を通して見える姿にこだわりを持って取り組んでいるとのことで、この作品をはじめ、今回の個展には、その視点での作品も出展されているとのことでした。
その意味では、最初に紹介した「texture」もその一つと言えます。
直接、膜やオブラートを通した作品もありますが、この透けた服の作品も、視覚を通して、肌と生地との間の触覚や嗅覚など、様々な感覚を感じることができる作品ではないでしょうか。
「瞬き」植野綾 10F(53.0×45.5㎝) パネル、綿布、アクリル、油彩
次の作品です。
「花咲く日まで」植野綾 10P(53.0×40.9㎝) パネル、綿布、油彩
こちらは、艶やかな着物の柄を丁寧に描きこんだ作品です。
これだけ丁寧に描きこむことは大変だなあと思い植野綾さんとこの作品について話していると、実は、この作品にはひまわりの芽が描かれていると教えていただきました。
分かりにくいのでその部分を黒の丸で囲んでみました。絵の下の方です。
そして、赤丸で囲みましたが、ひまわりの花も描かれています。
初めて伺いましたが、実は、植野さんはひまわりが好きとのことで、いわば隠しアイテムとしてひまわりが描かれているとのことでした。(あれ、バラしてよかったのかな?)
そういえば、今回の個展には展示されていませんが、昨年の第98回白日会展では、この作品が出展されていたことを思い出しました。
「立ち入り禁止」 植野綾(この作品は今回展示されていません。)
最後に、この作品を紹介します。
「夏の終わり」 植野綾 8P(33.3×45.5㎝)パネル、綿布、油彩
ひまわり柄のレースの服を着た女性がイヤホンで音楽を聴いている作品です。
夏の終わり、ひまわりの花は、もう咲き終わった時期でしょうか。お若い植野綾さんの世代の方であれば、夏の終わりに聞く音楽は、どんな曲なのでしょうか?
今回は、植野綾さんの「こだわり」を直接、ご本人から聞くことができ、大変楽しませていただきました。
今回紹介した作品を含め、魅力的な作品が数多く展示されている個展でした。
最後に、SASAI FINE ARTSのホームページアドレスを掲載しておきます。










