今日は、女性画を中心に制作されている若手洋画家の児玉慶多さんの個展を拝見するため、横浜石川町の画廊ギャラリーアークに行ってきました。(会期9月17日(木)~9月26日(土))

 

児玉慶多さんは、2017年に東京藝術大学油画科を卒業された以降、ここギャラリーアークを中心に、都心の美岳画廊をはじめとする画廊等で精力的に作品を発表されています。

 

私は、主に、ギャラリーアークで発表されている作品を継続して拝見しており、昨年9月の個展をはじめ、私のブログでも取り上げさせていただいています。

児玉慶多展(於 ギャラリアーク)に行ってきました!

「魅惑の人物画展」(於 ギャラリーアーク)に行ってきました!

アストレア展(於 ギャラリーARK)に行ってきました。

 

今回は、1年ぶりの個展でもあり、様々な力作を拝見することができました。

それでは、何点か作品を紹介させていただきます。

 

「茜色の少女」 油彩 F4

児玉慶多さんの作品は、モデルの女性一人一人の個性を、内面から描いていこうという意欲を、私は強く感じるのですが、その色彩は、比較的、控えめであったのではないかと思います。

ところが、この作品の茜色の色彩は、女性の肌の色とあいまって、女性の若さの輝きを上品に引き立ており、これまでとは異なった魅力を感じることができる作品と思います。

 

「休息の時間」 油彩 F4

こちらの作品は、女性の優しい表情、特に柔和な目元や小さく結んだ口元が印象的です。

また、女性の首筋や手元も穏やかな線に、女性らしさを感じます。

 

「待宵の少女」 油彩 F6

女性の表情もさることながら、服の色彩や質感など、大変よく描けており、見入ってしまう作品です。

背景が黒いので、この写真では髪の様子がわかりにくいですが、柔らかで自然な黒髪が描かれています。

 

服は、女性の魅力を引き立てる・・・単純なことですが、大切なことと思います。

 

他にも次のような気になる作品が展示されています。

「明鏡」 油彩 F6

 

「画室_少女と花鳥」 油彩 F6

 

「モノクロームの女」 油彩 F4

 

それぞれ、女性の魅力を引き出している魅力的な作品です。

そして、感じることは、児玉さんの作品が少しずつ変わってきている印象、ゆらぎを感じます。

お若いですので、いろいろと試行錯誤もあるのかもしれません。

でも、新しい芽は確実に育まれているのではないでしょうか・・・。

 

それ故に、児玉慶多さん作品には、今後も目が離せないと思っています。

 

雑駁でしたが、今日は以上です。

 

最後に、ギャラリーアークのホームページのアドレスを掲載します。(作品リストが掲載されています。)

http://ark.art-sq.com/