今日は、横浜石川町のギャラリーアークで始まった「児玉慶多展」に行ってきました。(会期 9月26日(木)~10月5日(土)日曜休廊)

 

児玉慶多さんは、最近、いくつかのグループ展で女性像の作品を拝見し、大変楽しみな若手作家のお一人として注目し、私のブログでも取り上げさせていただきました。

アストレア展(於 Gallery ARK)に行ってきました!

「魅惑の人物画展」(於 ギャラリーアーク)に行ってきました!

 

今回、このギャラリーアークでの本格的な個展ということで、大変楽しみにしていました。

多くの作品の中から、いくつかの作品を紹介したいと思います。

 

「月乃の肖像」 油彩 F4

飾らぬ服装の女性ですが、静かに閉じた口元、穏やかに前方を見る目線など、自然体の表情のなかに、この女性の優しさを見事に描き出している作品ではないでしょうか。

 

「白い薔薇/少女」 油彩 F6

此方の作品は、ややあごを引き、上目がちの強い視線を感じます。

穏やかな表情ですが、その視線を通じて、この女性像と会話が成立しそうな作品です。

 

「髪を結った少女」 油彩 F4

こちらは横顔の作品です。

目が魅力的ですが、控えめな鼻筋から口元が少女の美しさを引き出していると感じます。

 

こうしてみていくと、華美でなく、自然な表情のなかで、女性の魅力を惹きだしているのが児玉慶多さんの作品と感じます。

 

「陽光と画室の少女」 油彩 F4

私自身が、昼の光が差す画室にいて、このモデルの女性の自然な存在を感じることが出来る、そんな作品と思いました。

 

小さな作品ですが、小ささを感じさせない、こんな作品もあります。

「遥」 油彩 SM

 

以上、紹介したのは、一部ですが、一つ一つの作品に描かれた女性との会話をしながら作品鑑賞を楽しむことが出来る作品展でした。

 

最後に、ギャラリーアークのホームページのアドレスを掲載しておきます。

http://ark.art-sq.com/

(ここでは、DMで使われた「椿の素描のある少女像」を観ることが出来ます。)