私、頸椎症と右膝痛が快方に向かうよう、体力保存に努めているため、お誘いいただいた個展、グループ展にほとんど行けず大変失礼しています。ご案内いただいた皆様には、心からお詫びいたします。

 

そんな中、今日から、FEI ART MUSSUM YOKOHAMAにおいて始まった「”あなにやし、えをとめを”女展」(会期 5月10日(金)~26日(日))について、ご案内をいただき、これだけは拝見したいと思い足を引きずりながらも、気合いを入れて行ってきました。

 

今回の展示は、古事記に登場する女神イザナミをテーマに女展を企画したとのことであり、私がかねてから注目している作家の方々が参加しています。

出展作家は、次の方々になります。

大森とこ、北川朔、寺野葉、中園ゆう子、中西麻莉子、藤川さき、山崎カズヒコ、吉澤舞子

 

会場は、横浜駅西口から徒歩10分程度でしょうか、鶴屋町3丁目交差点にある横浜鶴屋町ビル1階になります。

 

それでは、私が以前から私のブログで取り上げている方々を中心にご紹介したいと思います。

まず、中園ゆう子さんの作品です。

「扶桑姫」 中園ゆう子 F10

中園ゆう子さんの作品は、昔話やおとぎ話などを題材にしながら、日本古来のものとオリエンタル的なもの、霊的な存在と現実の人が流動的に存在し、調和している・・・私はそんな印象を持っています。

そして、何よりも、色彩がとても美しいと思います。

今回は、4点の作品が出展されています。

 

「雷の住処」 中島ゆう子 F6

雷をテーマにして、こうした作品を生み出すという中島さんの創造力、発想にちょっとした驚きを持って拝見しました。

 

参考に、中園さんの個展の記事を掲載しておきます。

中園ゆう子個展「色彩の住人」(於 銀座画廊・美の起源)に行ってきました!

 

次は、寺野葉さんの作品です。

「ぼんやり」 寺野葉 F6

寺野葉さんの作品には、まるでおもちゃ箱のように、人や、植物、動物が溢れており、思わずワクワクしてしまいます。

今回、4点の作品を出展されていますが、女展というテーマに沿って、描かれた女性の存在感を強く感じる作品になっていると思いました。

 

「糸」 寺野葉 SM

この作品は、小さい作品ですが、その小ささを感じさせない、独自の奥行き、そして女性の存在感を感じます。

これまで、様々な機会で寺野さんの作品を拝見してきましたが、まだ、大学4年生であり、今後が楽しみな作家さんのお一人です。

 

参考に、今年の1月に佐藤太清賞を受賞された佐藤太清賞公募美術展の記事を紹介しておきます。

佐藤太清賞公募美術展(於 横浜赤レンガ倉庫1号館)に行ってきました。

 

次は、北川朔さんの作品です。

「あたたかい肌」 北川朔 F4

北川朔さんの作品も、これまで様々な機会で拝見してきました。

最近の北川朔さんの作品は、上品に抑えられた色彩の中にもアクセントがあり、描き出された女性の髪、そして曲線に情念をも感じさせます。

 

「幸多からん事を」 北川朔 F6

 

次に、中西麻莉子さんの作品です。

「母娘」 中西麻莉子 F50

これまで中西麻莉子さんの作品を見る機会を失い、今回、ようやく作品を拝見することが出来ました。

今回、6点ほど作品が出展されており、この作品は、その中でも大きな作品です。

大変上品で、そして少し可愛らしい作品ですが、着物の模様が優雅であり、伝統的な日本画の系譜を感じさせる素敵な作品と思います。

 

「恍惚」 中西麻莉子 F6

 

以上の方々は、以前から、私が注目していた方々ですが、このほか、特色のある作品が展示されていましたので、それぞれ1点ずつご紹介したいと思います。

 

「目覚め」 大森とこ

 

「冬の華」 山崎カズヒコ

 

「全ての鼓動が始まった」 藤川さき

 

「パンドラの壺」 吉澤舞子

 

大変、雑ぱくではありますが、様々な作家の個性的な作品を楽しむことが出来ました。

以上です。