今日は1月25日(金)~28日(月)の期間で、横浜赤レンガ倉庫1号館において行われていた「第18回福知山市 佐藤太清賞公募美術展」について触れようと思います。
この公募展は、京都府福知山市出身の日本画家佐藤太清画伯の功績をたたえ、その志を受けつぐため、福知山市が全国の高校生、大学生等を中心に21世紀の芸術文化を担う人材の育成を目標として2001年から行われているとのことです。
この美術展は、昨年12月の福知山会場を皮切りに、横浜会場を経て、2月には東京会場(ハイライフいたばし2月21日~24日)、3月には名古屋会場、京都会場と巡回する予定とのことです。
まず、会場入口に貼られていたポスターです。
そして、会場の横浜赤レンガ倉庫1号館です。
表彰は、絵画の部と日本画の部の二つの部門で行われています。
実は、この美術展が横浜で行われることを知ったのは、私のブログでも取り上げたことがある、若手日本画家の寺野葉さんが、日本画部門で佐藤太清賞を受賞されたと聞き及んだためです。
会場内は、写真撮影可とのことでしたので、恐縮ですが、そのなかから何点かを紹介したいと思います。
まず、寺野葉さんが、佐藤太清賞を受賞された作品です。
「我伝図」
寺野葉さんの作品は、一目見てそれとわかる個性的な作品です。
寺野葉さんの身の回りにある大切なもの一つ一つを、自分のお気に入りとして、画面のあちこちに見事に配置した作品、と私には思えます。そして、懐かしい日本の原風景にあるものが溢れている作品ではないでしょうか。
パンフレットにご本人のコメントがあり、そのなかで、「今回の作品は自分の部屋が荷物が多く散らかっているのも見て、たくさんの草花が生え安らぎを与えてくれる自分自身の庭と感じ、制作しました。」と記載されています。
日本画部門では、私には、次のお二人の作品が素晴らしいと思いました。
「マチボウケ」 斎藤愛未 特選 板橋区長賞
「内にこもる」 佐古奈津実
そして、気になった作品がこちらです。
「Good night boy」 金澤翔平
金澤翔平さんの作品は、実は何度か拝見しています。直近では、昨年の4月、第2回新日春展で拝見しました。
彼は、爽やかな青年をいつも描いています。青年の夢、希望、そして純粋さ、そういったものをキャンパスに描き出そうとしているのではないかと私には思えます。
そして、もう1点。
「朝霧」 大橋安佳里
この方は、熊本の崇城大学の学生の方です。
私には、とても素直で一途な作品に感じました。こうした方が、順調に成長したときに描く作品が楽しみです。
さて、一方、絵画部門です。
こちらは次の3名の方が、佐藤太清賞を受賞されていました。
「ひからびた言葉」 田中佑
「glow」 向井唯夏
「虚っぽの街」 金子圭太
お三方とも、とてもお若く、向井唯夏さんに至っては高校生です。
本当に、将来が楽しみです。
少し気になる作品を紹介します。
「ある日の午後」 宗我部幸音
緑が溢れた自然の風景の作品かと思いきや、手前の水の中にはゴミが溢れています。
こうした風景に違和感を感じ、それを作品に描いたところにこの方のこだわりを感じます。
そうしたこだわりが、私はとても大切と思っています。
この方も、高校生とのことですの、今後どのような作品を描くのか楽しみです。
「待春」 谷口進吾
全体的に人物を描いた作品は少なかったように思いますが、この作品は、人物に正面から取り組んだ作品です。
人物の感情を含め、全体の空気感も良く描けているのではないでしょうか。
こうした方々が、数年後には、誰もがよく知る作家に育っていくことが楽しみです。
この他にも、何点も気になる作品がありました。
今後、ここで出会った皆さんが成長し、再びその作品に出会えることが楽しみです。
















