1月29日は平成23年度介護福祉士国家試験が行われた。
EPA制度を利用してあそか苑で働いている、介護福祉士候補者のツゥリ・ユリアンティ(通称:ユリさん)も、国家試験を受験した。
今日の朝一番ユリさんに結果を聞きに行ったら、
満面の笑みで、親指を突き上げ
「出来ましたよぉ☆」
って、最高の報告をしてくれた。
自己採点では、83点ほど取れているとのことだった。
私も、
「あぁ、彼女の3年半が報われた」
って思うと、
本当に嬉しくて、少し目頭が熱くなった。
できるとは、思ってたし、信じていたけど、
やっぱりどっか不安で、
前日に彼女から
「明日のこと考えると不安です。ドキドキします。」
って電話が掛かったときは、
「大丈夫」
っていいながら、こっちが不安になっていた。
でも、
あそか苑のみんなが彼女を拒まずにフォローしてくれたお陰で、
素晴らしい先生方が素晴らしい指導してくれたお陰で、
ガルーダサポーターの皆さんが彼女を励まし元気づけてくれたお陰で、
本当に“沢山のお陰”があったからこそ彼女が合格できたんだって本当に思うし心から感謝です。
本当によかった。本当によかった。
本当によく頑張った。
また、沢山のひとに支えられた。
本当にいい人に恵まれた。
本当にありがとうございます。
本当にありがとうございました。
思い返せば、
3年半前、ユリさんはたった一人遠く離れた異国の地に来た。
それは、来日直前で、一緒にあそか苑で働くはずだった1名の候補者がキャンセルをしたためだった。
半年間の日本語研修を終了し、あそか苑にきた時、初めて聞く関西弁は、勉強してきた“日本語”とは明らかに違っていて、相当とまどっていた。それでもすぐに彼女も関西弁を話すインドネシア人になった。
あそか苑に来て半年が経つ頃、ホームシックになった。
公衆電話で家族と電話しながら、泣いていた。
でも、あそか苑みんなが優しく接してくれて、いつの間にか笑顔をとりもどしたら、内緒で少しお酒も飲むようになった。
そして、フィリピン人やインドネシア人の後輩ができると、先輩として色々指導もしてくれた。
彼女は、この試験を受ける前から沢山のプレッシャーがあったが、すべて乗り越えて試験を受けた。
私たちが、見てきたことの何倍もの沢山のことを乗り越えて彼女は試験を受けた。
そして、日本人でも合格率が50%の試験をクリアした。
本当にスゴイこと。
私は彼女を誇りに思う。