挨拶
こんばんは、ざわです。
オールスター直前の八村塁選手のキャリアハイ記録更新!!!
いやー、素晴らしかったです。
NBAもシーズンが折り返しとなり、後半戦も楽しみですね!!
今後、ざわ主催のオフラインイベントもいくつか企画しています!
皆様のご参加お待ちしています!
●2024/02/27 北陸会 in 金沢
【お知らせ】
— ざわ@全力 (@kobepackopener) February 10, 2024
2024年 第1回 スポーツカード北陸会を開催します!
●日時:2024/02/27(火) 19:00-24:00頃
●場所:石川県金沢市兼六園近くの会議室
●対象:スポーツカードコレクタ
スポーツカードに興味のある方なら誰でも参加歓迎です!
参加希望の方は是非お気軽にご連絡を! pic.twitter.com/MHxToorXfM
●2024/04/20 Trade Night in 東京
本題! 2024/02/22発売 2023-24 Panini Prizm Basketball!!!
【箱の種類】FOTL/Hobby/Choice/Retail/Fat Pack/Asia/Blaster
【Asia版の有無】あり
【2023-24年度の箱価格】
FOTL:1217$(ダッチオークション)
海外Hobby:950$
日本Hobby:ふぁな 120000円 みんと:125000円
日本Choice:ふぁな 60000円 みんと:78000円
【2022-23年度の箱価格】
FOTL:864$(ダッチオークション 2021-22年度は1500$)
海外事前販売:575-750$(2021-22年度は1100-1200$)
日本:140000円
【ケース内訳】
1case = Hobby 12box
1box=(2 Autographs, 22 Prizms Parallels 10 Inserts)
Checklistはこちら
https://www.beckett.com/news/2023-24-panini-prizm-basketball-cards/
過去年度のPrizmに関するざわ的講評はこちら!
Prizmの簡単な歴史
まず、最も大事な事実として
PrizmはPanini社のNBA商品における代表的な商品(フラグシップ)です。
過去にDonrussの講評でも少し歴史のお話をしましたが、2009年にPanini社はNBAカードの版権を入手しました。
版権を入手しすぐに順風満帆!という風にはいかず、Panini社はそれまで版権を所有していたTopps社のフラグシップである
『Topps Chrome』などの代表的なブランドにとって代わるような自社ブランドの確立に大変苦渋していました。
そんな状況の中で2012年に発売が開始されたこのPrizmというブランドによってPanini社は自社製品のブランドの確立にようやく成功したのです。
このPrizmが成功した要因はざわ的推測ではありますが、いくつかあります。
発売時期
2011年はNBAでは161日にわたるロックアウトが行われ、試合やNBA関連商品の発売が中断されていました。
そのため、ロックアウト明けの2012年のNBAカード商品には2011-12年度と2012-13年度の2年間の間にドラフトされた選手たちのルーキーカードが封入される大豊作年となったのです!
スポーツカードコレクターの皆様ならルーキーカードが人気な理由はもうお分かりかと思いますが、1年間カードが発売されず、ルーキーカードが通常の2倍封入される年を迎えるというのはコレクターにとっては開封欲が止まらないかもしれないですね。
Chromeカード
Topps社のフラグシップでもあった『Topps Chrome』もそうでしたが、クロームカードの製品はやはり人気が出ますね。
手ごろなお値段
昨今のBox価格しか知らない世代の皆様には信じられないかもしれませんが、
Prizm Hobby Box発売当初は10,000円以下で購入が出来たんですねー。
10,000円以下で2年分のルーキーのChromeカード、そしてSilverカードにサインカードが手に入る時代があったのです‥。笑
昔は誰でも手に入ったはずのカードの付加価値がどんどん上がっていくというのが数年前のトレカバブルを大きくした原因の一つかもしれません。
Prizmを持ってPanini社のNBAカードブランドが確立したと述べましたが、
このPrizmが発売されてすぐに大好評で即売り切れ!圧倒的ブランド!となった訳ではないです。
売れ残りながらも毎年販売を続けることでたくさんの名選手たちのルーキーカードを収録し続けることで
その価値を少しずつ高めていったのです。
まさに継続は力なり!!
小ネタとして、2019-2022年ごろのトレカバブルの中では
『RC Prizm』『Prizm Silver』『1st Year Prizm』『2nd year RC Prizm』など
様々な観点からPrizmの評価が上がったり下がったりしていましたね。
今では1000円程度で取引されている八村選手のRC Prizm Silverもかつては10万円前後で取引されている時代もありました。
Prizmのよいところ
Panini社のNBA カードといえばこれ!! という代表的なブランド
上述しましたが、このPrizmの評価される点は何よりも
Panini社のNBA商品における代表的な商品(フラグシップ)であるということです。
Panini社がNBAの版権を獲得してから今に至るまで
常に発行されているPanini社のNBAカードといえばこれ!という感じですね。
もし、一枚だけその選手のルーキーカード(サインなし)を手に入れることが出来るのならば、
このPrizmの1/1のBlackが最も渇望されるのではないでしょうか?
Panini商品の中ではそれくらいの地位を得ているかと思います。
そのため、Prizmの少数シリアルのパラレルは他の商品と比べても価値が評価されやすい傾向があります。
推し選手のPrizmカードは一枚は手に入れたいところですね!
今年の現時点でのNo.1ルーキーのウェンバンヤマ選手のBlack1/1を引いたら何百万という評価は固いと思われます。
ウェンバンヤマチャレンジをするならここ!! Prizm1発勝負や!!
そう、『ウェンバンヤマチャレンジ』をしてみようと考えている方にとってはこのPrizmが正念場となるでしょう。
過去にも何度も取り上げているため、皆さんご存じかと思いますが、PaniniのNBAカード商品には
ウェンバンヤマ選手を含め、多くのドラフト上位選手のサインカードが封入されません。
●過去記事
そのため、サインカードを目玉とした商品は、軒並み目玉不在のスカスカ商品となってしまっています・・・・。
先日発売されたRCサインカードを中心としたDonruss Choice等のChoice系の商品やContendersなどはかなり厳しくなると思われます・・・。
そんな中、このPrizmの目玉はパラレル&シルバーです!
サインも1箱から2枚は出現しますがシールオートで評価はそれほど高くありません。
サインが封入されないというデメリットの影響を比較的受けにくく、
フラグシップである『Prizm』のパラレルやシルバーなどは存分に楽しむことが出来るので、
とりあえず1枚ウェンバンヤマ選手のカードを持っておきたいという方はこのPrizmの購入を検討してみましょう。
パラレルの種類は過去最多!!!!!!
(過去のパラレルの一例)
良くも悪くもPrizmはパラレルの種類がとんでもなく豊富です。
パラレルとは、言ってしまえば『色違い』です。
何が違うかと言われれば、色と光り方が違います。それだけですry
そこにロマンを感じられない方は回れ右した方が良い商品です。笑
中には世界に一枚しかないものもありますし、特にシリアルがなく、無限に生成可能なパラレルもあります。
●過去のパラレルの種類
2021-22年度 58種類(75周年記念パラレルなどの存在があり、パラレル数は多め)
2022-23年度 52種類
2023-24年度 63種類
今年はなんと63種類と過去最多のパラレル数となっています。
これはつまり
大・増・産?!?!?!
どんなパラレルが増えたかPick Upしてみました。
2023-24年度からの新規パラレル
①Glitter Prizms
②Red Seismic Prizms – /299(●Blaster版限定)
③Blue Seismic Prizms – /99(●Blaster版限定)
④Teal Ice Prizms – /225
⑤White Prizms – /175
⑥Multi Wave Prizms – /88
⑦White Wave Prizms – /38
⑧White Ice Prizms – /35
⑨Black Shimmer FOTL Prizms – 1/1
⑩Purple Choice Prizms – /20(●Choice版限定)
⑪Cherry Blossom /20 (●Choice版限定)
昨年度と比較して11種類の新規パラレルの追加、1種類の削除があり、10種類の増加となりました。
1箱から出現するシリアル付のパラレル数は増えていないようなので、単純にかなりの増産が行われたと予想されます・・・。
パラレルの人気度について
本当にたくさんの種類のものがあり、その価値・入手難易度も様々です。
パラレルで人気なものは、
①少数シリアル
②チームカラー
③ジャージナンバー
④鑑定済みで結果が高得点のもの
⑤HObby>FOTL>Choice>Fastbreak>retail
選手の様々な色のパラレルをすべて集めることをコレクター業界では『レインボー』と呼びます。
とても全種類集められるとは思えませんが、少数シリアルを手に入れた際には狙ってみてはいかがでしょう・・・?
特定の選手でレインボーを目指している方も多いので、意外な選手でも少数シリアルだと需要があることも多いです。
もし、珍しいカードを手に入れたら積極的にトレードなど呼びかけてみるのもよいかもですね。
ざわも少数シリアルとチームカラー狙いで頑張ります!!!!
また、今年からFOTLの1/1であるBlack Shimmer版が復活しました。
Blackはウェンバンヤマ選手のチームカラーでもあるため、とても人気になりそうですね!!!!
待望のLos Angeles Lakersとしての八村塁選手のサインカードが!!!!
あぁぁぁ!!!!!!!!!!!
来ましたよ!!!!!!!
遂に来ました!!!!!!!!!!!!!!
待望のLos Angeles Lakersとしての八村塁選手のサインカードがぁぁぁ!!!!
絶対に欲しいやつだああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
八村選手のサインカードは『Signatures』というもっとも出やすいベテラン選手のサインカードの中の一つになっています!
全50選手が収録されていて、その中の一人です。
注意したいのが、Prizm Choiceにも『Signatures』のパラレル版は封入されますが八村選手はそちらにはサインをしていないようです。
つまり、八村選手のサインカードが欲しければChoiceではなく、Hobby版を買え!!!!
そういうこと!!
新規インサート『Kaleidoscopic』
今年から新規封入の『Kaleidoscopic』というインサートはデザイン性は割と良い方にも見えるので
Prizmの光り方とうまい具合に噛み合えば人気が出る可能性があるかも・・・?!?!
出現率はそこそこ高めの様です!!!! 期待しています!
Prizmのよくないところ
シールオート
➡サインはすべてシールオートです。Prizmの目玉はパラレルカードになるので、パラレルよりもサインカードの方が安く買えてしまう珍しい商品です。ルーキー選手の代表的なサインカードが欲しい!という方は別の商品を見てみるのも一つの手でしょう。
買うのは待て!! 超大量生産!! ベース・シルバー・シリアルなしパラレルは格安で買える!
➡かつての2019-20年のトレカバブル期には目玉のルーキー選手のベースカードが数万円で取引される時代もありました。
しかし、その後増産に次ぐ増産、コレクターたちもベースカード収集ではなくシリアルやサインありのカードを求める傾向が強くなり、相場は非常に荒れました。
発売直後はベースカードやシルバーにもある程度の価格はつきますが、発売後時間が経つにつれて相場はかなり落ち着いていきます。相場観はきちんと理解しておいた方が良いでしょう。
上下左右対称的なデザインによる鑑定評価時の厳しさ
Prizmのカードは基本的にPSA10が非常にとりやすいです。
しかし、それは、カードの質がとても高いという意味ではなく、素人目で見てもカードの状態の良しあしが非常に分かりやすいというデザイン性の影響も大きいかと思われます。
・上下左右のバランスが悪くないか?
・表面に傷がついていないか?
などChromeカードであること、対称性を持つデザインのものが多い、比較対象が多いことなどから自分でも何となく点数が予想できることが多いです。
実際にパックに封入されているカードは、センタリングがずれていたり、表面に傷がたくさんついていたり、ずさんな祭壇であったりすることも多いです。
折角BoxやPackを購入して当たりを引いても初期傷の多いカードだと受けるショックも大きいです・・・・。
開封される際は頭の片隅に置いておくことをお勧めします。
インサートの価値はいまいち
Panini社のNBAカードの中にはいくつもの優れたテーマ性・デザイン性を持つインサートがありますが、
Prizmに関してはインサートの評価はいまいちです。
Prizmはインサートに頼らずともブランド力で売れる自信があるのでしょうか・・・・?
特にNFLやSoccerではPrizmには『Color Blast』という超大人気インサートが封入されているのですが、
NBAだけは『Color Blast』はPrizmではなく、別ブランドに封入されています。
既存のインサート類はあくまでもおまけ程度の認識でよいかもしれません。
新規SPインサート『Prizmania』の評価はいかに・・・・
何故か2023-24シーズンからPaniniが連発しているアニメ調のSPインサートがPrizmにも登場します。
恐らく出現率はかなり低いため、価格はつくかもしれませんが、デザイン的にはどう評価してよいのやら。。。。
どうせならTyson Beckのような一流デザイナーの書いたデザインもみてみたいです・・・・。
(発売後追記分)値段が付くのはウェンバンヤマのみ
おススメ度
【ビギナーへのおすすめ度】
シングル購入 ★★★★★ 気に入った選手のデザインのカードをシングルで購入することを勧めますが発売直後の購入はNG!
買うなら3か月待て!!
FOTL ★★★★☆ 2/20から海外GBなどで開封が始まっています。興味があれば覗いてみましょう!
Hobby ★★★☆☆ Pack買いでも夢はある。一発にかけるなら逝って良し。
Fastbreak ★☆☆☆☆ パラレルの評価は低め。Pack購入時にはHobbyを優先か?
Retail ★★☆☆☆ Pack購入時にはHobbyを優先か? 予算次第ではRetailの選択肢もあり。
Multi Box ★★☆☆☆ 価値はつかないが1boxで多くのパラレルを入手できる。まず初心者にお勧めするとしたらこれ。
Blaster ★★☆☆☆ 最初は楽しいが、ベースカードの相場が落ち着くと、5000円の値段に見合うカードの出現率はかなり低い。長期的な視野で予算配分を。
【ベテランへのおすすめ度】
シングル購入 ★★★★★ 気に入った選手の良い状態のカードをシングルで購入するが吉。
FOTL ★★★★☆ 攻めるならGO。
Hobby ★★☆☆☆ 各GB屋価格は横並び。かなりきつい勝負になる。相性を見て判断か。
Fastbreak ★☆☆☆☆ Box/Pack購入時にはHobbyを優先か?
Retail ★☆☆☆☆ Box/Pack購入時にはHobbyを優先か?
Multi Box ★★☆☆☆ Hobby買う予算なければこちらで開封を楽しむのも良き。
Blaster ★☆☆☆☆ 初心者に譲れ。