ブログネタ：実は観たことがない有名映画
参加中「年に何本くらい映画って作られるんだろうな」
「さぁ、どうかしらね。少なくとも１本は作られているんじゃないかしら。そうしないと毎年開催される映画賞を開催出来ないものね」
「いや、毎週何本も新たな映画が公開されてるじゃないか。相当たくさんあるはずだぞ」
「あらそう。という事は週に１本で少なくとも５０本以上はあるのかもしれないわね。そうしないと１本の映画で映画賞を総なめにしてしまうものね」
「いや、全国でロードショーとかそうじゃない規模のとか、他にもＤＶＤだけで観れる映画もあるだろうし、日本だけでも数千本以上は作られるような気がするぞ」
「あらそう。という事は他の国でもそんな状況なのかしら。確かにそうしないと外国語映画の賞を選んだり出来ないものね。一体映画賞というのはどうなっているのかしら」
「おい、どうしてそんなに映画賞の事が気になるんだ？」
「あら、だって審査員が何人いるのか知らないけれど、全員が世界中の全ての映画を観ないと意味が無いじゃないの。ある審査員が観た映画と、別の審査員が観た映画が違っていたらそんな評価には何の価値も無いものね。そんなごく一部の映画だけを取り上げて【最優秀】とか言ってしまったらただのウソじゃないの」
「いや、そこは人気があったとか、評判になったとか、世間で知られてる人気の映画の中から選ぶんじゃないのか？そういう点では評価の対象にすらならない作品も多く出てきちゃうけど、きっと色々と目安になる基準があって、審査員が目を通すところまで辿り着く映画はほんの数本だと思うぞ」
「まだまだ寒い日が続いているけれど、やはり冬の方が夏よりも映画館は混んでいたりするのかしらね。建物の中にいた方が暖かいと感じる人が多いような気がするわ。でも映画館まで出掛ける時点で既に寒くて面倒だと感じる人も多いのかしら」
「おい、どうしたんだ。さっきまで映画賞の話だったのに、突然映画館の話題になってるぞ」
「うるさいわね。あまりにも真面目な展開で面白味がないから、私の元にあなたの発言が辿り着かなかっただけよ。評価の対象にすらならない発言で残念だったわね。また来年もあるからもっと勉強し直した方が良いわよ」
「全部の作品を観るべきだ、とか言ってたクセにどうして僕の発言だけ聞いてもらえないんだ！」
「うるさいわね。冗談よ。あなたの発言は何もかも事細かにチェックしているに決まってるじゃないの。とにかく世界中の映画の本数なんて訊かれても全く分からないわ。恐らく毎日７０億本くらい作られているんじゃないかしら」
「いや、それじゃ人類全てが毎日映画を撮ってるような計算になるぞ……流石にありえないと思うけど……」
「あら、そうかしら。世界中のほとんどの人が毎日何かを考えたり思ったりしながら過ごして、それを映像と一緒に記憶していくのよ。それだって映画みたいなものじゃないかしら」
「なるほど……まぁそういう考えもあるかもしれないな。じゃぁちゃんと映画館で公開されたり、ＤＶＤとして形になってる有名な映画で実は観てない映画って何があるかな。年に数本しか映画は観ないし、見逃してる有名作品もかなりたくさんある気がする」
「ええ、そうね。でも話題になると何だかんだでストーリーは耳に入ってくるじゃないの。あらすじさえ分かればもう観たのと同じようなものよ。脳内でいくらでも面白く出来るわ」
「うーん、まぁ厳密には観たのと全然違うけどな……じゃぁ有名な船が沈む映画とかは観たのか？」
「あら、観ていないけれど、男女の情念とか身分が違うジレンマとかがもつれ合いながら海に沈んでいくんでしょう？文字通り階層の仕業ね」
「階層と海草が掛かってるのか……海草が沈んだ理由じゃなかったはずだけどな……まぁ良いか。じゃぁ何か有名な映画で観てみたい映画ってあるのか？」
「さぁ、どうかしらね。何の特徴も個性も無い男がご飯を食べたり眠ったり部屋でテレビを観たりゲームをしたり彼女にメールを送って無視されて落ち込んだりする映画かしら」
「その映画のどこが面白いんだ……？っていうか何か嫌な予感がするんだけど……僕の事じゃないだろうな」
「あら、よく分かったわね。でも私が観てみたい映画なんてそれくらいしかないもの」
「そ、その気持ちは凄く嬉しいんだけど、さっきの【映像を記憶に残す】みたいな話じゃなくて、一応劇場で公開されたりＤＶＤ化されてる映画で答えて欲しいんだけどな」
「あら、毎日毎日続編がＤＶＤ化されているわよ」
「おい！いつの間に撮影してるんだ！」
「皆もクリックボタンは見た事があるんじゃないかしら？」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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