ブログネタ：あなたの性格は演歌？ロック？ポップス？童謡？
参加中「自分の性格を歌に例えるとどんなカンジだろうな？」
「あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。あなたはポップスみたいなものじゃないかしら」
「え？そうか？明るい性格、みたいな意味か？」
「何を言っているのかさっぱり分からないけれど、ポップスはポピュラー音楽の略よ。要するに人気の歌とか、流行歌みたいな意味ね。もっと広い意味で使われるケースも多いみたいだけれどね」
「そっか、なるほど。曲調じゃなくて言葉の意味で言ってくれてたのか。と、とはいえ人気と言われるとテレるな……」
「要するに、愛だ恋だと聞こえの良い、内容の薄い言葉を何となく雰囲気だけで口にして若い女性を騙しているところがポップスみたいだと言っているのよ」
「何だそれは！結局は内容で言ってたんじゃないか！って、そんな風に思ってたなんて酷いぞ！」
「うるさいわね。それならあなたは自分でどう思っているのかしら？まさか演歌とか言い出すつもりじゃないでしょうね」
「いや、言い出さないけど……ちなみに人の性格を演歌に例えるとどういう印象になるんだ？」
「忍ぶ恋だと言いながら、待ちくたびれて早５年、ついに掴んだ幸せも、ふとよぎるのは昔のあなた、嗚呼愛しのあの人よ、あなたはどこにいるのでしょう、私の新たな人生を、あなたは祝ってくれますか、あの日あなたが誓ったように、私を奪ってくれますか。さぁ歌っていただきましょう、【駆け恋はぐれ旅】。みたいなものじゃないの。一体過去のどの女性についていつまでも未練を残しているのかしら、いかがわしいわね」
「完全に歌番組の曲紹介みたいになってたぞ！それに今のは女性が主役の演歌だったんじゃないのか？」
「うるさいわね。それなら、さぁこいほらこい、もっとこい、お前と俺との真剣勝負、裸一貫男は度胸、ねじりはちまきキリリと締めりゃ、今日もたなびく大漁旗、世間の荒波さえもねじ伏せて、ついに釣り上げた黒い宝石、さぁ大漁だ祝杯だ、さぁ飲めほら飲め、もっと飲め。さぁ歌っていただきましょう、【ホスト暮らしも楽じゃない】。みたいなものじゃないの。何人もの女性からお金を巻き上げて、何を考えているのかしら、いかがわしいわね」
「漁師かと思ったらホストだったのか！何と紛らわしい！そんな演歌聴いた事無いぞ！」
「うるさいわね。とにかく新幹線や旅客機どころか自家用車も概念から消し去っているような世界観で生きていきたいならまずこんな都会で暮らすのを辞めたらどうかしら」
「いや、だから別に僕は自分の事を演歌だなんて言ってないじゃないか。っていうかポップスも演歌も内容が酷かったぞ。音楽界から怒られるような気がする」
「あら、そうかしら。特に悪意があって言ったわけではないわよ。色々なジャンルの色々な歌で色々な特徴を持つ人が取り上げられた方が、聴く人にとっても種類が豊富で選ぶ楽しさがあるじゃないの」
「なるほど。演歌の昔ながらの価値観にジーンと来る人も多いだろうしな。でも悪意は無いって言ってたわりにはどっちも女性を騙すみたいな内容だったのがちょっと気になるけど……」
「あら、たまたまよ。あなたの事を考えながら話したからついそうなってしまったわ」
「どうしてそうなるんだ？僕は誰も騙してないぞ！」
「うるさいわね。いつもいつも私に向かって妙な発言を繰り返しているじゃないの。どれだけ騙せば気が済むのかしら」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。僕のお前に対する想いは嘘じゃないし、騙すつもりなんて全く無いぞ」
「………………」
「お前の事だけが好きだし、お前のためだったら僕はどうなっても構わないと思ってるし、傍にいられれば何もしてくれなくても良いし……」
「………………」
「と、とにかくお前を騙そうとか利用しようって気持ちは全く無いから信じてくれ」
「……違うわよ。どれだけ黙らせれば気が済むのかしら、って言ったの。何をみっともない事を必死に話しているのかしら、いかがわしいわね」
「うっ、そんな事言われても……ち、ちなみにお前を歌で例えるとどんなカンジだと思うんだ？」
「さぁ、どうかしらね。今はあなたのせいで心に童謡が流れているかもしれないわ」
「リズム良くテンポ良くクリックするのよ」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
過去の会話一覧を表示する
小説版会話ブログ
第一弾【はじまりの日】
第二弾【拝啓、わが路】
第三弾【そして欠片は花弁のように】
会話ブログＲＰＧ
第１章
第２章
小説【えすえぬえす】
「リクエストや質問 、待っているわ」