【会話ブログ】何かが始まるのかしら? 前編 | 【会話ブログ】

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「僕達のブログも結構長続きしてるな」

「あらそう。それがどうかしたのかしら」

「いや、特に何かがあるわけじゃないけど……でも1年半くらい毎日欠かさず会話してきたのは結構スゴイ事じゃないかと思うぞ」

「あらそう。でも本当はもっとたくさん会話しているじゃないの。書き留める人が怠慢だから1日に2回程度しか公開出来ないけれど、実は一日中私達は会話しているわ」

「まぁ夜中は寝てるから一日中は言い過ぎだろうけど、確かに授業中以外はほとんど会話してるからな」

「あら、何を言っているのかしら。夜中も会話しているわよ。あなたは全く記憶に無いでしょうけれど、何度も私の名前を呼んでいるもの。とはいえ内容のある会話にはなっていないと言わなければならないでしょうね。もっとちゃんとしてくれないかしら」

「寝言の内容を向上させてくれって言われても不可能だぞ!っていうか寝言を聞いたりしないでくれ!」

「うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。冗談って言っておかないとどこで警察関係者が聞いているか分からないものね。とにかく冗談のような状況だから信じない方が良いと思うわ」

「だったらストーキング行為をにおわすような事を言わなきゃ良いのに、全く。とにかく今後はどうなっていくんだろうな」

「さぁ、どうかしらね。ある日突然終わるかもしれないし、ある日突然閉鎖させられるかもしれないし、ある日突然逮捕されるかもしれないわね。先の事なんて誰にも分からないわよ。だからその時その一瞬だけを全力で生きていけば良いのよ」

「いや、そんな刹那的な事を言ってると小説の連載だって出来なくなっちゃうぞ。まだまだ続くのが前提でやってるんだろうしな」

「あら、そうね。突然正論を言ったりして何を考えているのかしら。未来の事なんて誰にも分からないけれど、だからこそ未来への準備をちゃんとしている人が生き残っていける世の中なのかもしれないわね。学校では将来役に立つ知識を覚えるために勉強しているし、スポーツ選手は次のシーズンのために練習をしているわ。今この一瞬だけ輝けば良い、なんて打ち上げ花火みたいな事を言ったりして。あれだって何ヶ月も前から綿密な計算に基づいて花火師が準備しているのよ。反省してちょうだい」

「どうして僕が刹那的な事を言った状況になってるんだ!」

「うるさいわね。今この瞬間にあなたが怒る姿を見たかっただけじゃないの。そんな一瞬の連続が未来に繋がっているのよ。こんな事も受け入れられないようでは今この瞬間で何もかも終わりなんじゃないかしら」

「ちょ、ちょっと待った。結局どっちが大事なのか分からなくなってきたぞ」

「うるさいわね。とにかく時間を大切にした方が良いと言っているのよ。そんな簡単な事を分からせるために数十秒会話してしまった私の時間をどうしてくれるのかしら」

「うっ、僕としてはお前と話す時間で無駄な時間なんて一切無いと思ってるんだけどな……」

「……うるさいわね。結局今日は何を話したいのかしら?テーマが未来にあるのか過去にあるのかさっぱり分からないわ」

「いや、まぁブログに対して思う事とか、今後も続ける上での目標とかがあれば聞こうかなと思ってさ」

「あらそう。徹底的に自覚をする事じゃないかしら」

「どういう事だ?自分の存在について考える、ってカンジか?」

「違うわよ。徹底的に時間を食い潰す事、って言ったの。会話を聞きに来る人達の貴重な人生の時間を食い潰してやるのよ」

「そんな妖怪みたいな……どういう意図でそんな事をするんだ?」

「あら、1時間は60分、1日は24時間、それは地球で生活する以上は誰にとっても平等に流れている時間で、いわば会話を聞きに来てくれる人はその時間をわざわざ私達のために割いているのよ。それはよく考えたらスゴイ事だと思うわ。本来はこんなところで油を売っている時間なんてそうは確保出来ないはずだもの。私だったら油を売らずに油を熱してフライドポテトを揚げる準備をするでしょうね。だからもういっその事もっと時間を使わせてしまおうと言っているのよ」

「な、なるほど。そこでどうして更に時間を使わせようとするのか分からないけど……要するに聞きに来てくれた人が満足するような、もっと聞きたくなるような会話をする、って言いたいわけか?表現が遠回り過ぎて誤解されそうだぞ、全く」

「あら、勝手に人の考えを間違った分析に基づいて代弁しないでちょうだい。要するに聞きに来ても後悔させないわよ、と言っているのよ」

「えーと、僕が言ったのと同じ意味だと思うんだけど……」

「あらそう。いつも間違った事しか言わないから今回もそうなのかと思ってしまったわ。結果的に私を間違わせるなんて本当に救いようが無いわね」

「こら!正しい事だって結構言ってると思うぞ!いくらなんでも酷いぞ!」

「あらそう。それならそういう事で良いわよ。あなたの実力を認めた私に対してお礼を言いたくなる場面じゃないかしら」

「……何だか理不尽な気がするけど……ありがとう」

「……そういうのを正しい代弁というのよ。私の役に立って良かったわね」

「え?もしかしていつも聞いてくれてる人達にお礼を言いたいのか……?自分で言えば良いのに……」


続く


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