![好きな中華まん](https://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
「これから寒くなると中華まんが美味しくなる季節だな」
「あらそう。それはどうしてなのかしら」
「やっぱり身体が温まるからな」
「あらそう。それならお風呂の方が美味しいんじゃないかしら。サウナやコタツも美味しいでしょうね。私個人としては寝袋やウィンドブレーカーも重要な美味しい仲間に入るわね」
「ちょ、ちょっと待った、食べ物じゃないのにどうして美味しいって表現になるんだ?」
「まぁ、あなたが身体が温まるのが美味しいって言ったんじゃないの。どうして私が注意されなければならないのかしら?私だって明らかにおかしな表現だと思いつつ、でもあなたがあまりにもしれっと当然な様子で言うから私が知らない間に日本語に重大な変更があったのかと思ったのよ。それで結局どちらが正解なのかしら?フライドポテトは美味しいという分類で間違いないのかしら」
「フライドポテトの話なんてしてなかったぞ!しかも食べものなんだから美味しいって分類に決まってるじゃないか!」
「あらそう。それにしても一年中美味しいフライドポテトだけれど、冬場に揚げたてで美味美味のフライドポテトを食べると意外と身体が美味しくなるのよね。自然と全身の味が上昇して、心身ともに美味しくなると思うわ」
「えーと、また表現がおかしくなったような気がするぞ……今のは何だったんだ」
「うるさいわね。食べものは何でも【美味しい】と表現するんでしょう?だからフライドポテトを食べて身体が温まる様子を美味しさで表現しただけじゃないの。あなたが説明した通りの日本語よ」
「えっ、今のは身体が温まる意味の文章だったのか?じゃぁ美味美味はアツアツの意味だったのか。美味しいに代えるだけで全然意味が変わっちゃうもんだな。って、僕はそういうつもりで言ってたんじゃないぞ!全く。そもそも中華まんって食べた事あるのか?」
「さぁ、どうかしらね。中華まんなんて言われても定義が広過ぎてよく分からないわ」
「うーん、まぁコンビニで売ってるようなのが中華まんって事で良いんじゃないのかな。中華まん自体がアツアツってのもあるけど、それを手に持って食べる点が身体が温まるイメージに繋がってるんだと思うぞ」
「あらそう。それなら恐らく食べた事もあるんじゃないかしら」
「そっか。肉まんとかあんまんとかピザまんとかカレーまんとか、色々あるからな」
「何を言っているのかさっぱり分からないけれど、フライドポテトの事でしょう?そうとしか思えない説明をしていたわ」
「そんなわけ無い……って、あれ?確かにさっきの説明だとフライドポテトも当てはまるかもしれないな。って、中華まんって言えば何の事か分かるだろ!コンビニのレジで必ず見掛けるはずだぞ!」
「うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。山奥で発見された俗世間離れした言葉の話せない少女みたいな扱いをしないでちょうだい、失礼な。遠吠えで狼を呼び寄せるわよ」
「完全に狼に育てられてるじゃないか……全く。と、とにかく、僕は何だかんだ言っても肉まんを食べる機会が一番多いかな。ありきたりだけど安定して美味しいからな」
「あらそう。ありきたりで安定しているのが好きなのね。それなら私もそうなるかしら」
「えっ?フライドポテトじゃなくて肉まんの事を言ってるのか?お前も食べた事あるのか?それは意外だな。美味しかったか?」
「さぁ、どうかしらね。ありきたりだけれど安定して私を温めてくれるものを一つだけ知っているわ」
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