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好きな同性のタイプ ブログネタ:好きな同性のタイプ 参加中


「同性に好かれる同性ってのがいるよな」

「あらそう」

「男だったらスポーツが出来るとか、公明正大で落ち着いてて頼れるとか、そんなタイプが好かれるかもな」

「あらそう」

「女性だったらどういうタイプだろう」

「あらそう」

「よく話に聞くのは、スポーツ万能でボーイッシュで……」

「あらそう」

「いわゆる可愛いよりも格好良いタイプの女性か?」

「あらそう」

「いや、お前に訊いてるんだけど……」

「あらそう」

「えーと、女性に好かれる女性ってどんなタイプなんだろうな」

「あらそう」

「おい!ちゃんと会話して欲しいぞ!」

「うるさいわね。言いたい事があるならはっきり言えば良いじゃないの」

「え?ちゃんと質問したはずだけど……何か伝わりにくい質問があったか?」

「まぁ、あくまで核心には触れないつもりなのかしら。もちろんあなたの言いたい事は既に察しているけれど、ちゃんとこういう事は言葉にして伝えるべきだと思うわ」

「えーと、何だかよく分からないんだけど……同性に好かれる同性がどんなタイプかちゃんと質問したはずだぞ」

「いつまでも回りくどい表現をしたりして、しつこいわね。あなたは新たな同性の恋人が出来たんでしょう?それで私にも同性の魅力について考慮するように勧めていたじゃないの。うっとりと好きな男性の話をしたりして、いかがわしいわね」

「何だって!?そんなつもりで言ったりするわけ無いだろ!」

「まぁ、という事は同性同士が恋愛するのはありえないと言っているのかしら。世の中にはそういう気持ちになる事しか出来ないのに社会の冷たい視線に晒されて辛い想いをしている人がたくさんいるのよ。早く謝罪してちょうだい」

「いや、僕がしない、って言ってるだけで否定してるわけじゃないんだけど……僕には同性とか異性とか関係なくお前しかいないからな」

「まぁ、いつから私の事を男性だと思っていたのかしら、失礼な。謝罪してちょうだい」

「こら!どうしてそうなるんだ!いつの間にか男性しか好きになれないキャラにされちゃってるぞ!好きな同性のタイプを訊こうと思っただけじゃないか!」

「うるさいわね。冗談よ。自分で魅力的な男性は落ち着いていて頼れるとか言っていたクセに完全に取り乱しているじゃないの。とにかく私には好きな同性なんていないわよ。話したい事も無いのに話さなければ間が持たないような関係には興味が無いもの」

「な、なるほど……女性同士だとあまり親しくなる前はそんな関係に陥りやすいのか?でもハイジの事は好きなんじゃないのか?」

「あら、そうね。ハイジは間が持たないような展開にはならないもの。とはいえハイジは女性なのかしら。私にはよく分からないわね」

「そ、そんな事を言い出しちゃうと僕にも断言は出来ないけど……しかも本人に訊いても何故か答えてくれない気がする……と、とにかくじゃぁ好きな同性のタイプは特に無し、ってカンジか」

「ええ、そうね。異性でも特に無いわよ」

「うっ、そこは僕みたいな男性って言ってくれても良いんじゃないかと……」

「あら、残念ね。私にはあなたの感性が分からないもの」

「それは何とも寂しいな……僕の人間性を好きになってくれたから付き合ってるのかと思ってたんだけど……」

「違うわよ。私にはあなたが男性か分からないもの、って言ったの。あなたはあなたよ。男性でも女性でもないわ」

「うーん、性別を超越して好きってのは凄く嬉しい事を言ってくれてるんだろうけど、何だか複雑なのは何故だろう……」


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