ブログネタ：朝型？夜型？
参加中「朝型とか夜型って言葉があるな」
「ええ、そうね。それがどうかしたのかしら」
「僕の場合は夜は１２時頃に寝ちゃうし、寝坊するタイプでもないから朝型かな。お前は全然夜寝ないから夜型だな」
「あら、どうしてそうなるのかしら。そうなると今頃私はもう熟睡している時間じゃないの。私はあなたと寝言で会話をしていると思われていたのね、失礼な」
「いや、そういうつもりじゃないけど、夜寝ない人を夜型って言うじゃないか」
「ええ、そうね。でも私の場合は朝も眠らないわよ。朝型でも夜型でも昼型でもある私は結局のところ型無しという状態になってしまっているんじゃないかしら。誰よりも個性的なはずなのに型が無いなんて面白いわね。個性を何でもかんでも節操なく取り込んでいると個性の飽和状態になって、結局どれが目立った個性なのか分からなくて無個性にしか見えなくなる、という皮肉を体言するのが私という存在だったのかしら。そういえばあなたも無個性と常日頃言われているけれど、あなたも既に何もかもを取り込んだ後の状態だったのかしら。そうだったとしたら今まで無個性とか言ってしまって悪かったわね。まさかタップダンスやマンドリンやダブルダッチにまで精通しているとは思わなかったわ」
「何を言ってるんだ！そんなの全部やった事も無いぞ！ダブル……何だって？」
「ダブルダッチとかいう、２本の縄跳びを高速で回した中でバック転や逆立ちをしながら飛んだりしているのがあるじゃないの。私は実はあの競技は縄なんて全く使っていないパントマイムの一種と睨んでいるけれど、経験者としてはどうなのかしら？今すぐ正解を発表してちょうだい」
「いや、だからやった事なんて無いってのに……でもちゃんと縄は使ってるように見えるぞ。早くて見づらいのは確かだけどさ。っていうか僕は妙な特技なんてたぶん持ってないぞ」
「うるさいわね。あまりにも誰も触れてくれなかったから今は特技である事を隠してしまっているんでしょう？ちなみにクロスワードとか数独を作るコツというのはどういうものがあるのかしら。答えが数パターン当てはまってしまうケースがあるような気がするけれど、それはどうやって回避しているのかしら？」
「え？また違う特技の話になってるのか？何度も言うけど僕は何も出来ないぞ。どうしてこんな話になってるんだ？」
「うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。あなたが何も出来ない事くらい分かっているわよ。毎朝私が起こしてあげている事も知らずに朝型とか何とか言っているのが悪いのよ」
「ちょ、ちょっと待った。僕はちゃんと目覚まし時計のアラームで起きてるぞ」
「あらそう。夜中に電池が切れても鳴るアラームなのかしら。良く出来ているわね」
「えっ！？そ、そういえば最近は電池を交換した記憶が無いけど……もしかしてお前が……？」
「さぁ、どうかしらね。私は昼型で夜型だもの」
「いや、言ってる意味が……夜中に忍び込んだとか言うんじゃないだろうな」
「違うわよ。昼換えた、って言ったの。あなたの部屋に遊びに行った時にたまたま止まっているのに気付いたから交換しておいてあげたのよ」
「そっか、なるほどな。ありがとう。てっきりストーカー行為をしていたのかと思ったぞ。でも夜型って言ってたのは何なんだ？」
「違うわよ。私は見る型で寄る型だもの、って言ったの。見ているだけも侵入するのもお手の物よ」
「だからそういう事を言うんじゃない！」
「クリック上手の個性を発揮するチャンスよ」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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