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「人より上手な事って出来たら伸ばしていきたいよな」

「あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。突然妙な事を言い出す気持ちの悪い特徴を伸ばそうとするなんてどういう神経をしているのかしら」

「いや、そんな事は上手になりたくないぞ……言い方が悪かったかな。上手じゃなくて長所って言った方が良いか」

「ええ、そうね。文字通り特徴を伸ばして長くなったのが長所だもの。って、それでは結局訂正した元の意味でも使えてしまうじゃないの。何を考えているのかしら」

「僕は何も言ってないぞ!とにかく、何か上手だったり得意だったりする事ってあるか?やっぱり会話か?」

「あら、そんな事は無いわよ。会話が得意、と言ってしまうとまるで誰とでも会話が弾むような印象になってしまうじゃないの。私はほとんどあなたとしか会話しないし、会話が弾んでいるとも思えないわ。口を動かす事さえまともに出来ない、常に歯茎に麻酔の注射を打たれているような女で悪かったわね」

「だからそんな事思ってないってのに……そもそも会話が弾んでないとしたら僕の責任って気もするけどな……少なくともお前より会話するのが楽しい人と僕は出会った事が無いぞ」

「あらそう。そうして毎日毎日顎の筋肉を動かし過ぎて、疲れて気絶するように眠ってしまうから責任を取れと言いたいのね。あなたを疲れさせる事しか出来ない、有酸素運動とは掛け離れた全力疾走の速度でしか動けないルームランナーのような女で悪かったわね」

「どんな特徴なんだそれは。とにかく僕はいつもいつも会話してて楽しいし、疲れるどころか一緒にいればいるほど元気になれるし、もっと自信持って欲しいぞ。まぁとにかく会話が自分で得意だと思えないんだったら、料理とかはどうだ?ホントかウソか分からないけど、たまに僕の家に来て料理をしてるような事も言ってたじゃないか。料理は得意なんじゃないのか?」

「さぁ、どうかしらね。本当か嘘か分からないけれど、もし私がたまにあなたの料理を作っているとしたら、あなたは全くそれに気付いていないという事になるじゃないの。あなたのお母さんと全く同じような、ありきたりでありふれた当たり障りの無い料理しか作れない事になるわ。独自の味付けも特色も持たない、大勢いるのに真っ先に倒されてしまうような全身タイツの悪役みたいな女で悪かったわね」

「いや、少なくとも僕の口に合ってるんだから僕としては全く問題無いんだけど……まぁホントかウソか分からないから辞めておこう。だったら記憶力とかはどうだ?ほとんど全ての事を覚えておけるってのはかなりスゴイ特徴だと思うぞ」

「さぁ、どうかしらね。以前も言ったけれど、人生なんて良い事よりも悪い事の方が割合としては多いと思うわ。もちろん楽観的な人と悲観的な人とで割合は変わるでしょうね。でも少なくとも私の人生には楽観的に過ごせるような時間は全く無かったわ。その過去の記憶をほとんど忘れる事が出来ないというのはただの悲劇じゃないかしら。あなたやハイジと出会って以降の記憶も含めても、総合的には【過去は思い出したくない】という価値観になってしまうもの。人と違う特徴を良い事に使わず悪い事にしか使えない、歴史に残る知的犯罪者みたいな女で悪かったわね」

「うーん、過去の事はまぁ仕方ないけど、僕はずっと一緒にいたいし、今後はきっと楽しい記憶だけになると思うぞ。お前が楽しかったり幸せだったりするなら僕はそれが一番嬉しいしな」

「……うるさいわね。何なのかしら、さっきから。私の得意そうな事を否定してばかりじゃないの。二度と私に近寄らないでちょうだい」

「こら!僕がいつ否定したんだ!自分で否定してるんだぞ!僕は何もかも魅力的だと思ってるんだから否定するわけないじゃないか。今挙げた内容以外にもまだまだあるぞ」

「しつこいわね。もう散々見せたからこれ以上はもういらないわよ」

「え?見せたって、お前の得意な事について言ってるのか?まだ何も見せてもらってないけど……」

「あら、そうかしら。それはそうとさっきから私に対して妙な事ばかり言ったりして、何を考えているのかしら、みっともないわね」

「妙な事って言われても困るぞ。お世辞やウソじゃなくて本心を言ってるだけだからな」

「あらそう。言わされたのかもしれないわよ」


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