【会話ブログ】甘いものと苦いもの 前編 | 【会話ブログ】

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コーヒー、紅茶と一緒に食べたいもの ブログネタ:コーヒー、紅茶と一緒に食べたいもの 参加中


「コーヒーや紅茶と合う食べものといえば何が一番だろうな」

「んー?それは難しい質問なんだよ。ヒコニかも?」

「彦煮?何だそれは。どんな食べものなんだ?」

「そんなの知らないんだよ!コーヒーという字とピッタリ合わせるにはヒコニとかコニヒとかニコヒとか、そういう組み合わせしか思い付かないかも!」

「ああ、なるほど。僕が言ってるのはそういう文字の話じゃなくて……」

「そして紅茶とピッタリ合わさるのは紅サヘホなんだよ。これはきっと紅サツマイモの遠い親戚のような存在としてどこかにきっとあるはずかも。もしくはサヘエホ糸という、糸状の繊維みたいな加工食品がきっとどこかにあるはずで……」

「そんなわけないだろ!文字の話じゃなくて、単純に喫茶店とかに行った時に何を食べてるのかを訊いてるんだ!」

「ぴー!質問が必ず意図した形で相手に伝わると思ったら大間違いなんだよ!例えば1+1という式も、二つの1がピッタリと寄り添ってくっついてしまったらもう1にしか見えないんだよ。しかも立体的な3次元的な1になってしまって、ひょっとすると1+1=3になってしまうかも?この式を元に戻すには過去に立ち返らなければならないし、そうなると3を4次元的な世界に連れて行く必要があるんだよ。つまり1+1=3=4になってしまって、最終的には1+1=4という式になるのかも?言われてみれば二つの1をクロスするように配置すると4に見えなくもないんだよ」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!もう僕の頭じゃ追いつかないぞ!とにかく僕はコーヒーとか紅茶と一緒に食べて美味しいものを訊いてるだけなんだ」

「むむむっ、コーヒーを飲む最大の目的は眠気覚ましかも。という事は眠気を食べて消化しているんだよ。そして紅茶と一緒に食べるのは紅サヘホかも」

「いや、そうじゃなくて……何も食べないのか?」

「んー?眠気以外?例えばブラックコーヒーを飲む時は何だか大人になった気分なんだよ。だから童心や幼心や子供心をもう隅々まで味わい尽くして食べ尽くしたような状態かも。そして紅茶と食べるのは紅サヘホなんだよ」

「……うーん、食べものの話なんだけどなぁ……飲む時に他にも口に入れたりしないのか?」

「むっ、それはもちろんコーヒーカップも少しは口に入ってしまうし、酸素も一緒に口に入れないと窒息してしまうんだよ。香りを口に入れて鼻から抜けるのも良いカンジかも!そして紅茶と一緒に食べるのは紅サヘホ……」

「もういい!結局何も食べないんだな?僕はクッキーとかケーキとか、やっぱり甘いものが合うと思うんだけどな」

「んー?ミッキーとかミニー?そんな甘いものを食べたら胃もたれをしたり胸焼けになってしまうかも。ペッペッなんだよ」

「こら!失礼だぞ!そもそもミッキーとミニーをどう聞き間違えるとクッキーとケーキになるんだ、全く。今日は話も全然噛み合わないし、どうなってるんだ?」

「むっ、二人が砂糖とシロップをかけたワタアメみたいに大甘に甘いからいけないんだよ。だから私は物凄く苦くてビターな毒舌を言わないと二人と釣り合わないのかも?そうなのかも。違うかも。とっとと壮絶な喧嘩をして別れちゃえば良いんだよ。ペッペッかも」

「あのな……世間のベタベタしてる恋人達に比べるとずいぶんプラトニックな付き合いだと思うぞ。って、こんな事を自分で言うのも変だけどさ。とにかく今までずっと僕達三人は友達としてやってきたんだし、そんな無理してキャラを変えないでいてくれると嬉しいんだけどな。それにどう頑張ってもミニーの毒舌には適わないような気がするし……」

「むむむっ、あんなに甘いミニーを捕まえて毒呼ばわりとはとんでもない爆弾発言かも!ミッキーにとってミニーは毒だったなんて、甘かったはずのミニーはショックで不貞腐れて辛酸になるに違いないんだよ。これはミニーに報告すべきかも?苦々しい展開になれば私が無理に苦くなる必要も無くなるんだよ。ぴゅぴゅぴゅっ!」

「おい!ちょっと待て!毒舌って別にホントの毒の意味じゃないだろ!こ、これはマズイ……!」


続く


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