ブログネタ：ちょっと暑くない？
参加中「何だかムシムシと暑苦しい日もあるな」
「あらそう。二度と私に近寄らないでちょうだい」
「え？何で？」
「うるさいわね。どうせ【この色ボケ女は僕の事が好き過ぎていつもいつも熱を帯びてしまって全く手が付けられない。ひんやりして気持ち良い真っ黒の石だと思っていたのに、熱した途端に真っ赤になって全然温度が下がらないじゃないか。スープが冷めないように熱々の焼き石を入れる余計なサービスが売りのラーメン屋みたいなものだ】とか思ったんでしょう？大した気温でもないのに蒸し暑い想いをさせて悪かったわね」
「誰もそんな事言ってないぞ！お前が原因で蒸し暑くなってるわけじゃないし。って言うか自分でそんな風に思ってるのか？好き過ぎるって言うくらい好かれてるなんて物凄く幸せだぞ」
「……うるさいわね。何を幸せそうな暑苦しい表情をしているのかしら、腹立たしいわね。蒸し暑い原因が私じゃないならとんだ思い違いじゃないの。私が好き過ぎるから熱を帯びてしまうと言ったのよ」
「うっ、そういえばそういう事になるな……全く。とにかく最近は何だか蒸し暑くて不快な日があるな」
「あらそう。あなたが不快でイライラすると一体どうなるのかしら？まさか私を見た瞬間に殴りたくなったりするんじゃないでしょうね、恐ろしい。凶暴で暴力的な内面を隠された状態で付き合い始めてしまった私の無念と怒りはどこにぶつければ良いのかしら。今後はあなたを見かけるたびに引っぱたく必要があるわね」
「お前の方が凶暴で暴力的じゃないか！そんな推測だけで引っぱたかれたらたまらないぞ！」
「うるさいわね。冗談よ。それより不快だったら得意の脱衣でもしていれば良いじゃないの。その代わり私の目の届かないところでやってちょうだい」
「服なんて脱いだ事無いってのに。それに全裸じゃ汗も服に吸収されずに流れ落ちちゃって、かえって暑いような気もするぞ」
「あらそう。流石に全裸に関する知識は一日の長があるわね。他にも何かあれば発表しておいた方が喜ばれるわよ」
「え？うーん、汗ってのは蒸発する時に気化熱で体温を下げる効果があるから、汗が出てる間は実はなるべく拭き取らずに放っておく方が良いらしいぞ」
「何を言っているのかさっぱり分からないけれど、それは暑さ対策の知識じゃないの。私は経験者しか知らないような、驚きの全裸体験について訊いているのよ」
「そんなの僕も知らないぞ！何なんだ驚きの全裸体験ってのは！小学の時にわざわざ全裸にならないとトイレで用が足せないクラスメイトがいた、とかそういうのか？」
「まぁ、あまりインパクトのある話ではなかったものの、しっかりネタを持ち合わせているクセに出し惜しみしたりして。もったいぶって中々全裸にならないあなたらしい行動だったわね、腹立たしい」
「……何か僕が全裸になるのを期待してるとも受け取れる表現って気がするんだけど……まぁ全裸になんてならないけどさ」
「ムシムシするのにはむしろ他の理由があると思うわ。例えばムシムシという表現をもう変えてしまうくらいの思い切った改革が必要じゃないかしら。既存の概念に捉われている人は嫌いなのよ」
「全裸にならないって言った途端に聞こえないフリをしないで欲しいんだけど……」
「うるさいわね。無視無視よ。こうならないためにも表現を変えなければならないと言っているのよ」
「お前の気持ち次第って気がするけどな……全く。って、表現を変えても蒸し暑いのには違いは無いと思うぞ。どんな表現にするんだ？」
「うるさいわね。むしろ他の理由、と言ったじゃないの。ムシムシではなくてムシロムシロにすれば良いのよ」
「ムシロムシロ？それに言い換えるだけで蒸し暑いのが解消されるとは思えないけど……どういう理由なんだ？」
「ムシロムシロを漢字にすると治治になるじゃないの。蒸し暑いのが治まるんじゃないかしら」
「ホントだ。治まるって字になる……って、それじゃやっぱり蒸し暑いのは蒸し暑いままだと思うぞ」
「うるさいわね。ムロムロするわよ」
「今度はどういう意味なんだそれは？さんずいを取って台台か？」
「………………」
「おい、ちょっと」
「………………」
「と、突然どうしたんだ？」
「………………」
「ん？メモ？筆談するのか？声が出なくなったんじゃないだろうな」
【無口無口よ】
「分かりづらい！結局は無視無視に近いし！」
「…………（言わなくてもクリックくらい出来るわよね）」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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