【会話ブログ】辞められたらとっくに辞めているわよ | 【会話ブログ】

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なかなか止められないクセは? ブログネタ:なかなか止められないクセは? 参加中


「辞めたくても中々辞められないクセってあるな」

「ええ、そうね。授業中につい私を見てしまう事とか、授業中につい私の事で頭がいっぱいになってしまう事とかかしら」

「さ、流石に鋭いな……でもそれは別に辞めなくて良いクセなんじゃないのか?」

「あらそう。それなら部屋に一人でいる時につい私の名前を呼んでしまう事とか、聞こえてもいないのにおはようとかおやすみとかの挨拶を口走ってしまう事とかかしら」

「そ、そんな事……無意識にしてる……のかもしれないな……でもそれも辞めなくて良いと思うけど……」

「何をごにょごにょ聞かれたら困るとか言って控え目な性格をアピールしつつちょうど相手に聞こえるくらいの小声で声に出して相手の反応を窺っている卑怯な男のように呟いているのかしら、気持ち悪いわね。それならつい私との楽しい思い出を振り返って思い出し笑いをしてしまいそうなほどに嬉しくなってしまったり、怒られた思い出を振り返って思い出し泣きをしてしまいそうなほどに悲しくなってしまったりしている事かしら」

「まぁ確かにそれはあるな……って、そういうのってクセとはちょっと違うんじゃないのか?思わずやっちゃう仕草とかそういうので辞めたいと思ってる事ってあるか?」

「さぁ、どうかしらね。あなたは何かないのかしら?」

「うーん、そうだなぁ。何かあるかな。辞めようと思いつつ寒い日はついポケットに手を入れて歩いてたりするかもしれない」

「あらそう。寒いのにどうして手を繋いでくれないんだろうとか、寒いんだから腕を組んだりしても良いのにとか、あわよくば肩を組んだり抱き締めたりするのも季節によっては、いえ、むしろハプニング的に一年中発生しても恋人なんだから文句は言われないんじゃないかとか、そういう事をつい考えているのね、いやらしい。ある程度は健康的な高校生だと微笑ましく許されるかもしれないけれど、あまりいかがわしい妄想がクセになるとクセ者として警察からマークされるようになるわよ」

「別にそこまで具体的に考えてるわけじゃないぞ!そりゃそうなれたら嬉しいけど……お前に嫌がられてまでしたくないし……」

「うるさいわね。私が嫌がるかどうかなんてどうしてあなたに分かるのかしら。訊きもせずに勝手に自分で判断して卑屈になって身を引いてしまうのはいかにも現代人らしい特徴ね。草食系とか何とかいう特徴を自らに装飾して楽しんでいるのかしら?でも何も行動を起こさないのは草食にもなり切れていないわよ。断食系とか絶食系とか拒食系ね。そういう考え方をするクセを辞めた方が良いんじゃないかしら」

「うっ、確かに……訊くまでもなくお前は嫌がるだろうな、って思い込むのがクセになっちゃってるな。じゃぁその……抱き締めても良いのか?」

「私の辞められないクセについてだけれど、もうこれ以上話すまでもないからそろそろこの話は終わりにしましょう。あなたはだって全部話したもの」

「せっかく勇気を出したのに完全に無視しないでくれ!全く……これ以上話すまでもないどころか、まだお前は何も話してないじゃないか。僕だけじゃなくてお前の辞められないクセも何か聞かせてくれないかな」

「違うわよ。あなたになって全部話したもの、って言ったの。最初からずっとあなたのクセを言っているようで私の事を言っていたのよ。そのままなんてみっともなくてとても言えないわ」

「えっ?そうだったのか?えーと、何て言ってたっけ……」

「つい家の前をウロウロしてしまうとか、屋根に潜んで一晩明かしてしまうとか、時には家の中にまで侵入してしまうとかよ」

「思い出そうとしてるんだから余計な情報を上書きしないでくれ!」


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