清麿の地景には2種類あることがわかりました。
地景にそれに沿うようにして鍛接面の白い部分が必ず出てくる刀があります。
これは明らかに炭素量の多い鋼を 炭素量がより低い鋼に挟み込んで鍛接しているのでしょう。
こういう製法は鍛接で鋼に模様をつくるダマスカス法であり西洋でも東南アジアでも行われている方法です。
あまり価値があるとは思えません。
前回書いたように鋼自体のなかに地景のある鋼を作り出せたときに鍛接面隣接の地景でない本物の正宗と同じ地景がでます。
清麿の刀の一部にのみそれが出ているということは彼の使った鋼に2種類あったと推定されます。
もちろん正宗と同じ地景のある作品が彼の作品の最高峰でしょう。
清麿に改名してからの作品にこの地景が多いようです。
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